小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

「忙しい」は、謙遜を装った自慢である

2017-01-22 09:47:24 | インポート
「忙しい」と言う人が本当に言いたいのは「自分は有能」だということ。
アメリカの研究者に関するネット記事を興味深く読みました。



以下、自分用メモに。

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「忙しい」と言う人が本当に言いたいのは「自分は有能」だということ。

研究者は、「自分はとても忙しい」と人に話すのは、実は謙遜を装った自慢であるということを発見しました。
アメリカ人は、過密スケジュールを功績やステータスと関連づけていたのです。
つまり「私は忙しい」と言う人がいたら、その人が本当に言いたいのは「私は有能だ」ということなのです。

研究チームをこの結論に導いたのは、とても興味深い一連の実験でした。
ボランティアの参加者に、架空の人物を短い説明文とともに提示し、その人物のステータスを判定させたのです。
その結果、「スケジュールがいっぱい」「ブルートゥースのイヤホンをしている」「スーパーのデリバリーサービスを利用している」といった、その人物が超多忙であることが示唆される説明を見ると、参加者は一貫してその人の価値や功績が高いと評価しました。

仕事を忙しくしていることがステータスになったのはなぜ?

自分の忙しさをアピールすることで自分を良く見せ、その結果として他者から評価される人もいますが、「それは変な話だ」という研究者のコメントが『ハーバード・ビジネス・レビュー』のブログが紹介する研究結果に載っています。
何が変かというと、昔からステータスを示す究極のシンボルは、できるだけ何もしない優雅な生活だったからです。
昔は、貴族階級のあいだでは一生涯にわたってまったく働かないことが究極の権力と地位を象徴していました。
いったい何が変わったのでしょうか?
「のんびりすることがステータス」から、「忙しいことがステータス」に変わったのは、知識集約型経済が発展したことに関連しているのではないかといえます。

知識集約型経済の雇用市場では、雇用主やクライアントから重宝されるような能力や意欲などといった人材の資質を備えた個人に需要が集まり、引っ張りだことなります。
したがって、自分がいつも仕事で忙しいと人に言うことで、自分が引く手あまたであることを暗に示し、自分のステータスを高く見せようとしているのではないか、と研究者たちは述べています。

あるいはこんなふうにも考えられるかもしれません。
昔は、富と権力は、そうした家柄に生まれることでしか手にできないものでした。
しかし現代では、地位は自分で努力して手にするものです。
だから、自分のステータスが高いことをほのめかしたければ、自分にどれだけ仕事があるかを示すことが1番なのです。

またこの研究では、自分の力で這い上がるという信念をもっている人ほど、忙しさと有能さを関連づける確率が高かった、という結果も出ています。
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何となく烏滸がましいような気恥ずかしいような気がして、普段「忙しい」という言葉はなるべく使わないようにしている自分ですが、この記事には思い当たるところが多くありました。
これからも「忙しい」は極力使わないようにしよう。