そういえばこの方をまだ紹介していませんでしたね。
1992年にTBS系列で放送されたドラマ『ずっとあなたが好きだった』で、マザコン男桂田冬彦を演じ一大ブームを巻き起こしたのがブレイクのキッカケなのは、皆さんご承知のとおり。
私はこの方の実質デビュー作といっていい映画『夢見るように眠りたい』を観ているのですが、その時は普通の好青年といった印象で、後々冬彦さんの「凄げえ」演技を観るまでは、そんなに印象にはなかった俳優さんでした。申し訳ない。
1988年公開の映画『帝都物語』でもやはり、魔人・加藤保憲(嶋田久作)と戦う好青年役で、しかも途中でいなくなっちゃう。これもまたさほど印象に残らない役で、やはり冬彦さん役が廻ってくるまで、機会をまたねばならなかったようです。
ちなみに嶋田久作氏とは、かつて一緒にバンドを組んでいた仲でした。
冬彦さん以降は、ちょっと知的で狂気を讃えたような役が立て続けにオファーされ、ドラマ『はいすくーる落書』や映画『ぼくらの七日間戦争』の嫌味な教師や、オムニバス・ドラマ『世にも奇妙な物語』にはほとんど准レギュラーといって良いほどよく出演しており、変な人嫌味な人から真面目な人いい人に至るまで幅広く熟してらっしゃいます。
島根県出身で、その風土から小泉八雲の怪談話に興味を持ち、かなり深く研究されているとか。異界などへの関心も高いそうで、故・水木しげる先生や京極夏彦氏などと交流を持ち、映画『妖怪大戦争』にはこの御両名とともに、妖怪役で出演されておりました。
東宝特撮映画やウルトラマンなど、特撮モノへの造詣も深い。『ウルトラマンマックス』ではナレーションを担当し、また昭和38年公開の東宝特撮ホラー映画『マタンゴ』のリメイクを希望する署名運動を行ってもいました。この運動は結局頓挫したようですが。
こういう方は大概、海外のホラー映画にも造詣が深いもので、佐野さんもまた御多分に漏れず吸血鬼ドラキュラの大ファンだそうな。それもクリストファー・リー版ではなく、ベラ・ルゴシ演じるドラキュラが好きなのだとか。
私は断然クリストファー・リーですね。まあいいですけど(笑)
また高校生のころからバンドを組んでいたロック少年でもあり、ロック・ギタリスト山本恭司氏(BOWWOW)は高校の同級生だそうです。凄いね。
個人的にも好感が持てちゃう方ですが(笑)最近でもちょっと嫌味な警察官僚とか、やはりエリートで嫌な奴的な役は相変わらず多いようです。あの眼鏡ごしの冷たい視線とか、うまいんですよねえ。プロだから当たり前ですけど。
今年の大河では大老・井伊直弼役で出演しておりますね。佐野さんが演じる井伊直弼は、やっぱり見事に嫌味な奴になってますねえ。
正直、佐野さんと井伊直弼は、私個人としてはイメージが合いません。昨日の放送回では、一橋慶喜(松田翔太)に刺客を差し向けるなど、かなり悪辣なことを行っており、ここまで悪役にしたてちゃっていいの?と、今回の脚本・演出には違和感バリバリです。井伊直弼はこんな人じゃない!
ドラマなんだから、基本は面白ければいいわけですが、それにしてもこれはちょっと、気に入らないなあ。
今年の大河は全体的にも今一つ気に入らないんだよねえ。今年の大河は、よくない!
