ブログやら本やらで人の興味を引くタイトルのつけ方、なるサイトを見ておりました。「なぜさおだけ屋はつぶれないのか」だの「もしドラッガーが高校野球のマネージャーだったら」のような「もし○○が××なら」的なのが良い、と、書いてありましたので、過去ネタを復活させるにあたって、ちょっとそれっぽく付けてみました。
戦国最強の戦略家との呼び声も高い武田信玄。好敵手として知られる戦国最強の戦術家上杉謙信との戦いで、謙信についての感想を述べています。さて、その感想から「もし上杉謙信があなたの上司だったら」について考えて見ましょう。
○輝虎を評す
永禄元年(1558年)5月、謙信と信玄の間で講和が結ばれた時、謙信は信玄が馬から下りなかった事に怒り狂い、雪解け水で増水した犀川に、無理矢理馬を乗り入れてしまった。
それに続いた家臣団も流されて沢山死んでしまった。
輝虎自身も川の中で馬を乗り捨て、流木につかまってなんとか陸に戻ることができた。
信玄はこれを聞いて、
「謙信は戦は強いが、分別がない。なぜなら、雪解けで増水した川に飛び込めば、普通死ぬわ。馬を乗り捨て、陸に上がるくらいならば、水が減った時期になってから渡ればいいじゃん。謙信は自分が強いからといって、家来にも強く見られようとしたんだろうけど、変な強がりは国主たる者がするべきことじゃない。」と、いったとさ。
怒り狂って雪解け水で増水した川に飛び込む。尋常でない怒りようです。水は身を切るように冷たかったことでしょう。
「うわ、大将飛び込んだ!」
と、慌てて部下であるあなたも飛び込まなければならないことでしょう。
しかし、飛びもんだはいいが、どんどん仲間は流されて死んでしまう。
あんなに勇ましくて頼りがいがありそうに見えた上司の謙信は馬を見捨てて木にしがみつき、ほうほうの体で陸に上がっている。。。
目の前で繰り広げられた光景に信玄も含めた武田軍はあっけにとられ、眼を疑った事でしょう。多分、笑いを通り越して唖然として言ったのではないか。
「俺、武田軍でよかったぁ・・・。」
多分、途中で「あ、俺死ぬかも。」と謙信は思ったかもしれません。
陸に上がってから、冷え切った体で謙信は震えながら、
「うぬ。晴信への怒りで、俺は熱い!」
と真っ青な唇で言ったのではないかと想像されます。
そんな狂いっぷりに魅了されるのか、はたまた「俺、武田軍で良かった。」と思うのか。
たまにはそんなことを考えながら、肖像画を見てみるのも悪くないのかもしれません。
戦国最強の戦略家との呼び声も高い武田信玄。好敵手として知られる戦国最強の戦術家上杉謙信との戦いで、謙信についての感想を述べています。さて、その感想から「もし上杉謙信があなたの上司だったら」について考えて見ましょう。
○輝虎を評す
永禄元年(1558年)5月、謙信と信玄の間で講和が結ばれた時、謙信は信玄が馬から下りなかった事に怒り狂い、雪解け水で増水した犀川に、無理矢理馬を乗り入れてしまった。
それに続いた家臣団も流されて沢山死んでしまった。
輝虎自身も川の中で馬を乗り捨て、流木につかまってなんとか陸に戻ることができた。
信玄はこれを聞いて、
「謙信は戦は強いが、分別がない。なぜなら、雪解けで増水した川に飛び込めば、普通死ぬわ。馬を乗り捨て、陸に上がるくらいならば、水が減った時期になってから渡ればいいじゃん。謙信は自分が強いからといって、家来にも強く見られようとしたんだろうけど、変な強がりは国主たる者がするべきことじゃない。」と、いったとさ。
怒り狂って雪解け水で増水した川に飛び込む。尋常でない怒りようです。水は身を切るように冷たかったことでしょう。
「うわ、大将飛び込んだ!」
と、慌てて部下であるあなたも飛び込まなければならないことでしょう。
しかし、飛びもんだはいいが、どんどん仲間は流されて死んでしまう。
あんなに勇ましくて頼りがいがありそうに見えた上司の謙信は馬を見捨てて木にしがみつき、ほうほうの体で陸に上がっている。。。
目の前で繰り広げられた光景に信玄も含めた武田軍はあっけにとられ、眼を疑った事でしょう。多分、笑いを通り越して唖然として言ったのではないか。
「俺、武田軍でよかったぁ・・・。」
多分、途中で「あ、俺死ぬかも。」と謙信は思ったかもしれません。
陸に上がってから、冷え切った体で謙信は震えながら、
「うぬ。晴信への怒りで、俺は熱い!」
と真っ青な唇で言ったのではないかと想像されます。
そんな狂いっぷりに魅了されるのか、はたまた「俺、武田軍で良かった。」と思うのか。
たまにはそんなことを考えながら、肖像画を見てみるのも悪くないのかもしれません。