作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 発足直後の新幹線で(いつも珈琲があった30話) 】

2014-04-13 17:46:32 | 03 いつも珈琲があった

64年といえば、東京オリンピックのあった年。
10月10日の開会式に先んじること10日前に、新幹線が
東京ー新大阪間を走りだした。

当初は「こだま」だけで、所要時間が4時間だった。
自民党の副総裁に、大野という岐阜出身の男が居り、その男の
我田引鉄のゴリ押しで、岐阜羽島に駅ができた。

新幹線には食堂車もあったが、それは「ひかり」以後のこと。
「こだま」にはビュッフェだけで、列車が岐阜羽島に着くと、社内で
ビュッフェで飲食する乗客が窓に向かって座っている目の前に、
多数の岐阜県人が見物に来ている。

コーヒーを飲んでいたボクも、水族館の金魚の状況に曝された。
当時の新幹線の先頭車両は、もちろん0型で、流線形ではなかった。

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