元日恒例となった、元日午後八時に始まるウイーン楽友協会
からの生中継で、2012年も居ながらにして、シュトラウス
音楽の世界に浸ることが出来た。
ここ数年、ややマンネリ化したかとの思いが無いでもなかった
のだが、今年は選曲にも相当な工夫の跡が見られ、チャイコ
フスキーのバレエ曲も組み込まれたりで、ロシア人の指揮者
マリス・ヤンサンスの躍動的な指揮ぶりにも魅せられるところ
大であった。最初から三曲続けて、新曲が入っていて、今年は
少し違うぞと思わせた。
毎年のことながら、観客席に日本人の姿がちらほらする。
この寒い時期に、わざわざ出かけて行った旅行者なのか、
それとも優雅な駐在員生活をエンジョイしている人達なのか、
せっかくウイーンに駐在経験を持ちながら、コンサートなんか
に殆ど行く暇もなかった会社人間には、当時は大晦日の夜に
行なわれていた、毎年恒例のこの演目にはご縁がなかった。
今思うと残念である。もう少し、会社の仕事を手抜きしても
良かったんじゃなかったか。
時々カメラが写すシーンの中に、アッヘンゼーから出るSL
列車の走る場面もあった。それに乗ったのも、サラリーマンを
辞めて、独立した仕事が軌道に乗ってからのことである。
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