昨日の事だがヤマダ電機に行ってテレビ売り場を眺めた
感想を書くことにする。

実は今使っているソニーの46型が、もはや生産もされて
居らず、八年か九年前に購入した時点では、販売中のTV
の中でも、別格の高値の物を敢えて求めたのであったが、
最近の薄型全盛の中で、明らかに老朽化して、最新型を
求めに行ったのだった。

結局は55型のソニー製品を買うと決めたのだが、9インチも
大きな液晶を用いた品が、価格的には四分の一以下に成って
いる。バックライトがLEDに代わり、明るさがまるで異なる。

ボクは安倍政権を支える為に、「消費は美徳」を実践する気に
なっているから、こうして未だ充分に使用に耐える物まで買い
替えるのである。

ヤマダ電気の社員は、マナーも悪いし商品説明も充分とは
言えない。今の日本では、こんな量販店が大卒の大量求人先
となるのかと、日本の雇用を考えて暗澹たる気持ちになった。

NTTの社員が多数、応援社員として派遣されていた。
小泉内閣は竹中平蔵を起用して、規制緩和に突っ走りハケン
業者を肥らせた点で、悪い政権だったと言い切れる。

公正取引委員会は、量販店がメーカーに応援社員を求める事
に異議を唱えているが、社員の質が悪いのだから、メーカーの
人間が居ないと客が困ることになる。

シャープ、ソニー等の名門企業は、今からでも自社製品を自社で
売る方式に変えないと、いつまでも量販店に価格を握られて、廉売
の憂き目に遭う事に成る。自動車を見習って、自社販売に取り組む
べきではないのか。