「埋み火」・・・日明恩 (講談社)
老人世帯で連続する失火による火災。住人は、不運な偶然が重なって焼死。これは放火自殺ではないのか?!・・・と若手消防士の大山雄大が原因に疑問を持ち始めた。
前作の「鎮火報」に続く第2弾。消防士の内部が描かれていて、興味深いのと同時に、主人公の雄大や登場人物が個性的で面白い。生きていることに意味を見出せなくなった老人たちの儚い最後の望みと、プライドとは。。。
何度も、目頭が熱くなり、何度も笑い、何度もうなずき。。。しっかりと、私の心に食い込んできた。
たとえば、
人間関係は狭いより広に越したことは無い。でもそれは、人数じゃなくて、バリエーションのこと。もともと人は、同じ価値観や論理観の人たちと、つい固まってしまう。違う相手は理解できないのだから当たり前といえば当たり前だし、何よりそれが楽だからだ。そして、結局似たような人間たちの中で失敗してしまうと、道を失ったと思い込み、どうしていいかわからなくなる。それを避けるためにも、出来るだけ、違う考え方の人とつながってるほうがいい・・・とか、
そうなのよね、どうしても、自分と違う考えの人を避けてしまう傾向にあるもの。。。これからは、ちょっぴり異色なお友達を作るため、心を開いてみようかな・・・と思ったり。
だって、この主人公の周りの人たちは、ほんと、バリエーションに富んでて、うらやましくなっちゃうのよね。。。
そして、この本の表紙のブルーがあまりに素敵で、読み疲れたときは、本を閉じて、このブルーで気分転換できます。
雄大の語り口調が、読みやすくて、気楽に読めます、おすすめ!
老人世帯で連続する失火による火災。住人は、不運な偶然が重なって焼死。これは放火自殺ではないのか?!・・・と若手消防士の大山雄大が原因に疑問を持ち始めた。
前作の「鎮火報」に続く第2弾。消防士の内部が描かれていて、興味深いのと同時に、主人公の雄大や登場人物が個性的で面白い。生きていることに意味を見出せなくなった老人たちの儚い最後の望みと、プライドとは。。。
何度も、目頭が熱くなり、何度も笑い、何度もうなずき。。。しっかりと、私の心に食い込んできた。
たとえば、
人間関係は狭いより広に越したことは無い。でもそれは、人数じゃなくて、バリエーションのこと。もともと人は、同じ価値観や論理観の人たちと、つい固まってしまう。違う相手は理解できないのだから当たり前といえば当たり前だし、何よりそれが楽だからだ。そして、結局似たような人間たちの中で失敗してしまうと、道を失ったと思い込み、どうしていいかわからなくなる。それを避けるためにも、出来るだけ、違う考え方の人とつながってるほうがいい・・・とか、
そうなのよね、どうしても、自分と違う考えの人を避けてしまう傾向にあるもの。。。これからは、ちょっぴり異色なお友達を作るため、心を開いてみようかな・・・と思ったり。
だって、この主人公の周りの人たちは、ほんと、バリエーションに富んでて、うらやましくなっちゃうのよね。。。
そして、この本の表紙のブルーがあまりに素敵で、読み疲れたときは、本を閉じて、このブルーで気分転換できます。
雄大の語り口調が、読みやすくて、気楽に読めます、おすすめ!