百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

電車の中で号泣!

2017年06月10日 | 読書

 

実家の近くの病院に入院中の父のところへは、

電車で行ったり、車で行ったりしていますが、

電車の時は、文庫本をバッグに入れて行きます。

 

田舎の小さな電車で、ゆっくり各駅停車で一時間。

ゴトゴト揺られながらの読書は、とても集中できるからいいのです。

 

今回読んだこの本は、のめり込むように読んでしまいました。

すごいのです!

心にぐいぐい入り込んできて、

先が気になって気になって。。。

 

そして、電車の中ではありましたが、

涙をこらえることができず、

ハンカチで、目頭を押さえながら、読み終えました。。。

 

「雪の鉄樹」 遠田潤子

庭師の雅雪は、二十歳の頃から、13年間、

両親のいない少年・遼平の面倒を見ている。

遼平の祖母から、屈辱的な扱いを受けつつも、

ただひたすら、自分を犠牲にし、献身的に尽くしている。

なぜならそれは、13年前に起った、ある事件の償いのためだった。

 

この物語では、なぜ、雅雪がここまで献身的になるのか、

13年前の事件がいったい何だったのかは、なかなか証されない。

なので、どんどん謎が深まり、余計に気になる。。。

 

そして、主人公の雅雪の気持ちが報われればいいと、願わずにはいられない。。。

 

おすすめの本です!

 

初めて読んだ作家さんでしたが、

他の作品も読みたい!と思ってしまいました。

 

私の満足度★★★★★

 

コメント (4)
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