ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

"祝うたぁ!”-1.博多松囃子、雨の中、櫛田神社から町へ・・・その1.

2016-05-06 07:55:33 | 日々の中で

5月3日

【博多山笠】と並ぶ博多の二大祭り【博多どんたく】が始まった。

どんたくには必ず一日は雨が降る!のジンクスは今年も健在。朝から雨がぱらつき、昼ごろには風雨となり、パレード中止。たいていの雨天では取りやめになるということはないのだが、今年は特に雨風激しかったから、中止せざる得なかったのでしょう。

従弟が福神流の代表を務めた年には、所用が入り、見に行けなかったので、今年は!と8時半頃に櫛田神社(博多っ子の守り神)へ。

稚児舞奉納。

 

 

雨が激しくなったので、馬に乗った三福神<大黒・恵比寿・福神(福禄寿)>も雨避けのビニールを着用。ちょっと寂しいけど、天候には勝てません。

お祓いを受けた後、稚児流の稚児舞奉納、子供達舞も笛なども上手でした。この日のために随分練習したのでしょうね。

この後、【松囃子】一行700人程、、子供達”は言いたて”(祝言)を唄いながら、市内に繰り出し、県市庁舎・寺社仏閣・商店・個人宅などにお定まりの【祝うたぁ!】の掛け声とともに巡ります。

 

   中村信喬さん。

新しくなった傘鉾は、6月博多座中村雀右衛門丈の演目【熊谷陣屋】にちなんで。博多人形師の中村信喬さんが描かれました。)熊谷直実と妻相模、

行列の中の傘鉾の下をくぐると、【無病息災】赤ちゃんは元気に育つと、昔から若いお母さんが幼子を腕に傘鉾の中に潜ったものです。今も見かける風景です。あ、大人も潜って御利益を受けます。

雨で傘鉾もビニールを着用(苦笑)だったので、当日櫛田神社で一緒だった森弘子先生のFaceBookからお借りしました。

森弘子さん  のHP。(学校が制作したもの)

ともすれば、パレードやどんたく隊が目立ちますが、江戸時代の豪商神谷宗湛の日記には、筑前領小早川秀秋の居城【名島城】(現在の名島)に、博多の人々が松囃子を仕立てて、年賀の祝いを行ったと記されています。

戦後の昭和21年、まだ瓦礫の残る無残な博多の街に活気をと【博多復興祭り】としてどんたくが行われ、現在のように商業都市福岡市ならではのお祭りとなっておりますが、どんたくの源流は博多松囃子、歴史ある行事と言えましょう。

ちなみに、【どんたく】とは、オランダ語の【ゾンターク(休日)】という言葉が語源と聞いておりますが・・・。博多商人が中心となって貿易などに、門戸を開いていた博多ならではのネーミングでしょうね。

さて、友人と私は、これから西門通りの博多町屋にお邪魔して、稚児流の舞を間近かでみせて頂きます。

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12 コメント

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雨どんたく (MISTAKER)
2016-05-06 13:04:48
お~、あの雨でも出かけんしゃったとですね。
やっぱし地元も地元の「ネイティブ博多っ娘」の血が騒ぐといったところでしょうか。さすがやなぁと感心して読ませてもらっています。

同じ「博多んもん」でも、ちっと外れ産まれの自分にはそこまでの思い入れはなかごたって、若い頃のGWは他所に逃げ出してばかりでした。博多部の知り合いからは、よー「博多んもんの風上にも置けん!」なんぞと叱られよりましたが、「な~ん、山笠やらどんたくのなかったっちゃ博多は博多たい」と言い返す罰かぶりもんです。
ははは。

今年の自分は二日とも方言資料整理で完全引きこもりでした。家内は「こども(孫)の日」祝事準備でちんちろまい。長男は仕事絡みで毎年二日間とも丸々「どんたく」参加させられよりますが、それはそれで直会打ち上げなんど楽しませてもらってはいるようです。

まぁ、人それぞれの「博多どんたく」ですが、やはり代々引き継がれてきた祭りがあるからこその、人々の「話の種、行動の種」でもありますね。大事にしたいものですね。
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今年の連休は・・・ (wacky)
2016-05-06 15:00:49
ととろさん、お祭り、「どんたく」参加できたんですね?
良かった!!
足も、完全復活でしょうか?
お薬服用から、解放されたのに、足のお怪我ということでしたけれど・・・
クルーズも、楽しまれて良かった!!
観劇のお話、聞きたいかな…

今年の連休は、息子は10連休、でも、娘が飛び石連休でお出かけも余り出来ずに終わりました。
まあ、ちかくでショッピング楽しませていただきました。

今年の連休、いつものことなのかもしれませんが、交通事故が多いような気がしました。熊本地震も収束してないようですものね。
そうでした。
教会で、ほんの気持ちですが、募金してきました。
他には何も出来そうにないですが、少しだけ、安心?しました。
あと、連休中に、杉本苑子さん、「散華」読みました。
夫が、読んでいて、「良かったら読んでみたら」と勧めてくれたので。何となく、学生時代にタイムスリップした感じで、次、また、何か読もうかと思って考え中です。
とりあえず、瀬戸内寂聴さんの「わたしの蜻蛉日記」借りてきました。楽しみたいです。
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良かったねぇー♪ (mituru)
2016-05-06 21:31:36
博多どんたく見に行けて良かったですねぇー
雨はチト残念でしたね。ジンクス・・下田の祭にもです。
8月14日15日と終戦記念日にかかるからでしょうか?
冷たい雨が降ったり、一日は雨に・・不思議です。でも
お祭りって何か血が騒ぐって言うかワクワクしますね。
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MISTAKERさん、やっぱ、のぼせもん?でしょうね。 (ととろ)
2016-05-06 21:43:04
今晩は。>あの雨の中・・・
思い立ったら何とやら~で。
太宰府に住んで以来、博多がだんだん遠くなってしまい、どんたくも山笠も、「よそんがたのことのごたあ」感じでなんのざわめきも賑わいも関係なか・・・というのが
年とるにつれて、なんとなく寂しくなって。

