国民栄養賞も文化勲章も貰った人が、10日に都内の
病院で亡くなったことが、14日まで明らかにならなかった。
92歳になっていたが、これも一種の孤独死である。
森光子さんに、直接お会いしたことはない。
だが、社会人に成りたての22歳からの数年を、西宮市に
あった会社の独身寮で過ごしたが、道を隔てた目の前に
建っていたアパートに、若い頃の森さんが住んでいたと
聞いていた。
稀に北新地に飲みに連れて行かれ、深夜に至って先輩に
「ここからは一人で帰れ」と放り出され、ポケットの有り金を
勘定しながら、タクシーで帰るときに「森光子の前」と言えば
殆どの運転手が知っていた。
ついでながら、夫婦漫才で鳴らした、蝶々の相方、南都雄二
も蝶々から逃げ出して、若い女と同じアパートに居た。
傍にいながら、お目に掛かる機会はなかったが、ご冥福を。
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