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1983年公開、ジョン・バダム監督によるSF映画『ウォー・ゲーム』。
天才的ハッカーの高校生(マシュー・ブロデリック)が米軍のコンピューターに侵入。データにあったソ連との核戦争シミュレーションを、ゲームのように動かしてしまった」ところから、本当に核戦争勃発の危機が生じてしまいます。
コンピューターは「ゲーム」を続け、このままでは本当に核戦争が起きてしまう。主人公は、コンピューターに「三目並べ」のゲームをしないか?と持ち掛けます。
「三目並べ」には必勝パターンがないんです。絶対に勝つ方法が見つからない。コンピューターはやがて、核戦争の必勝パターンをシミュレートし始めます。
しかしいくらシミュレートしても、必勝パターンが見つからない。必ずこちら側も、打撃を被ることになる。
コンピューターは主人公に告げます。「奇妙なゲームです」そして主人公に語り掛けます。
「チェスでもやりませんか?」
危機は回避されました。
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必勝パターンがないからこその均衡ってのは、残念ながら現実にありますね。
今やるべきなのは、その均衡をいかに保つか、ということ。
理想論を振りかざし、「均衡を破れ~!」なんて叫ぶのは、もはや狂気の沙汰。
理想を捨てろとは言わない。むしろ持つべきでしょう。
理想は大切です、しかし
理想だけでは飯は食えぬ。人は救えぬ。
これ現実ね。