小麦 （２）

今年、北海道の小麦が成育期の低温多雨により
大幅な減産になっています。

近年の国産小麦の需要が大幅に増えたこと、生産減なことで
次期の小麦が収穫できるまで
国産小麦の市場は大きく乱れそうです。

現に、粉屋さんからも「創業以来初めて・・・」と大きな戸惑いと共に
またお手紙を頂きました。

販売を休止するもの、販売制限をかけるもの・・・
今後１年間の供給を完全にストップさせないために
今あるものを大切にしていかなければなりません。

「あたり前にあるもの」と甘えていた考えに、
今年の出来事はちゃんと考えなさいと教えてくれたのかもしれません。

北海道産のこの小麦に出会ってから８年という月日、
いつも変わらず届けてくださっていたことへ大きな感謝を覚えます。

バターが不足していたときも、使わないパンを作ろう！
なんてあんまり困った感じはなかったけど、
粉はパンそのもの。
粉を替えれば大きく味も変わります。

私自身もどのように乗り越えていくか、
まだまだ動揺しています。

お教室でも、より身近にパンを焼いて頂きたいと材料の小売りをさせて頂いてますが、
国産小麦に関しては大変申し訳ないのですが、
しばらく販売は休止させて頂きたいと思います。

ご理解をよろしくお願いします。