中国は歴代王朝が最後の清の崩壊で潰れてから百年目
を迎える。
国内の貧富の差は激しく、都市部と農村部では生活水準
に大差がある。
共産党の内部にも、太子党という共産党らしからぬ存在が
あり、江沢民がその太子党の精神的支柱となっている。
江沢民が死んだことは間違いなかろう。少なくも入院中で
あった。84歳がいつ死んでも不思議じゃないし、たとえ
人工的に生命維持装置で生きていたところで、そんな物は
植物人間同様である。
つまり習近平は、最大の保護者を失ったことに変りはない。
胡錦涛には、またとない巻き返しの時間的な余裕が生まれ
た。意中の後継者は、太子党の出身者ではない。
毛沢東の死後、華国峰という不思議な人物が登場してきた。
毛のかくし子だと言われたが、国家主席の座について三年
で失脚した。中国の共産党はかくも一枚岩では無いので
ある。
中国当局が江沢民の死去を隠せば隠すほど、太子党に
とって影響が大きいことを意味する。
江沢民ほど日本に取って嫌なヤツは居なかった。
ヤツはすでに死んでいる。日本にとって朗報である。
中国にとっても朗報であろう。
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