(01)
1 (1) P A
1 (2) ~Q∨ P A
3 (3) Q&~P A
4 (4) ~Q A
3 (5) Q 3&E
34 (6) ~Q&Q 45&I
4 (7)~(Q&~P) 36RAA
8 (8) P A
3 (9) ~P 3&E
3 8 (ア) P&~P 89&I
8 (イ)~(Q&~P) 3アRAA
1 (ウ)~(Q&~P) 2478イ∨E
エ (エ) Q A
オ(オ) ~P A
エオ(カ) Q&~P エオ&I
1 エオ(キ)~(Q&~P)&
(Q&~P) ウカ&I
1 エ (ク) ~~P オRAA
1 エ (ケ) P クDN
1 (コ) Q→P エケCP
(サ)P→(Q→P) 1コCP
従って、
(01)により、
(02)
① P→(Q→P)
① Pならば(Qであるならば、Pである)。
といふ「論理式」は、「恒に真(トートロジー)」である。
従って、
(02)により、
(03)
P=太陽は東から昇る。
Q=バカボンのパパは天才である。
として、
① P→(Q→P)
① 太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才であるならば、太陽は東から昇る)。
といふ「命題」は、「恒に真(トートロジー)」である。
然るに、
(04)
1 (1) P A
1 (2) Q∨ P A
3 (3) ~Q&~P A
4 (4) Q A
3 (5) ~Q 3&E
34 (6) Q&~Q 45&I
4 (7)~(~Q&~P) 36RAA
8 (8) P A
3 (9) ~P 3&E
3 8 (ア) P&~P 89&I
8 (イ)~(~Q&~P) 3アRAA
1 (ウ)~(~Q&~P) 2478イ∨E
エ (エ) ~Q A
オ(オ) ~P A
エオ(カ) ~Q&~P エオ&I
1 エオ(キ)~(~Q&~P)&
(~Q&~P) ウカ&I
1 エ (ク) ~~P オRAA
1 エ (ケ) P クDN
1 (コ) ~Q→P エケCP
(サ)P→(~Q→P) 1コCP
従って、
(04)により、
(05)
② P→(~Q→P)
② Pならば(Qでないならば、Pである)。
といふ「論理式」は、「恒に真(トートロジー)」である。
従って、
(05)により、
(06)
P=太陽は東から昇る。
Q=バカボンのパパは天才である。
として、
② P→(~Q→P)
② 太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才でないならば、太陽は東から昇る)。
といふ「命題」は、「恒に真(トートロジー)」である。
従って、
(03)(06)により、
(07)
① P→( Q→P)≡太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才であるならば、太陽は東から昇る)。
② P→(~Q→P)≡太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才でないならば、太陽は東から昇る)。
といふ「命題」は、「恒に真(トートロジー)」である。
従って、
(07)により、
(08)
① 太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才であるならば、太陽は東から昇る)。
② 太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才でないならば、太陽は東から昇る)。
③ 太陽が東から昇るならば(バカボンのパパが天才であろうと、なかろうと、太陽は東から昇る)。
といふ「命題」は、「恒に真(トートロジー)」である。
従って、
(09)
「教科書」等に於いて、
① P→( Q→P)≡Pならば(Qであるならば、Pである)。
は「恒真式(トートロジー)」であると、書くのであれば、それと同時に、
② P→(~Q→P)≡Pならば(Qでないならば、Pである)。
も「恒真式(トートロジー)」であると、書くべきであり、さうでない場合は、「不親切」であると、言ふべきである。
(01)
◎論理法則(以下の論理式は全て恒真である。)
1 A→A:(同一律)
2 A⇔A:( 〃 )
3 (A→B)→((B→C)→(A→C)):(連鎖推論)
・・・・・・・・・・
(論理学のページ)
然るに、
(02)
1 (1) A→B A
2 (2) B→C A
3(3) A A
1 3(4) B 13MPP
123(5) C 24MPP
12 (6) A→C 35CP
1 (7)(B→C)→(A→C) 26CP
(8)(A→B)→((B→C)→(A→C)) 17CP
従って、
(01)(02)により、
(03)
3 (A→B)→((B→C)→(A→C)):(連鎖推論)
3 (AならばBである)ならば((BならばCである)ならば(AならばCである)):(連鎖推論)
は、確かに、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1 (1)(A→B)→((B→C)→ (A→C)) A
2 (2)(A→B)& (B→C) A
2 (3)(A→B) 2&E
12 (4) (B→C)→ (A→C) 13MPP
2 (5) (B→C) 2&E
12 (6) (A→C) 45MPP
1 (7)((A→B)&(B→C))→(A→C) 26CP
(ⅱ)
1 (1)((A→B)&(B→C))→(A→C) A
2 (2) (A→B) A
3(3) (B→C) A
23(4)((A→B)&(B→C)) 23&I
