作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 ボクの会社では美味い珈琲が(いつも珈琲があった24話)】

2014-03-28 18:20:19 | 03 いつも珈琲があった

土日祝日は会社が一流企業並みに休みになりますが、
月から金までの平日には、午後3時半頃になると、ボクの執務机が
置いてある辺りまで、ブ~ンと良い香りが漂ってきて、珈琲タイムだと
知らせてくれます。

珈琲豆は吟味に吟味を重ねて選び抜いたものしか使わない。
だから神戸で一番美味い珈琲は間違いなく、我が社の珈琲だと、自信
を持って言うことが出来ます。

隣に在るベイシェラトンホテルのレストランが出す、コーヒーなんて眼じゃ
ない。だからホテルの会員であるボクには、レストランの従業員も誰もが
ボクがコーヒーを注文する訳が無いと心得ていて、到底カネが取られる
資格がない、不味い色つき湯を勧めはしません。

ボクは透析が無い火曜と木曜には、朝から会社に来るが、その二日は
男子社員が朝の珈琲を淹れる事に成っています。
それを「ボーズ・サービスデイと呼んでいる。
この習慣は、ボクが大阪市の「川向う」と呼ばれていた、西中島に小さな
オフイスを構えた時からのことで、当時はボクが一人で淹れて一人で飲む
ものでした。

ボクは今でも新入社員が入ってくると、先ず珈琲の淹れ方から指導する。
濾紙に入れたコーヒーの豆、もちろん挽いて粉状になっているが、その
全体が美味い珈琲作りに参加するのだと、説きながら淹れて見せる。
しっかりと熱湯になじませたコーヒー粉に、いいか、全員参加で珈琲を
作るのだぞと囁きながら。

ボクに言わせると、パナソニック等が作って売っている、コーヒーメーカー
なんて代物には、全員参加の気持ちすらない。美味いコーヒーがあれで
得られる訳が無い。


今も午後の珈琲タイムを愉しんでから、このブログを書いている訳です。
六甲アイランドまでお越しになれば、ボクが得意の技でお淹れしましょう。

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