作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 ヨーロッパにEUとユーロが出来た理由 】

2012-10-02 15:26:41 | 02 華麗な生活

欧州全土にかけて、多くの国があり、互いに戦争をした
過去を持ちながら、二度の大戦で戦勝国も敗戦国も
互いに大きく傷つき、もう戦争はやめようとなった時に
共通する価値観が存在していたことが大きい。

共通の価値観とは、キリスト教である。
キリスト教にも、多くの別流・別派があるが、大きくは
カソリック・プロテスタント・東方の三つに分かれる。

問題が多いギリシャは、ギリシャ正教という別流の国で
ロシア正教のロシアとかブルガリア・セルビア等と同流だ。

使っている文字も違う。
ヨーロッパの共通の文字は、お馴染みのローマ文字だが、
ギリシャを含む東方では、ギリシャ文字を使うし、ロシアや
ブルガリアでも、ローマ字は通用しない。

ロシアに行った人が、良く言う事に、レストランをロシア語では
ペクトパートと言うのだがあるが、それは間違い。
ローマ文字で呼べば、ペクトパートと読めるが、それが実は
ロシア文字でのレストランという発音なのである。

PECTPAHTは確かにペクトパートと読める。

Pはローマ字のRに、CはSに、そしてHはNに相当する。

ソ連時代に、オリンピックに大群を送り込むソ連の選手は
胸にCCCPとの表示があった事を覚えて居られる向きもあろう。

あのCCCPは、だからローマ文字に変えれば、SSSRでソ連の
意味であった。

ボクの切手コレクションの中に、僅かだがCCCPの切手もある。

ブルガリアのソフィア空港には、COФИЯ としか標識が無かった。


ところで、カソリックの教えでは、働くのは罰を受けたからで、苦痛を
伴う。プロテスタントでは、仕事は天職であるとの教え。

だからプロタスタントが多いドイツが、安いユーロを武器にして
稼ぎに稼いでいるが、多くの南欧諸国はカソリックだから、苦痛を伴う
罰を受けたくないとなる。





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