123(5) (A→C) 24MPP
12 (6) (B→C)→ (A→C) 35CP
1 (7)(A→B)→((B→C)→ (A→C)) 26CP
従って、
(04)により、
(05)
① (A→B)→((B→C) →(A→C))
②((A→B)& (B→C))→(A→C)
に於いて、
①=② である。
従って、
(03)(04)(05)により、
(06)
① (AならばBである)ならば((BならばCである)ならば(AならばCである)):(連鎖推論)
②((AならばBである)然るに、(BならばCである))故に(AならばCである) :(三段論法)
に於いて、
①=② である。
従って、
(05)(06)により、
(07)
① (A→B)→((B→C) →(A→C))
②((A→B)& (B→C))→(A→C)
に於いて、
① の「対偶(Contraposition)」は、
② の「対偶(Contraposition)」に「等しい」。
然るに、
(08)
(ⅱ)
1 (1) ((A→B)& (B→C))→(A→ C) A
2 (2) A&~C A
3(3) A→ C
2 (4) A 2&E
23(5) C 34MPP
2 (6) ~C 2&E
23(7) C&~C 56&I
2 (8) ~(A→ C) 38RAA
12 (9)~((A→B)& (B→C)) 18MTT
12 (ア) ~(A→B)∨~(B→C) 9ド・モルガンの法則
1 (イ)(A&~C)→(~(A→B)∨~(B→C)) 2アCP
(ⅲ)
1 (1) (A&~C)→(~(A→B)∨~(B→C)) A
2 (2) ((A→B)& (B→C)) A
2 (3) ~(~(A→B)∨~(B→C)) 2ド・モルガンの法則
12 (4)~(A&~C) 13MTT
5 (5) A A
6(6) ~C A
56(7) A&~C 56&I
1256(8)~(A&~C)&(A&~C) 47&I
125 (9) ~~C 68RAA
125 (ア) C 9DN
12 (イ) A→ C 5アCP
1 (ウ)((A→B)& (B→C))→(A→ C) 2イCP
従って、
(08)により、
(09)
②((A→B)&(B→C))→(A→C)
③(A&~C)→(~(A→B)∨~(B→C))
に於いて、
②=③ は「対偶(Contradiction)」である。
従って、
(07)(08)(09)により、
(10)
① (A→B)→((B→C) →(A→C))
②((A→B)& (B→C))→(A→C)
③(A&~C)→(~(A→B)∨~(B→C))
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(05)(06)(10)により、
(11)
① (AならばBである)ならば((BならばCである)ならば(AならばCである)):(連鎖推論)
②((AならばBである)然るに、(BならばCである))故に(AならばCである) :(三段論法)
③(AであってCでない)ならば((AならばBである)ではないか、または(BならばCである)ではない):(対偶)
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(12)
③(AであってCでない)ならば(AならばCである)ではない。
であれば、「十分」であるため、この場合の、
③(AであってCでない)ならば((AならばBである)ではないか、または(BならばCである)ではない)。
といふのは、「何となく、ヲカシイ。」
―「昨日(令和02年06月04日)の記事」の「続き」を書きます。―
然るに、
(18)
P=日本人 ⇔ ~P=外国人
Q=男性 ⇔ ~Q=女性
である。
従って、
(18)により、
(19)
① P& Q
② P&~Q
③ ~P& Q
④ ~P&~Q
であれば、
① 日本人&男性
② 日本人&女性
③ 外国人&男性
④ 外国人&女性
である。
然るに、
(19)により、
(20)
① 日本人&男性
② 日本人&女性
③ 外国人&男性
④ 外国人&女性
に於いて、
① でない。
といふことは、
② であるか、
③ であるか、
④ であるかの、いづれかである。
然るに、
(21)
① 日本人&男性
② 日本人&女性
③ 外国人&男性
④ 外国人&女性
に於いて、
② であるか、
③ であるか、
④ であるかの、いづれかである。
といふことは、
② 日本人であって、男性でない。
③ 日本人でなくて、男性である。
④ 日本人でなくて、男性でない。
といふこと、すなはち、
⑤ 日本人でないか、または、男性でない。
といふことである。
従って、
(20)(21)により、
(22)
①(日本人であって、男性である。) の「否定」は、
⑤(日本人でないか、または、男性でない。)に「等しい」。
従って、
(19)(22)により、
(23)
① ~( P& Q)
⑤ (~P∨~Q)
に於いて、
①=⑤ といふ「等式(ド・モルガンの法則)」が成立する。
従って、
(23)により、
(24)
① ~~( P& Q)
⑤ ~(~P∨~Q)
に於いて、
①=⑤ である。
従って、
(24)により、
(25)
「二重否定律(DN)」により、
① ( P& Q)≡(日本人であって、男性である。)
⑤ ~(~P∨~Q)≡(日本人でないか、または、男性ではない。)といふことはない。
に於いて、
①=⑤ といふ「等式(ド・モルガンの法則)」が成立する。
然るに、
(18)(19)により、
(26)
① 日本人&男性
② 日本人&女性
③ 外国人&男性
④ 外国人&女性
に於いて、
