作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 フランケンワイン 】

2012-06-05 16:37:36 | 02 華麗な生活

ドイツワインといえば白だが、ドイツ人に言わせると
「ドイツで赤を飲んでいるヤツを見たら、そいつはフランス人だ」


ドイツとフランスは、今でこそEUの二大牽引車だが、長年にわたり
戦を重ね、領土も取ったり取られたりで、第二次大戦後フランス領
に入れられたアルザス地域の首都ストラスブールも、現地人は今も
ストラスブルグとドイツ語で表す。


政治の世界はまた別だが、庶民間では仏独は、まことに仲が悪い。


日本には輸入量も少ないようで、あまりお見かけしないが、フランケン
地域で生産される、白ワインには極上と言えるものがある。


ロマンティック街道の中心地、ローテンブルグの町の真ん中とおぼしき
辺りに建つ、ホテル・アイゼンフットの、ヴェランダで供されたワインは、
決してビンを見せてはくれず、樽から汲みだしたものをデカンタで堪能した。


市販されている、ビンは独特の形状で、平べったい円形のビン入りである。
何本か試したが、あの時のアイゼンフットの再現は成らなかった。


デカンタを二個、盗んで来たのだが一個は95年の神戸を直撃した震度7
でやられて微塵となった。

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