佐野さんは要求通りの演技を見事にこなしていらっしゃると思います。良くないのはドラマであって、佐野さんではありませんので、その点勘違いなきよう。
もっと良い役に恵まれることを祈りつつ、この名バイプレーヤーには心からのエールを送らせていただきます。
ホンモノのマニアですよ。
私はこのドラマをリアルタイムで観たんですか、なんか「バブルの最後の残り火」のように感じました。(^_^;)
インスマス人という魚人間みたいなのが出てきて、最後には佐野さん自身がインスマス人になっちゃう。なんかそんな話でした。
クトゥルー神話を初めて知ったのは、故・栗本薫女史の小説『魔界水滸伝』シリーズにクトゥルーの神々が出てきて、そこからラブクラフトだとかクトゥル-神話なんてのを知ったんです。でもクトゥル-神話を体系づけたのはラブクラフト本人ではなくて、ラブクラフティアンを名乗る世界中の作家たちが書き連ねてきたもので、日本では栗本女史がそのラブクラフティアンだった。
佐野さんも自らラブクラフティアンを名乗るほどのラブクラフト好きで、好きが高じての出演だったようです。
本物のマニアですよ。
ラブクラフトの小説はいかにも神経症的で、正直私は苦手だったな。ホラー小説はアメリカならスティーヴン・キングに限りますね。キングはストーリー・テラーだから、どんなに長い小説でも飽きさせない。
そういえば『IT』がレンタルになってますね。観なくちゃ。
そうですか…今年の大河良くないですか…やっぱり。でも西郷さんの、いや薩摩全体の流れをまた改めて確認しておきたいなぁと思って観ているのですが、観ない方がいいのかなぁ〜。真実は違うって思って観てたらいいのかな〜。うーん。
佐野史郎さん、お兄様と通ずるところがありますね!応援しがいがありますね!
ドラキュラも観なきゃ!!_:(´ཀ`」 ∠): 色々たまりすぎ〜〜(笑)
主人公は西郷どんなんだから、これを出来るだけ良く描こうとするのはいいでしょう。でももうちょっとドラマに深みを持たせた方が良いんじゃないかなあと思いますねえ。
会津公とか新撰組はどのように描かれるのかなあ。薩長側が主人公の場合、会津公は出てこないか、出てきてもバカみたいな描かれ方しかされないんですよね。『篤姫』のときの会津公なんか、けちょんけちょんでしたもん。
まあ、ドラマですから、その辺は割り引いて観るしかないんでしょうね。
史実に絶対忠実であれとは言いません。でも最低限守るべきラインというのはあるはず。
崩し過ぎはドラマをつまらなくしますね。
やっぱり史実を捻じ曲げた感じなのですね…。
貴重な時間をこんなことに費やしたくないので、むしろ会津側の本を読んで学びの時間にしたいです!!^_^
井伊直弼はやっぱり安政の大獄から、粛清のイメージが強いですね。もちろん、開国を急いだからでしょうし、急がねばならない、ただ1人で戦いすぎたイメージもあります。
水戸の斉昭くんの方がくるくるぱー(ごめん)に見えるのですが、仕方ない。
桜田門外の変、なんとなく悲しい出来事と思っていたのですが、本当はそれだけでは無く、幕府の権威が落ちた、雪で護衛も刀のつかを取るのも遅れる、もしくはそんなことなど起こらないって奢りもあった、時の大老が暗殺されるって、国防の危機なんですよね。
現代で首相が刺客に襲われることと同じなんだなと。
あっ、話がそれた。
ですから、将軍家御血筋にあたる慶喜公を暗殺しようなんて発想は、まかり間違っても出てくるとは思えません。
斉昭公が伊武さんっていうのも、何か違うんだよなあ。もっとなんというかよく云えば真っ正直、悪く言えば単純で、ちょっと荒っぽい感じの人の方が合ってる。誰がいいかな?
なんか、熱血漢でワンマン社長、ついカーッとなって、ルールとして御目通りしなきゃいけないのに、走り込んで来たり、ちょっと滑稽な自分の正義に自信過剰な演技出せるような。
勿論、慕ってくる人には身分関係なしに登用する人情派な部分もゼロじゃない、斉昭くんらしいですが、神国日本、異人など切り捨てれば良いって言い放てるぐらい?
梅沢富美男さんとか、年いったギバちゃんとか、渡辺裕之とか、もっと赤ら顔で、カーッとなっちゃう感じなんですけどねぇ。
「イット」観たよ〜
なんかさ、正直こういう映画が世界中で大ヒットするなんて、どうなんだろうと思ってしまった…。
主人公の子どもたちが、イジメられっ子や虐待されてる子ばっかりで、なんかちょっとしんどい…。
ただ確かにホラー版「スタンド・バイ・ミー」みたいなノスタルジーはある。
とは言えやっぱり、子どもが殺される話はイヤだね…
(๑´•.̫ • `๑)