⑥ (P→)≡(日本人であるならば、)
であるならば、
③ 外国人&男性
④ 外国人&女性
といふ「2つ」は、「除外」される。
従って、
(26)により、
(27)
① 日本人&男性
② 日本人&女性
③ 外国人&男性
④ 外国人&女性
に於いて、
⑥ (P→)≡(日本人であるならば、)
であるならば、
① 日本人&男性
② 日本人&女性
といふ「2つの内の、どちらか」である。
従って、
(27)により、
(28)
⑥ (P→~Q)≡(日本人であるならば、男性でない。)
であるならば、
① 日本人&男性
② 日本人&女性
といふ「2つ」の内の、
② 日本人&女性
である。
従って、
(18)(19)(28)により、
(29)
⑥ ~(P→~Q)≡(日本人であるならば、男性でない。)といふことはない。
であるならば、
① 日本人&男性
② 日本人&女性
といふ「2つ」の内の、
① 日本人&男性≡P&Q
である。
従って、
(25)(29)により、
(30)
① ( P& Q)≡(日本人であって、男性である。)
⑤ ~(~P∨~Q)≡(日本人でないか、または、男性ではない。)といふことはない。
⑥ ~( P→~Q)≡(日本人であるならば、男性でない。) といふことはない。
に於いて、果たして、
①=⑤=⑥ である。
然るに、
(31)
① ( P& Q)≡(日本人であって、男性である。)
⑤ ~(~P∨~Q)≡(日本人でないか、または、男性ではない。)といふことはない。
⑥ ~( P→~Q)≡(日本人であるならば、男性でない。) といふことはない。
に於いて、
①=⑤ であることは、「直ぐに理解」出来るが、
①=⑥ であることは、少なくとも、私には「直ぐには、理解」出来なかった。
従って、
(17)(31)により、
(32)
「ならば(→)」よりも、
「または(∨)」の方が、「分り易い」。
(01)
(ⅰ)
1 (1)~(P& Q) A
2 (2) P A
3(3) Q A
23(4) P& Q 23&I
123(5)~(P& Q)&
(P& Q) 14&I
12 (6) ~Q 35RAA
1 (7) P→~Q 26CP
(ⅱ)
1 (1) P→~Q A
2 (2) P& Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) ~Q 13MPP
2 (5) Q 2&E
12 (6) ~Q&Q 45&I
1 (7)~(P& Q) 26RAA
従って、
(01)により、
(02)
① ~(P& Q)≡(Pであって、Qである。)といふことはない。
② (P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)
に於いて、
①=② である。
(03)
(ⅲ)
1 (1) (P& Q) A
2(2) P→~Q A
1 (3) P 1&E
12(4) ~Q 23MPP
1 (5) Q 1&E
12(6) ~Q&Q 45&I
1 (7) ~(P→~Q) 2RAA
(ⅳ)
1 (1) ~(P→~Q) A
2 (2) ~(P& Q) A
3 (3) P A
4(4) Q A
34(5) P& Q 34
234(6) ~(P& Q)&
(P& Q) 25&I
23 (7) ~Q 46RAA
2 (8) P→~Q 37CP
12 (9) ~(P→~Q)&
(P→~Q) 18&I
1 (ア)~~(P& Q) 29RAA
1 (イ) (P& Q) アDN
従って、
(03)により、
(04)
③ (P& Q)≡(Pであって、Qである。)
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
従って、
(02)(04)により、
(05)
① ~(P& Q)≡(Pであって、Qである。)といふことはない。
② (P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)
③ (P& Q)≡(Pであって、Qである。)
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
①=② であって、
③=④ である。
然るに、
(05)により、
(06)
① ~(P& Q)≡(Pであって、Qである。)といふことはない。
② (P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)
③ (P& Q)≡(Pであって、Qである。)
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
①&③ は「矛盾」であり、
②&④ も「矛盾」である。
従って、
(05)(06)により、
(07)
① ~(P& Q)≡(Pであって、 Qである。)といふことはない。
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
①&④ は「矛盾」である。
従って、
(07)により、
(08)
① (P& Q)≡(Pであって、 Qである。)
④ (P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)
に於いて、
①&④ は「矛盾」であるし、確かに、
①&④ は「矛盾」である。
従って、
(05)(08)により、
(09)
であるが故に、
③ (P& Q)≡(Pであって、 Qである。)
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(10)
