ボクが十月に出版した「炎の商社マン」という小説は、
ボクがかつて在籍した商社が、経営陣の失敗で
傾いていった経緯を基に、他に生き残り発展できる
方法論があった筈との、ボクが抱いたロマンを物語
にしたものです。
この商社は結局は、トヨタ・グループの会社に救済合併
してもらい、社名も消えたのが現実ですが、小説の中
でボクは、救済してくれた会社の経営陣以下に、無礼
と受け止められて仕方がない書き方をしています。
にも関わらず、その会社のF会長が、なんと社内メール
を使って、全社員に「炎の商社マン」を、読むべきもの
と推奨してくださったという情報を得て、ボクは大いに
恐縮し、かつ感動し、こんな心の広い経営者の下に
引き取られた後輩社員たちは、間違いなく幸せに
なれたんだとの、歓びに包まれました。
吸収された、すなわち潰れた会社(ボクが居た)の、
末期の社長連は、F会長とは全く反対の、エゴイスト
が三人連続し、F会長が行っておられる、全社員宛て
の社内メールでの通信など、考えの中にも無かった
狭量な愚弄者ばかりだった。
やはり、あの小説は世に出して良かった。幸いにして
大手書店の応援を受けて、有名作家並みの扱いを
頂いています。
パパゲーノ
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