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 風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

追悼・穂積隆信

2018-10-25 04:05:23 | 名バイプレーヤー












穂積さんと云いますと、実の娘さんとの葛藤を描きドラマ化もされた著書、『積木くずし』が有名ですが、私はその『積木くずし』にはまったく興味はなかった。


私は役者さんとしての穂積さん、特に悪役としての穂積さんが好きでした。




現代劇、時代劇を問わず、メチャメチャ厭味ったらしい、本当に嫌なやつをやらせたら、これほど上手い人はいなかった。


だから、ドラマのラストで悪事が暴かれたときの爽快感ったら、それはそれは凄いもんでしたね(笑)



私がこの方を最初に認識したのは、村野武範主演の青春ドラマ『飛び出せ!青春』でした。穂積さんはちょっと嫌味でコミカルな教頭先生役で出演しており、柳生博さんが腰巾着のようにその教頭にくっついている。このコンビが大変面白くてね。後年、悪役の穂積さんを見た時には、あの教頭先生との役柄のギャップに驚かされたものです。



声優としてもご活躍されていた方で、特に洋画や海外ドラマの吹き替えでよく出演されていました。イーライ・ウォラックやクリストファー・ロイド、ピーター・フォークなどの吹き替えが特に多かったようです。


分かりやすいところで云えば、映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』でクリストファー・ロイドが演じていた「ドク」の吹き替えは、3作とも穂積さんでした。




私生活においては、家族関係で大変なご苦労をされたようですが、私はそれについて言及する言葉を持ちません。ただただ


ただただ、ご苦労様でした、とだけ申し上げたい。



私にとって穂積さんは、「素晴らしき悪役俳優」でした。



楽しい思い出をありがとう。忘れません。



87年、その波乱の生涯に敬意を表し




合掌。

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2 コメント

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Unknown (チャメゴン)
2018-10-25 08:10:58
穂積さんは、いろんな悪役、そして声優としてもご活躍だったのですね。バックトゥーザフューチャー観ましたよ〜。そうなのですか、ドクの吹き替えをされていたのですね。なんとなくお声が思い浮かびます!!
穂積隆信さんのご冥福をお祈り致します。
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Unknown (薫風亭奥大道)
2018-10-25 15:12:00
チャメさん、この記事を書く前と書いた後、穂積さんの在りし日のお姿を2度も拝見させていただきました。時代劇専門チャンネルを見ていたら、穂積さんが例によって嫌味な悪役を演じていて、ちょうど亡くなられたばかりだったんで、なにか「書け」と云われたような気がして(笑)それで記事を書いたんです。で、書いた後にやはり時代劇専門チャンネルを見ていたら、またまた穂積さんが出てきた!
こういうシンクロニシティって、あるんですよね。面白いです。
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