③(PであってQである。)
といふのであれば、
③(Pである。)と言ってゐるが、
④(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
といふのであれば、
④(Pである。)と言ってゐるやうには、思へない。
従って、
(09)(10)により、
(11)
③(PであってQである。)
④(Pであるならば、Qでない。)といふことはない。
といふ「日本語」には、「齟齬」が有る。
然るに、
(12)
(ⅳ)
1 (1) ~(P→~Q) A
2 (2) ~P∨~Q A
3 (3) P& Q A
4 (4) ~P A
3 (5) P 3&E
34 (6) ~P&P 45&I
4 (7) ~(P& Q) 36RAA
8 (8) ~Q A
3 (9) Q 3&E
3 8 (ア) ~Q&Q 89&I
8 (イ) ~(P& Q) 3アRAA
2 (ウ) ~(P& Q) 2478イ∨E
エ (エ) P A
オ(オ) Q A
エオ(カ) P& Q エオ&I
2 エオ(キ) ~(P& Q)&
(P& Q) 7カ&I
2 エ (ク) ~Q オキRAA
2 (ケ) P→~Q エクCP
12 (コ) ~(P→~Q)&
(P→~Q) 1ケ&I
1 (サ)~(~P∨~Q) 2コRAA
(ⅴ)
1 (1)~(~P∨~Q) A
2 (2) ~P A
2 (3) ~P∨~Q 2∨I
12 (4)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 13&I
1 (5) ~~P 24RAA
1 (6) P 5DN
7 (7) ~Q A
7 ~P∨~Q 7∨I
1 7 (8)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 17&I
1 (9) ~~Q 7RAA
1 (ア) Q
1 (イ) P& Q 6ア&I
ウ(ウ) P→~Q A
1 (エ) P イ&E
1 ウ(オ) ~Q ウエMPP
ウ(カ) Q イ&E
1 ウ(キ) ~Q&Q オカ&I
1 (ク) ~(P→~Q) ウキRAA
従って、
(12)により、
(13)
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。) といふことはない。
⑤ ~(~P∨~Q)≡(Pでないか、または、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
④=⑤ である。
然るに、
(14)
例へば、
⑤(日本人であって、男性である。)
とするならば、その時に限って、
⑤(日本人でないか、または、男性でない。)とは、言へない。
従って、
(13)(14)により、
(15)
P=日本人である。
Q=男性である。
であるとして、
③ ( P& Q)≡(Pであって、 Qである。)
⑤ ~(~P∨~Q)≡(Pでないか、または、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
③=⑤ であるといふ「等式(ド・モルガンの法則)」は、「分り易い」。
従って、
(09)~(15)により、
(16)
③ (P& Q)≡(Pであって、 Qである。)
④ ~(P→~Q)≡(Pであるならば、Qでない。) といふことはない。
⑤ ~(~P∨~Q)≡(Pでないか、または、Qでない。)といふことはない。
に於いて、
③=④ よりも、
④=⑤ の方が、「分り易い」。
従って、
(16)により、
(17)
「ならば(→)」よりも、
「または(∨)」の方が、「分り易い」。
(01)
(a)
1 (1) P& Q A
2 (2) ~P∨~Q A
1 (3) P 1&E
4 (4) ~P A
1 4 (5) P&~P 34&I
4 (6) ~(P& Q) 15RAA
1 (7) Q 1&E
8(8) ~Q A
1 8(9) Q&~Q 78&I
8(ア) ~(P& Q) 19RAA
2 (イ) ~(P& Q) 2468ア∨E
12 (ウ) (P& Q)&
~(P& Q) 1イ&I
1 (エ)~(~P∨~Q) 2ウRAA
(b)
1 (1)~(~P∨~Q) A
2 (2) ~P A
2 (3) ~P∨~Q 2∨I
12 (4)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 13&I
1 (5) ~~P 24RAA
1 (6) P 5DN
7 (7) ~Q A
7 ~P∨~Q 7∨I
1 7 (8)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 17&I
1 (9) ~~Q 7RAA
1 (ア) Q
1 (イ) P& Q 6ア&I
従って、
(01)により、
(02)
①(P&Q)≡~(~P∨~Q)
②(Q&P)≡~(~Q∨~P)
といふ「等式(ド・モルガンの法則)」が、成立する。
然るに、
(03)
(b)
1 (1)~(~P∨~Q) A
2 (2) ~P A
2 (3) ~P∨~Q 2∨I
12 (4)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 13&I
1 (5) ~~P 24RAA
1 (6) P 5DN
7 (7) ~Q A
7 ~P∨~Q 7∨I
1 7 (8)~(~P∨~Q)&
(~P∨~Q) 17&I
1 (9) ~~Q 7RAA
1 (ア) Q
1 (イ) P& Q 6ア&I
ウ(ウ) P→~Q A
1 (エ) P イ&E
1 ウ(オ) ~Q ウエMPP
