作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 諏訪湖で4年ぶりの神御渡り 】

2012-02-06 18:31:37 | 02 華麗な生活

湖面に張った氷が湖の真ん中辺りでせりあがり、あたかも
神の通り道かに見える現象が
今年は見られたという。

古事記にいわく。
出雲の国(今の島根県じゃなく、もっと広大な土地)を、
天照大神の所領に
差し出せとの命を伝えに、天上界から
タケミカズチノカミが使者として大国主神の許へやってくる。

大国主神は二人の息子と相談の上で返事すると言い、
長男のコトシロヌシは天の神の仰せ
には従うと言い残し、
沖の岩島に逆さに身を貫いて自死した。
抵抗したが力及ばず殺されたと見てとれる。

次男のタケミナカタは抵抗し、タケミカズチとの戦いになるが、
力の差は歴然と逃げ出し、遂に
諏訪湖まで逃げたが、
タケミカズチに追いつかれ、生涯を諏訪湖に住いする約束で
生命を
助けてもらった。

当時の出雲国の範囲が、諏訪湖まで及んでいたと推定される話である。
大国主神も、多くの国々の主の意であろう。




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