小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



秋晴れの9月8日、富士宮ルートで富士山頂を目指し、午前9時20分に山頂に到着した。当初、剣ヶ峰で小休憩した後、お鉢巡りをして下山する予定だったが、意外と登山客が多かったので、山頂でのんびりすることを諦めて下山することにした。下山は御殿場ルートから宝永火口経由で富士宮ルートの5合目に戻るコース。少し遠回りになるが、見所が多いので富士宮ルートで登頂したときの下山コースにしている。午前9時44分下山開始。山頂滞在時間は22分。御殿場ルートを下山し、7合目下で大砂走り方面にしばらく下ると宝永火口と大砂走りの分岐が見えてくる。写真中央の黒くなったところが宝永山。噴火口の縁沿いに登山道が宝永山山頂まで続いている。噴火口の縁に出ると大きな宝永火口が目の前に広がる。毎回、あまりの壮観さに鳥肌が立つ。富士山の色々な場所を見たが、宝永火口東側からの風景がもっとも迫力あるのではと思っている。宝永火口は大きくて1枚の写真に収まらないので、噴火口の縁から山頂方面を撮影。宝永火口の底に一旦下り、再び反対側の縁に登るルート。宝永火口東側斜面は下るのは楽だが、登るのはかなり大変。砂走りのような登山道を走って下る。宝永火口の底で小休憩。年配の登山ツアーや遠足の小学生で賑わっていた。宝永火口東側斜面を下るのもかなり靴が傷む。砂走りのあるルートでもう1回下山したら多分この靴は履けなくなってしまうだろう。富士登山のみで10回程しか履いていないのだが。小休憩の後、宝永火口西側の縁まで登る。宝永火口はいくつかあり、今通ってきたのは宝永第一火口。宝永第一火口のすぐ下には宝永第ニ火口がある。第一火口から第二火口の縁を下ると、5合目駐車場方面に向かうルートがある。5合目駐車場に向かうルートは、樹林帯の中を通っている。静かな森の中を歩くと、時折、鳥のさえずりが聞こえ、ちょっとした森林浴気分を味わえる。樹林帯の中の登山道を歩くこと15分ほどで5合目駐車場脇に出る。山頂から2時間20分で下山。風も穏やかでそれほど寒くなく、なかなか良い富士登山だった。帰りは足柄峠経由で小田原へ。途中、足柄峠へ立ち寄り富士山を撮影。今回はくっきりと見えていて素晴らしい。青く澄んだ富士山も早ければ今月中には雪が降り冠雪が小田原からも見えるかもしれない。雪が降る前にもう1回登りたい。

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