ウ(カ) Q イ&E
1 ウ(キ) ~Q&Q オカ&I
1 (ク) ~(P→~Q) ウキRAA
(c)
1 (1) ~(P→~Q) A
2 (2) ~P∨~Q A
3 (3) P& Q A
4 (4) ~P A
3 (5) P 3&E
34 (6) ~P&P 45&I
4 (7) ~(P& Q) 36RAA
8 (8) ~Q A
3 (9) Q 3&E
3 8 (ア) ~Q&Q 89&I
8 (イ) ~(P& Q) 3アRAA
2 (ウ) ~(P& Q) 2478イ∨E
エ (エ) P A
オ(オ) Q A
エオ(カ) P& Q エオ&I
2 エオ(キ) ~(P& Q)&
(P& Q) 7カ&I
2 エ (ク) ~Q オキRAA
2 (ケ) P→~Q エクCP
12 (コ) ~(P→~Q)&
(P→~Q) 1ケ&I
1 (サ)~(~P∨~Q) 2コRAA
従って、
(03)により、
(04)
① ~(~P∨~Q)≡~(P→~Q)
② ~(~Q∨~P)≡~(Q→~P)
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(02)(04)により、
(05)
①(P&Q)≡~(~P∨~Q)≡~(P→~Q)
②(Q&P)≡~(~Q∨~P)≡~(Q→~P)
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(05)により、
(06)
①(PであってQである。)≡(Pでないか、または、Qでない)といふことはない。≡(Pならば、Qでない)といふことはない。
②(QであってPである。)≡(Qでないか、または、Pでない)といふことはない。≡(Qならば、Pでない)といふことはない。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(07)
①(PであってQである。)
②(QであってPである。)
といふのであれば、
①(Pである。)と言ってゐるし、
②(Qである。)と言ってゐる。
然るに、
(08)
①(Pであるならば、Qでない)といふことはない。
②(Qであるならば、Pでない)といふことはない。
といふのであれば、
①(Pである。)と言ってゐる。といふ風には、思へないし、
②(Qである。)と言ってゐる。といふ風には、思へない。
従って、
(01)~(08)により、
(09)
① ~(P→~Q)
② ~(Q→~P)
といふ「論理式」と、
①(Pであるならば、Qでない)といふことはない。
②(Qであるならば、Pでない)といふことはない。
といふ「日本語」には、「齟齬」が有る。
(01)
命題計算では、パースの法則は ((P→Q)→P)→P のことを言う。この意味するところを書き出すと、命題Pについて、命題Qが存在して、「PならばQ」からPが真であることが従うときには、Pは真でなければならないとなる。とりわけ、Qとして偽を選んだ場合には、Pから偽が従うときは常にPが真であるならば、Pは真であるとなる(ウィキペディア)。
然るに、
(02)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2 (2) ~Q A
3(3) P A
1 3(4) Q 13MPP
123(5) ~Q&Q 24&I
12 (6)~P 35RAA
1 (7)~Q→~P 26CP
(ⅱ)
1 (1) ~Q→~P A
2 (2) P A
3(3) ~Q A
1 3(4) ~P 13MPP
123(5) P&~P 24&I
12 (6)~~Q 35RAA
12 (7) Q 6DN
1 (8) P→ Q 27CP
従って、
(02)により、
(03)
① P→ Q≡Pならば、Qである。
② ~Q→~P≡Qでないならば、Pでない。
に於いて、
①=② であって、この「等式」を「対偶(Contraposition)」といふ。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1 (1) ((P→Q)→ P)→P A
2 (2) ~P A
12 (3) ~((P→Q)→ P) 12MTT
4(4) ~((P→Q)&~P) A
4(5) ((P→Q)→ P) 4含意の定義(Ⅰ)
124(6) ~((P→Q)→ P)&
((P→Q)→ P) 34&I
12 (7) ~~((P→Q)&~P) 46RAA
12 (8) (P→Q)&~P 7DN
12 (9) P→Q 8&E
12 (ア) ~P∨Q 9含意の定義(Ⅱ)
12 (イ) ~P 8&E
12 (ウ) (~P∨Q)&~P アイ&I
1 (エ)~P→((~P∨Q)&~P) 2ウCP
1 (オ) P∨((~P∨Q)&~P) エ含意の定義
(ⅱ)
1 (1) P∨((~P∨Q)&~P) A
1 (2) ~P→((~P∨Q)&~P) 1含意の定義
3 (3) ~P A
13 (4) (~P∨Q)&~P 23MPP
13 (5) (~P∨Q) 4&E
13 (6) (P→Q) 5含意の定義
7 (7) (P→Q)→ P A
137 (8) P 67MPP
13 (9) ~P 4&E
137 (ア) P&~P 89&I
13 (イ) ~((P→Q)→ P) 7アRAA
1 (ウ) ~P→~((P→Q)→ P) 3イRAA
エ(エ) ((P→Q)→ P) A
エ(オ) ~~((P→Q)→ P) エDN
1 エ(カ)~~P ウオMTT
1 エ(キ) P カDN
1 (ク)((P→Q)→ P)→P エキCP
従って、
(01)~(04)により、
(05)
