キプロス問題は、一応の決着を見たが、いずれ再燃する
事は間違いない。
キプロスは、いわばギリシャの財政破綻のあおりを食った
犠牲者とも言うべき立場で、何度もあったし、これからも
必ず起きるであろう、ギリシャ問題は、最終的にはギリシャ
のユーロからの離脱と、かつての通貨ドラクマのデフォルト
で幕を閉じる。
問題はギリシャの後に続く、財政難の国々である。
世に言われるPIIGSは、いずれ連鎖的にギリシャの跡を追う。
最終的には、イタリア・フランスといった、大国が破綻して、
さすがのドイツも支えきれなくなるだろう。
ドイツは長きにわたって、「弱いユーロ」を武器に、大いに稼いだ。
その巨額な利益は、日本円の独歩高に喘ぐ、日本企業の犠牲
の上に成り立っていた。
あらためて、白川は無能な日銀総裁であった。
まさに恩師、浜田紘一氏の嘆きを聴くがよい。
東京市場は、一応のキプロス問題の結末を好感した形で、
日経ダウも反発し、為替市場でも日本円は、有るべき位置に
戻ろうとしている。
東京のサクラ見物客は、久方ぶりにビールで酔い、やはり発泡酒
よりも美味いと、プチ贅沢の幸福を思い出した様である。
国民が「プチ贅沢」を謳歌する時、安倍総理の再登場の意味が
見えてくる。大いに「プチ贅沢」を味わうべきである。
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