作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 不幸な日本に不幸な政治 】

2012-03-23 09:57:40 | 02 華麗な生活

鳩山・菅・野田と三人も総理を作った民主党だが、
選挙用のマニフェストを云々する以前に、大事な政治は
何も行なわれていない。やっていることは内部抗争と
財務省の意を戴しての増税路線の強化だけ。
看板の社会保障の充実なんて掛け声だけだ。

財務省に勝とう事務次官が居て、これが切れ者らしいが、
野田が副大臣の時代に、先ず勝に信服し、すべては勝の
言うなりになった。次いで安住が財務大臣となって
これまた勝に信服した。だから安住も、日本経済の景気に
関係なく、財務省の望み通りに増税路線をひた走る。

社会保障の中味というか、内訳が明らかにされない。
野田も本当は知らんのだろう。
そうでも思わないと、政治そっちのけで、内部抗争に
明け暮れる民主党の体質を読み間違える。

この間に原発の稼動が止まり、東電は権利と称して
電気代を値上げしようとするし、厚生年金は、消えた
年金問題もうやむやのまま放置。その間に国民年金機構と
看板を変えて、多くの年金関係者が、年金資産運用会社に
天下りした。顧問として運用の指導に当たったらしい。
そして国民が知らぬ間に、年金運用したはずのカネが消えた。

消えた年金の第二幕だが、まだ芝居の全景が見えていない。
分かったのはシロアリがウヨウヨしていた社会保険庁が、
シロアリ駆除を怠ったまま、国民年金機構の看板を
付け替えたってことだけ。シロアリは何匹いたのか、
何百の単位に上ることだけが判明。

中国海軍は、尖閣列島を「確信的利益」の場所だと広言を
始めた。日本政府は防衛の何たるかを知らぬ素人ばかりを、
防衛大臣に任命する。自衛隊には若手の兵が居なくなっている。
士官と下士官ばかりの、老化組織になっている。

財政悪化も大いに進んだ。返済の目途も立たぬ赤字国債が
乱発され始めて久しい。
これが民主党政権なるものの総括である。
不幸な国の不幸な政治と言って正しかろう。


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