① ((P→Q)→ P)→P
② P∨((~P∨Q)&~P)
といふ、
①「パースの法則」と、
②「パースの法則の対偶」に於いても、
①=② である。
然るに、
(06)
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
② Pが「真」であるならば、
② 真∨((~P∨Q)&~P) は「真」である。
然るに、
(07)
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
② Pが「偽」であるならば、
② P∨((~偽∨Q)&~偽) は、
② P∨(( 真 ∨Q)& 真 ) であるが、
② P∨(( 真 ∨Q)& 真 ) は「真」である。
従って、
(06)(07)により、
(08)
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
② Pが「真」であっても、「② は、全体として、真」であり、
② Pが「偽」であっても、「② は、全体として、真」である。
然るに、
(08)により、
(09)
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
② Pが「真」であっても、「② は、全体として、真」であり、
② Pが「偽」であっても、「② は、全体として、真」である。
といふことは、
② Qが「真」であろうと、「偽」であろうと、
② P∨((~P∨Q)&~P)
といふ「命題論理式」は、「恒に真(トートロジー)」である。
といふことを、「意味」してゐる。
従って、
(01)(05)(08)(09)により、
(10)
①((Pであるならば、Qである)ならばPである)ならばPである。
といふ「パースの法則」は、実際には、
①((Pであるならば、Qであろうと、Qでなかろうと)いづれにせよ、Pである)ならばPである。
といふ「意味」になる。
然るに、
(11)
①((Pであるならば、Qであろうと、Qでなかろうと)いづれにせよ、Pである)ならばPである。
といふことは、言ふまでもなく、「当然」である。
従って、
(05)~(11)により、
(12)
① ((P→Q)→ P)→P
といふ「パースの法則」が、「恒に真(トートロジー)」であることは、「当然」であるものの、そのことは、
① ((P→Q)→ P)→P
といふ「パースの法則」そのものよりも、
② P∨((~P∨Q)&~P)
といふ「パースの法則の、対偶」を見た場合の方が、「分り易い」。
(13)
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
② 真∨((~P∨Q)&~P)
であるならば、そのまま、「真」である。
(14)
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
② P∨((~偽∨Q)&~偽)
であるならば、
② P∨((真)&真)
であり、
② P∨((真)&真)
は、「真」である。
従って、
(05)(13)(14)により、
(15)
① ((P→Q)→ P)→P
② P∨((~P∨Q)&~P)
に於いて、
①=② であって、尚且つ、
② は、「恒に真(トートロジー)」であるため、
① も、「恒に真(トートロジー)」である。
(01)
命題計算では、パースの法則は ((P→Q)→P)→P のことを言う。この意味するところを書き出すと、命題Pについて、命題Qが存在して、「PならばQ」からPが真であることが従うときには、Pは真でなければならないとなる。とりわけ、Qとして偽を選んだ場合には、Pから偽が従うときは常にPが真であるならば、Pは真であるとなる(ウィキペディア)。
然るに、
(02)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2(2) P&~Q A
2(3) P 2&E
12(4) Q 13MPP
2(5) ~Q 2&E
12(6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
(ⅱ)
1 (1)~(P&~Q) A
2 (2) P A
3(3) ~Q A
23(4) P&~Q
123(5)~(P&~Q)&
(P&~Q) 14&I
12 (6) ~~Q 3RAA
12 (7) Q 6DN
1 (8) P→ Q 27CP
従って、
(02)により、
(03)
① P→ Q ≡Pならば、Qである。
② ~(P&~Q)≡PであってQでない。といふことはない。
に於いて、
①=② であって、この「等式」を「含意の定義(Ⅰ)」とする。
然るに、
(04)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2 (2) P&~Q A
2 (3) P 2&E
12 (4) Q 13MPP
2 (5) ~Q 2&E
12 (6) Q&~Q 45&I
1 (7) ~( P&~Q) 26RAA
8 (8) ~(~P∨ Q) A
9 (9) ~P A
9 (ア) ~P∨ Q 9∨I
89 (イ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 7ア&I
8 (ウ) ~~P 9イRAA
8 (エ) P ウDN
オ(オ) Q A
オ(カ) ~P∨ Q オ∨I
8 オ(キ) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 7カ&I
8 (ク) ~Q オキRAA
8 (ケ) P&~Q エク&I
