作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 哀れな小魚 】

2012-02-09 14:00:24 | 02 華麗な生活

昼食には大抵コンビニのおにぎり2個に即席味噌汁といった
粗食が続いている。六甲アイランドにも食べ物屋ぐらいはあるが、
美味い店と
なると、まず無いといった方が正しかろう。


NHKのテレビを見ながら食事をしていたら、ワカサギを釣る場面が
出ていた。ワカサギは公魚と書く。名前からして何となく尊い魚の
ような気がする。そんな高貴な魚を、氷結した湖に穴を開けて、
光を求めて集まってくるワカサギを釣るのである。釣られたワカサギ
たちは、その辺りの氷の上に投げ出される。


しばらくは跳ねて抵抗の姿勢を示しているが、だんだん身体が
冷えてきて凍ってしまう。哀れである。
釣り人が残酷な人間に見えてくる。NHKのレポーターは無邪気に
喜んで釣りたてのワカサギを天麩羅にして、それを入れた蕎麦を食べて
美味いとはしゃぐ。こいつも残酷派の一味である。


天井が凍ったら、湖の中はやはり暗いのだろうか。あそこに明かりが
見えると、開けた穴の下に集まってくるのだろうか。そこにエサが
あると見て、食いついたら釣られるのだろうか。釣られたら氷の上に
放り出されて、冷凍魚になるんだぞと教える教師は居ないのだろうか。


国会は第四次補正予算が通って、一段落をみたのか、前原の与党質問を
野田が悠々と答えている。馴れ合いのゲームを見る想いで面白くも
なんともない。前原は日本経済は、名目成長率を高めないとダメに
成ると言い、野田がその通りと応えるが、野田に名目成長率とか、
それを高めるためには政治は何をすれば良いのか分かっているのか。

たぶんノーだ。


この間クビになった中川正春が、またも大臣に帰り咲いた。この仁は
小沢よりか、距離を置いているのかで人選をしなきゃならんから、
野田も苦労をする。そして、立ち上がれの元気老人、片山虎之助に
詠嘆調でからかわれる。こんな徒党に政治を任せていて、経済も防衛も
本当に大丈夫なのか。





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