うちのご亭主もMISTAKERさんと同じみたいですよ。
大概のことは、一緒にでかけるとやけど、俺は行かんと留守番なさいました。ちなみにやはり福岡部育ちです。生まれたのは父親の関係で京城です。

博多方言辞典、素晴らしいと思います。こんな仕事が出来るなんて。楽しみに覗かせてもらっています。
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Wackyさん、連休終わりましたねえ。 (ととろ)
2016-05-06 21:59:14
Wackyさん、おっしゃる通り、交通事故多かったし、熊本地震余震今も続いているし、何となく不安定な休日でしたね。
近くでのショッピングや読書でのGWも、素敵だと思います。人だらけのところに行かなくてもね。

私はどんたくの神事であるまつばやし出発のところを
見に行って、そのあとはその近くの博多古民家での稚児舞い、江戸時代から続く古式を見せて貰っただけですから、足は大丈夫。友人が荷物持ちなどフォローしてくれたし。パレードや舞台のだしもの見に町を
歩いたら大変です。無理なことはしませんでしたよ、
案じて下さって嬉しいです。

【私の蜻蛉日記】読んでないなあ。
【蜻蛉日記】は平安時代の藤原道綱の母の作品ですね。それは読んだんだけど。【私の・・】って付くと、
瀬戸内さんの恋に絡んでの恨みとか辛さとか、
そんなことがつづられているのかなあ。

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mituruさん、祭りの時って (ととろ)
2016-05-06 22:12:44
mituruさん、はい、久しぶりに出かけました。
やっぱり祭りの神事はいいですし、町が
お祭り一色というのも、心が浮き立ちますね。

そちらも、下田のお祭りの時も雨が!
終戦記念日、う~~ん、
どうしてでしょうね。
 日本は各地にそれぞれのお祭りがあって
 楽しいですね。こういう国って珍しいんじゃ
 ないかしら。小さな島国なのに。
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どんたく (英世)
2016-05-07 09:45:54
3日のどんたくは雨で残念でした。
そうですか従弟さんが代表を務められているのですか。ととろさんの血筋はやはりしっかりした博多商人の流れなのですね。
ところで私はドンタクも連休も関係ありませんでした。
貧乏暇なしでしょうか。
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大津様、私達は毎日が連休で(苦笑) (ととろ)
2016-05-07 13:40:43
大津様、
 連休返上でのお仕事、お疲れ様でした。
私達はGWはひたすら大人しく、家で過ごします。
若い方達の邪魔したら、申し訳ないというより
人出が苦手で。
 どんたくも町を歩いてパレードや舞台を観ることは
しません。
 櫛田神社の神事などは、気になりますので。

父の方は川端(と言って何代もというわけでなく、もともとは芦屋という話です)
母の方は8代くらいは同じところに住んでいます。
中小路(旧町名、今は上呉服町)
だから父方も母方も、博多っ子の血筋であることは
間違いありません。
 子供の頃のどんたくや山笠の記憶は強くのこっていますので、やはりその季節になると血が騒ぎます(笑
でも、太宰府にいる限りは【♪ぼんち可愛やねんねんしな】も山笠の【おっしょい!】も他国の事のように
遠いです。太宰府には太宰府の神事や祭りおおいですが、私達は地元でなく団地族なので・・・。それに神事は特に町人参加とかではないので、住んでいても
と多い話です。太宰府は地元意識強い所ですから。
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博多どんたく (homan)
2016-05-13 17:04:40
ととろさん、(@^-^@)こんにちわ~♪

博多どんたくを拝見させて頂きました。
雨が降るのがジンクスのようで、今年も雨のようでしたね。
しかし、大荒れで中止になったようで稚児さんたちはガッカリ
なさった事でしょう。どこでも地域のお祭りは楽しいものですが、
昔から伝統ある博多どんたくは別格だと思います。
ととろさんも相変わらず忙しいですね。
足の具合はいかがでしょうか?
クルーズを楽しまれて博多どんたくと、休む暇なしですね。
足の痛さも忘れて気がついたら治っていた?・・という事に
なればいいですが。 お大事にして下さいね。

返信する
博多弁いいですね~ (わさび)
2016-05-14 12:21:13
冒頭のおふたりの博多弁でのやりとり楽しく拝見させて戴きました。いいですね~~!!

どんたくに行かれて良かったですね。
雨でも、血が騒ぐ、分かります。
私もお囃子が聞こえるとソワソワしちゃいます。
が、最近は、りんご狩りと重なってしまってご無沙汰です。
傘鉾の絵、素晴らしいですね。私も潜ってみたいです。
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