入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「秋」(48)

2020年10月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏

 先程までしていた雨音が聞こえてこない、止んだのだろうか。午前3時を少し回っている。もう一度寝直すべきか迷いながら何もせずにいたら、呆気なく1時間が過ぎた。もう、4時になろうとしている。昨日家に帰った時に持ってきた本があるが読む気になれず、時間の中に浮身でもしているような気分で漫然とそれだけの時を過ごしたわけだ。
 持ってきた本の中には上伊那郷土研究会発行の「伊那路」も含まれている。年会費たった5千円で毎月送られてくる。今月号の特集は「箕輪松島」氏に関する明音寺資料などが紹介されていて読むのが楽しみだが、それは措き、その冊子の間に挟まれていたある本の案内に目が行った。
「ぼくは縄文大工(平凡社新書)」。著者の雨宮国広氏は知っている、何度か会ってもいる。氏は、以前にこの独り言でも触れた郷土出身のピアニスト平澤真希さんの「森のピアノ」という撮影企画にも関わり、来週もここの牧場内で前回と似た企画が予定されて、会うことになっている。
 純朴な、縄文の時代を髣髴させるような人物で、国立科学博物館の海部陽介氏が中心になって行った日本人の渡来ルートの一つとされる、台湾から与那国島への実験航海においては、石斧を使って雨宮氏が作った5人乗りの丸木舟が使われた。昨年の夏だったと思うが、この報道に触れた人もいたはずだ。
 普段は「雨ちゃん」などと呼んでいる氏だが、著書を世に出すようになって、そのうちきっとこの本が縄文人気再来の一助になるだろうと期待している。まだ読んでいないが近々に入手する。

 こんな雨降りの天気にも関わらず、2組5人のキャンパーが来ている。また市長や市と、商工会議所の関係者20名くらいが高座岩の現地調査に来た。市長とは、テイ沢のことについて話す。それだけでなく、2時過ぎ、こんな天気でも撮影が行われることになっているが、できるだろうか。赤羽さんの家族も全員、種平小屋へ行く前に立ち寄ってくれた。結構賑やかな土曜日である。
 本日はこの辺で。明日は沈黙します。
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