優しい花
豪華に咲き誇るパンジーの鉢植えの端っこに、
申し訳なさそうに咲いてる雑草の小さな花たち。
こんなのや。。。
こんなのも。。。
白くて小さくて清楚な花。。。
それでも、お日様の光を浴びて、春が来たのが嬉しそう。。。
微笑んでいるように見えるのは、気のせい?
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先日、友人のご主人が亡くなりました。
あまりに突然のことで、信じられないというか、すごくショックで、
彼女の悲しみを思うと、胸がつまる思いでした。
私と同じく、彼女たち夫婦にも子供がいなくて、
ひとりぼっちになってしまった彼女。。。
ひとりで部屋にいると、
何を見てもご主人のことを思い出して涙がこぼれてしまうのだそう。。。
そんな彼女の心が少しでも癒されるように。。。
と、お悔やみの花を届けてもらうことにしました。
忌明けまでは、白い花を贈るのが普通ですよ、と言われたのですが、
できれば、部屋に優しさが漂うように。。。
そっと寄り添って、悲しみをやわらげてくれるように。。。と、
ピンクの花も入れて、
派手にならない程度のかわいらしい感じのアレンジをお願いしました。
常識はずれかな。。。。とも思ったのだけど、
彼女は、たくさんのお供え花を貰って、
白い花ばかりで、むせ返るような百合の花の香りに包まれていると、
葬儀を思い出して、よけいに悲しくなる。。。
ピンクのお花は、とても嬉しかった。。。と言ってくれて、ほっとしました。
忌明けが過ぎて落ち着いたら、ゆっくり会いたいと思っています。
我が家は、毎日のようにケンカばかりしているのですが、
もしも、突然夫がいなくなったら。。。とマジに想像してみたら、
じわん。。。と涙がにじみました。
そこにいるのが当たり前で、普段は気にもしなかったことが。。。
そうなんだ。。。そうゆう事もありうるんだ。。。と。
ちょっと優しくしてあげよう。。。ナンテ思ったりしてみたり。。。
お供えの花ではなく、残された方を慰める花を送りたいと。
確かに真白い花ばかりでなおさら気が滅入ってしまうというお話はよく聞きます。
うちの花屋がたまたまそういうお客様が多いのかもしれませんが。
それに今ではお葬式でも色のある花を入れてほしいと言う方もいらっしゃいますし。
何を隠そうこの私、母の葬儀の花にその日の市場で一番美しかった白薔薇と素敵な赤い薔薇を飾りました。
お坊さんが気が気ではなかったようですが(お坊さんは妹の同級生)葬儀屋の人がたまたま子ども時代から一緒に教会に行っていた後輩でお坊さんには全部トゲは取りましたと話しておいたよ、、、と言ってくれました。懐かしい思い出です。
私も名もないような小さな白い花が大好きで
ひっそりと咲いている花を見つけては
かがみこんで見つめてしまいます。
お友達のお話、じんと胸にしみました。
私も大切な人を失ったら…と想像してしまって…。
ピンクの花を入れて優しい花束をおくられた百子さん、
とても素敵ですね。お友達は心から嬉しかったと思います。
不祝儀の場合はつい形式だけにとらわれてしまいがちで、心をどのように伝えたらよいのか悩んでいました。
ありがとうございます。
風花さんの薔薇のお話も印象的。
お花屋さんのすることですもの、間違ってはいませんね(笑)
百子さん、ご主人の健康管理に気をつけてあげましょうね。
男性陣は、知らず知らず結構ダメージを受けていますよ。
お母様の葬儀に赤い薔薇。。。
斬新で素敵だと思います。
白や黄色の菊ばかりでなく、きれいなお花を飾って、
故人を送ってあげてもいいですよね。
私も、できればピンクの花に囲まれて。。。ナンテ。
[E:moon3]ねこぼーしさんへ
どうしてでしょう、小さな花なのに、ちっとも飽きなくて、
時間を忘れて見入ってしまいます。不思議ですねー。。。
訃報を聞いた時は、ほんとにショックで、
しばらく放心状態でした。
遠い親戚のお年寄りの方が亡くなっても、それほどの衝撃は受けないのに、
身近な人が亡くなると、こんなにも影響を受けるんだな。。。って思いました。
友人の悲しみは計り知れません。。。
[E:moon3]nihaoさんへ
私も、今までのお付き合いは形式的にこなしてきましたが、
今回は、友人のことがとても気になって、
私にできることは。。。と考えてみたのです。
ほんの少しでも、ふっと、心が温められれば。。。と。
大切にしたい夫ですが、
好き嫌いが激しいし、医者嫌いだし、
煙草もお酒もすごいし。。。
私の言うことなんてちっとも聞かないし、
もぉー!ほんと、困ったものです。
シロと青だけだとどうしても寂しいくなるので、ピンクのスイートピーやオレンジのチューリップなどをいつも入れています。
私の友人・・・3人も40代で未亡人になりました。みんな病と必死に戦った後に逝かれました。最初はどう慰めてよいか、わかりませんでした・・・でも、悲しみは時間が少しずつ癒していってくれているようです。彼女たちに会うときは、必ずお花を欠かしません。ご主人にって渡すようにしています。お花も、季節にあわせたかわいいお花です。どちらかというと、彼女たいのためにプレゼントしている感じです。私の母が未亡人になった年を越えて2年が経ちます。母の強さをまたひしひしと感じます。
悲しみが深すぎて、どんなふうに慰めていいのかわかりませんでした。
ただただ、一緒に泣くことだけで精一杯。。。
後は時間に任せるしかないのでしょうね。。。
ソフィーさんがお母様を懐かしむように、
いつかきっと、友人の悲しみも思い出に変わって行くでしょう。。。。