今日の日経夕刊が届いたから、紙面を眺めたら一面の
左隅に、いきなり「ウナギ高い」との見出しがあった。
世界的に稚魚が不漁だそうで、台湾産などの輸入品も
急騰していると書いてある。
もう15年ほども前の話だが、淡路島でガソリン・スタンドを
経営している人の話を思い出した。
淡路島の中ほどを流れる三原川の河口に、夜中にゴムの
長靴を履いて入り、電線を切って垂れ下がったのを川に
入れると、フナやモロコなどの魚と共に、ウナギの稚魚が
感電して浮き上がり、腹を横にして苦しがるのだと言う。
目的はウナギの稚魚にあり、浮いているヤツを片端から
拾ってバケツに入れる。一匹百円で養殖業者が買い取って
くれるそうだ。
三時間も働いたら、軽く三万円ほどになりますと、
事も無げにその人は言った。
本業のガソリン・スタンドは赤字だが、夜中の働きで穴埋め
をしているんだと。
電気は関西電力の電線から盗むわけだし、コストはゼロ
だから「儲かりまっせ」とのことだった。
今度一緒に行きましょうと誘ってくれたが、夜中に盗電して
長靴姿で逮捕されたら、名前が新聞に出たら困ると思い、
せっかくのお誘いだったが、まだ行っていない。
今でもカツオ節の削ったものが大好物。東北ではカツオ節
の加工はやらないのだろうか。あれぞ日本の食文化の華だ。
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