おうちパン屋

八ヶ岳の麓で、田舎暮らし16年目。ママパン屋しています。

屋根完成です

2009-09-04 09:36:13 | パン小屋
大工のKちゃん渾身の作、
杉板を何枚も重ね合わせて作る木の屋根「シェイク」が
完成しました!
富士見の自宅で伐採した杉を製材しては、貼り付けに来てくれて
完成までに1週間かかりました。

本当に本当にありがとう&お疲れさま。

実に8mの杉の丸太8本分!!
片屋根に4本ずつが乗っかっていることに・・・
重さ自体は分散しているので問題ないと。
でも木の命をこんなに乗せて、なんて贅沢なんだろうと身震いが出ました。

    


木は夫婦揃って大好きです。
今回小屋を建てるのにイメージしていたことがあります。

2人が好きな写真家星野道夫さんは
木の古びたトーテンポールが立ち並ぶクインシャーロット島を何度も訪れています。
昔、外国から持ち込まれた病気で島は壊滅状態に。

先住民たちはトーテンポールを墓として祀っていました。
一番てっぺんには遺体を乗せて・・・
それが栄養分となり、次の草木の命になっていくのです。

木は朽ち果て自然に還る。いずれ形が無くなり存在すら消えていく木の文化。
逆にずっと遺していきたいと願う人々の石の文化。
日本人はどちらかというと後者になるのでしょうか。

でも、私たちは理想は木の文化に添っていたい。
実際かなり難しいことなんですが。。。
そんな想いをつなげてくれるKちゃんに会えたこと、
ただただ感謝です。