画像は1977年のミュンヘンライヴ。
リッチー・ブラックモアのテッパンといえばこれ、ギター・クラッシュ!
最初に「ギター壊し」を始めたのはたぶん、1974年、DEEP PURPLE時代のカリフォルニア・ジャム・ライヴだと思う。
TV中継のスタッフの行動が気に入らず、ライヴ中にカメラにギターを突き刺し、アンプにガソリンをかけて火をつけたら、これが大爆発!幸い大事には至らなかったものの、多額の賠償金を払わされたらしい……当然ですね。
しかしこれが大評判となり、レインボー結成以降、このギター壊しを度々披露するようになります。気分が乗らないときはやらなかったそうですが、日本のライヴの際にはほぼ必ず披露していたとか。
よほど日本が好きなんですねえ。
このころになると、ちゃんと破壊用のギターを予め用意してあるのが、なんともご愛敬。
ヴォーカルのロニーが一旦奥に引っ込んでから、あわてて出てきたでしょ?実は打ち合わせの段階では、ロニーは1番、2番だけを歌って、そのあとギター壊しという流れだったのに、本番になって突然リッチーが3番を演奏し始めた。リッチーがバンドのメンバーに「続けろ続けろ」と合図をしているのがはっきり映ってます。で、ロニーはあわててタバコを手にしたまま出てきたという次第。
ホント、リッチーってイジワル(笑)
激しいクラッシュ音が響き渡った後に流れる、ジュディ・ガーランドの「Over The Rainbow」。
激しさのあとの静けさ。
まるで、「魂振」と「鎮魂」ですねえ。