「ベルセルク 『悲願華(ひがんばな)の章』
理想郷やなろう、ピクシブではなくよろず小ネタ掲示板より今日は持って来ました。
某グロエロ中世ファンタジーの『ベルセルク』のガッツ一行が『恋姫無双』の世界に移転しまう話であります。
文章、そしてストーリーの構成もなかなかのもので、
今後に期待、といいたい所でありますが残念ながら4話でエタッています。
程いいところで終わっているので短編として楽しめることができるでしょう。
――強い。圧倒的に強い。
その他、胸につけている飛刀、腰に付けている様々な雑嚢、明らかに戦場仕様なその重装備の数々。
何よりも―――そう、今の今まで魅入るのを必死で止めていた、その大剣。
大きく分厚く重く、そして大雑把すぎる、正に鉄の塊。何の飾りもなく、されどその創られた目的は分かりやすく、それ故に美しい。そう、あれは目を奪われる。どんな武将も名将も絶対に目を離せなくなる。
彼女のよく知っている女の配下に、あれとよく似た武器を持っている者がいるが、決して違う。
大きさが二回り大きい? 厚みや幅が全く違う? そんなのでない。口にはしにくいが、アレは武器というよりも何か…………もっと別の、何か。
――欲しい。
欲しい。欲しい。この男が、欲しい。
全身の産毛が逆立つほどに、思わず口の端が開いてしまうほどに、華琳は歓喜が極まった。
直感した。この男は間違いなく“本物の”黒い剣士なのだと。
そして、この大陸――いや、世界の頂点に立てるほどの武の持ち主なのだと。
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