1975年、DEEP PURPLEでの活動に行き詰まりを感じていたリッチー・ブラックモアは、バンド脱退の前段階としてソロ・アルバムを制作します。
DEEP PURPLEの前座を務めていたバンド、ELFを使って制作されたソロ・アルバムのタイトルが
Ritchie Blackmore's RAINBOW(邦題『銀嶺の覇者』)でした。
このアルバムに手ごたえを感じたリッチーは正式にDEEP PURPLEを脱退。ELFのメンバー(ギタリスト以外)をそのままRAINBOWのメンバーとし、活動を開始します。
しかし早速、ヴォーカルのロニー・ジェームズ・ディオ以外の、元ELFのメンバーを全員解雇。新たなメンバーを加入させます。以降バンドのメンバーは目まぐるしく入れ替わります。
75年のバンド開始から、84年の解散に至るまでのおよそ9年間に交代したメンバーの数は、ヴォーカリスト3人。ベーシスト4人。ドラマー4人。キーボード・プレーヤー5人。
お陰でリッチーは「首切り魔」の名称を恣にしてしまいます。
それはともかく、この曲は重々しくの荘厳なギター・リフに、ロニーの書くファンタジックな歌詞と、演歌のコブシにも似た独特の歌唱スタイルが見事にマッチした、歴史的名曲ですね。
この曲からRAINBOWの歴史は始まりました。