【 日銀が漸く「物価上昇」をクチにした 】

１％だが、物価上昇を明示したのは、ノロマな日銀にしては
画期的なこと。中味はといえば、国債買い入れ資金を、年額
４０兆円にしたことだけで、政府の安易な財政に協力しようと
いうことで、「攻め」の姿勢に転じたとは言い難い。

国際的なハゲタカが狙う、日本国債の叩き売りが、先延ばしに
なるだけがプラスかな。１％を英語で初めて「ゴール」と言った
ぐらいが、目立つといえるかも。

日本の巨大銀行が、それぞれ自己資本比率を高めているが、
国債しか買わず、民間、特に資金需要がある中小企業には貸
さないという姿勢を貫くだけのこと。

いまや巨大銀行は、特殊法人化した。
「官」が出来ることを「民」もやる。
小泉の理念はどこかへ飛んで消えた。

安住を大臣に、財務省は更に国債依存を高めてくるだろう。
経済成長には、民間に資金が出回ることが、必須条件だ。
安住は、いや民主党は、経済成長の意味を知らない。

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