作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 摂津本山界隈 】

2011-01-31 09:54:28 | 02 華麗な生活


木曜日ごろから上の歯がぐらついている。
で、朝一番にN先生の歯科を訪れた。
ボクは何年か前にインプラントをしているから、
N先生に頼るしかない。

この先生も阪神大震災の犠牲者である。
震災の前には摂津本山駅の南側にあった
アーバンライフというマンションビルの一階で
立派な設備の歯科をやって居られたのに
そのビルの一階店舗部分がぺしゃんこに
押しつぶされてしまった。

患者のカルテを取りだすのにも苦労があった
と言われる。最初は仮住まいのつもりで駅の
北側で開業されたのが、なまじ客が多くなり
もう移転はできませんと笑っておられる。
長らく東灘区の歯科医師会長をやって居られた。

ボクとは同じスポーツクラブのサウナの中で
再会した。お互いに裸だから、最初は誰と
判明しなかった。初対面感覚で名乗りをあげて、
や~や~となったのである。

クルマのガソリンが切れかかっていたから、
震災前に住んでいた辺りの散策を兼ねて、
国道二号線沿いに二軒並んであるスタンドへ。
勧められて、手洗い洗車とワックス仕上げも。

この辺りに喫茶店はないかと訊ね、時間待ちに
行ったら、ハナシがはずんだ。
実は昨夜の午後10時49分に震度3の地震が
あった。お互いに16年前の悪夢を思い出したり
しているうちに、ボクのケータイが鳴った。

洗車ができた会図であった。この界隈も随分と
変わった。ダンヒルという用品店が焼き肉屋に
なっていたり、名前が売れているラーメン屋が
出来ていたりだ。



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