6月21日
滋賀県東近江市にある『滋賀県平和祈念館』では、6月23日まで「第34回企画展 暮らしの中の戦争 -日々の生業と食事-」が開催されていました。
昭和6年(1931年)の満州事変以降、日本は中国と戦争状態となり、戦線は太平洋各所まで拡大していきました。
政府は戦争遂行のため、暮らしの中の資源や物資を統制。この企画展では、体験談と資料をもとに戦争によって物資が統制され、日々の暮らしが変わっていく様子が紹介されていました。
疲弊する銃後
「戦時中、田や畑の仕事は子守りをしながら私一人でしました。お腹がふくれるものを作れちゅうので、サツマイモやジャガイモを作りました。せやけど、それも供出せえと・・・。私らは残ったクズのようなもんばっかりやった」
これは切なすぎる
炊事日誌をもとに、大阪から滋賀へ疎開してきた児童のお昼ごはんが再現されていました。
メニューはサツマイモご飯、白菜のおひたし、漬物・・・
配給品となった品物の展示。
戦時中のお店には、当日配給される品物しか並ばなくなりました。
清酒、合成清酒、正月用清酒、ちり紙の配給券。
配給品となった生活用品や食料は十分な量が行き届かなくなり、人々はそれらを求めて物々交換やヤミ市へ行きました。
写真は京都のヤミ市の様子だそうです。
つづく
過去記事<滋賀県民と戦争>
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