1 8 (コ) ~( P&~Q)&
( P&~Q) 7ケ&I
1 (サ)~~(~P∨ Q) 8コRAA
1 (シ) ~P∨ Q サDN
(ⅱ)
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P&~Q) 25RAA
7 (7) Q A
2 (8) ~Q 2&E
2 7 (9) Q&~Q 78&I
7 (ア)~(P&~Q) 29RAA
1 (イ)~(P&~Q) 1367ア∨EE
ウ (ウ) P A
エ(エ) ~Q A
ウエ(オ) P&~Q ウエ&I
1 ウエ(カ)~(P&~Q)&
(P&~Q) イオ&I
1 ウ (キ) ~~Q エカRAA
1 ウ (ク) Q キDN
1 (ケ) P→ Q ウクCP
従って、
(04)により、
(05)
① P→Q≡Pならば、Qである。
② ~P∨Q≡Pでないか、または、Qである。
に於いて、
①=② であって、この「等式」を「含意の定義(Ⅱ)」とする。
従って、
(03)(05)により、
(06)
① P→Q≡~(P&~Q)
② P→Q≡ ~P∨ Q
に於いて、
① を、「含意の定義(Ⅰ)」とし、
② を、「含意の定義(Ⅱ)」とする。
然るに、
(06)により、
(07)
「含意の定義(Ⅰ)」である所の、
① P→Q ≡ ~(P&~Q)
の「両辺」を「否定」すると、
③ ~(P→Q)≡~~(P&~Q)
である。
然るに、
(07)により、
(08)
「二重否定律(DN)」により、
③ ~(P→Q)≡(P&~Q)
である。
従って、
(08)により、
(09)
③ ~(P→Q) ≡(P&~Q)
の「両辺」に、「∨P」を加へると、
③ ~(P→Q)∨P≡(P&~Q)∨P
である。
然るに、
(10)
「含意の定義(Ⅱ)」により、
③ ~(P→Q)∨P は、
③ (P→Q)→P に「等しい」。
従って、
(09)(10)により、
(11)
③(P→Q)→P≡(P&~Q)∨P
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(11)により、
(12)
③(P→ Q)→P≡(Pであるならば、Qである)ならばPである。
④(P&~Q)∨P≡(PであってQでない)か、または、Pである。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(12)により、
(13)
③((P→ Q)→P)→P≡((Pであるならば、Qである)ならばPである)ならばPである。
④((P&~Q)∨P)→Q≡((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(14)
(ⅲ)
1 (1)((P→ Q)→P)→P A
2 (2) (P&~Q)∨P A
3 (3) P&~Q A
4 (4) P→ Q A
3 (5) P 3&E
34 (6) Q 45MPP
3 (7) ~Q 3&E
34 (8) Q&~Q 67&I
3 (9)~(P→ Q) 48RAA
3 (ア)~(P→ Q)∨P 9∨I
イ(イ) P ア∨I
2 (ウ)~(P→ Q)∨P 23アイウ∨E
2 (エ) (P→ Q)→P ウ含意の定義(Ⅱ)
12 (オ) P 1エMPP
1 (カ)((P&~Q)∨P)→P 2オCP
(ⅳ)
1 (1) ((P&~Q)∨P)→P A
2 (2) (P→ Q)→P A
2 (3) ~(P→ Q)∨P 2含意の定義(Ⅱ)
4 (4) ~(P→ Q) A
5 (5) ~(P&~Q) A
5 (6) P→ Q 5含意の定義(Ⅰ)
45 (7) ~(P→ Q)&
(P→ Q) 46&I
4 (8)~~(P&~Q) 57RAA
4 (9) (P&~Q) 8DN
4 (ア) (P&~Q)∨P 9∨I
イ(イ) P A
イ(ウ) (P&~Q)∨P イ∨I
2 (エ) (P&~Q)∨P 349イウ∨E
12 (オ) P イエMPP
1 (カ) ((P→ Q)→P)→P 2オCP
従って、
(14)により、
(15)
「命題計算」の「結果」も、
③((P→ Q)→P)→P≡((Pであるならば、Qである)ならばPである)ならばPである。
④((P&~Q)∨P)→P≡((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
に於いて、
③=④ である。
然るに、
(16)
④((日本人であってアメリカ人でない)か、または、日本人である)ならば日本人である。
といふ「命題」は、言ふまでもなく「真(本当)」である。
然るに、
(17)
例へば、
④ テニスの大坂なおみ選手は、「(日本とアメリカの)二重国籍者」である。
従って、
(15)(16)(17)により、
(18)
④((日本人であってアメリカ人でない)か、または、日本人である)ならば日本人である。
④((日本人であってアメリカ人である)か、または、日本人である)ならば日本人である。
といふ「命題」は、両方とも「真(本当)」である。
従って、
(15)(18)により、
(19)
④((P&~Q)∨P)→P≡((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
といふ「命題」自体は、
④ Q が「真(本当)」であって、
④ Q が「偽(ウソ)」であっても、いづれにせよ、「真(本当)」である。
従って、
(15)(19)により、
(20)
③((P→ Q)→P)→P≡((Pであるならば、Qである)ならばPである)ならばPである。
といふ「命題」自体も、
③ Q が「真(本当)」であっても、
③ Q が「偽(ウソ)」であっても、いづれにせよ、「真(本当)」である。
然るに、
(21)
③ Q が「真(本当)」であっても、
③ Q が「偽(ウソ)」であっても、いづれにせよ、
③((P→Q)→P)→P≡((Pであるならば、Qである)ならばPである)ならばPである。
といふ「命題」自体は、「真(本当)」である。
といふことは、
③((P→Q)→P)→P≡((Pであるならば、Qである)ならばPである)ならばPである。
に於ける、
③ Q は「無視」しても、構はない。
といふ、ことである。
(22)
③((P→Q)→P)→P
が「偽」であるためには、
③((偽→Q)→偽)→偽
に於いて、
③((偽→Q)→偽)
が「真」でなければ、ならない。
然るに、
(23)
③((偽→Q)→偽)
が「真」であるためには、
③ (偽→Q)
が「偽」でなければ、ならない。
然るに、
(24)
③ (偽→Q)は、
③ Q が「真」であれば、「真」。
③ Q が「偽」であっても「真」。
従って、
(22)(23)(24)により、
(25)
③((P→Q)→P)→P
といふ「パースの法則」は、「偽」ではあり得ず、それ故、「恒真(トートロジー)」である。
(01)
命題計算では、パースの法則は ((P→Q)→P)→P のことを言う。この意味するところを書き出すと、命題Pについて、命題Qが存在して、「PならばQ」からPが真であることが従うときには、Pは真でなければならないとなる。とりわけ、Qとして偽を選んだ場合には、Pから偽が従うときは常にPが真であるならば、Pは真であるとなる(ウィキペディア)。
然るに、
(02)
①(PであってQでない)か、または、Pである。
といふのであれば、いづれにせよ、
① Pである。
従って、
(02)により、
(03)
①((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
といふことは、「当然」である。
従って、
(02)(03)により、
(04)
①(PであってQでない)か、または、Pである。
②(Pならば、Qである)ならばPである。
に於いて、
①=② であるならば、
①((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
①((Pならば、Qである)ならばP)ならばPである。
に於いて、
① は「当然」であって、
② も「当然」である。
然るに、
(05)
①(PであってQでない)か、または、Pである。
②(Pならば、Qである)ならばPである。
といふ「日本語」は、それぞれ、
①(P&~Q)∨P
②(P→ Q)→P
といふ「論理式」に、相当する。
然るに、
(06)
(ⅰ)
1 (1) (P&~Q)∨P A
2 (2) (P&~Q) A
3 (3) P→ Q A
2 (4) P 2&E
23 (5) Q 34MPP
2 (6) ~Q 2&E
23 (7) Q&~Q 56&I
2 (8)~(P→ Q) 37RAA
2 (9)~(P→ Q)∨P 2∨I
ア(ア) P A
ア(イ)~(P→ Q)∨P ア∨I
1 (ウ)~(P→ Q)∨P 129アイ∨E
1 (エ) (P→ Q)→P ウ含意の定義
(ⅱ)
1 (1) (P→ Q)→P A
1 (2) ~(P→ Q)∨P 1含意の定義
3 (3) ~(P→ Q) A
4 (4) ~(P&~Q) A
5 (5) P A
6 (6) ~Q A
56 (7) P&~Q 56&I
456 (8) ~(P&~Q)&
(P&~Q) 47&I
45 (9) ~~Q 6RAA
45 (ア) Q 9DN
4 (イ) P→ Q 5ア
34 (ウ) ~(P→ Q)&
(P→ Q) 3イ&I
3 (エ)~~(P&~Q) 4ウRAA
3 (オ) (P&~Q) エDN
3 (カ) (P&~Q)∨P オ∨I
キ(キ) P A
キ(ク) (P&~Q)∨P キ∨I
1 (ケ) (P&~Q)∨P 23カキク∨E
従って、
(06)により、
(07)
①(P&~Q)∨P
②(P→ Q)→P
に於いて、すなはち、
①(PであってQでない)か、または、Pである。
②(Pならば、Qである)ならばPである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(04)~(07)により、
(08)
①((P&~Q)∨P)→Q
②((P→ Q)→P)→Q
に於いて、すなはち、
①((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
②((Pならば、Qである)ならばP)ならばPである。
に於いて、
①=② である。
従って、
(07)(08)により、
(09)
①(P&~Q)∨P
②(P→ Q)→P
に於いて、
①=② であることに、「気付くこと」が出来るのであれば、
②((P→Q)→P)→Q
②((Pならば、Qである)ならばP)ならばPである。
といふ「パースの法則」は、「不思議」ではない。
然るに、
(10)
①((P&~Q)∨P)→Q
②((P→ Q)→P)→Q
に於いては、
①((PであってQでない)か、
②((Pならば、Qである)ならば、
であるため、両者に於いて、
①(Qでない)か、
②(Qである)ならば、
の「部分」が「真逆」になり、それ故、
①((PであってQでない)か、または、Pである)ならばPである。
ではなく、
②((Pならば、Qである)ならばP)ならばPである。
といふ「パースの法則」は、「不思議な印象」を、与へることになる。