スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

北欧って感じ?

2006-09-30 23:14:25 | スウェーデン生活
週末はいつものようにウプサラにお買い物。

先週、弦を買いにいったときに数本在庫がなかったので、残りを買いに。

でも、ついつい寄り道してしまいます。
ひょいっと除いた靴屋さん。表の長靴じゃなくて一応ブーツ?をパチリ。デザインがいかにも北欧って感じじゃなーい?
さっそく店内へ。時期的にブーツがたくさん売ってます。でも、今売っているのは(日本ではけそうなの)全て秋モノらしい。冬モノになるとどうなるんでしょう。
デザインも豊富。スウェーデンはダサいとよく日本で聞いていたけど、そんなことないよねー?お店でみるブーツも服もイケてるし、クラスメートもそれぞれの個性を出しつつとってもおしゃれ。右のブーツは一瞬、買いたくなって目にとまったやつ。ニットの部分も裏側のモコモコがしっかりしていて意外に丈夫。495クローネ(1kr=約16円)でございます。
でも、ぜいたくはしちゃあならぬ!とコラエて店を後に。
おとなしく食品だけ買って帰りました。

そうそう、今日は初めてごはんを作りました!ごはんって白ご飯ね。
Japanese riceと書いてあったから、やったね!とばかりに購入。でも帰ってきて中をあけてみるとタイ米みたいに細長くて匂いも違う。なに?と箱をよおーくみると、JapaneseではなくJasminと書いてある。
なんだ、なんだ、JapaneseとJasminってエライ違い。見間違えるなんてよほどのアホ。しかも、Jasmin riceってなんじゃー!!
こうなったら食べてみるしかない。
さてさて、鍋を用意して、確かお水って第一関節までだっけ?
米の種類が違っても水の量は同じでいいのか??
人からは不器用に見られるけど、こう見えてカナダ時代、毎日お米をナベで炊いていたのだ。でも、記憶がかなりアヤシイ。15分強火だったけ?と適当に吹きこぼし、弱火にしてさらに5分。こんな適当でいいのかなぁ...と思いつつ、フタをとると、ジャジャーン!!
白くてツルツルびかびかのご飯が炊けてる!
さーて、さっそく試食…。
う!
マ、マズイ。
コシヒカリが食べたい…。
コメント (4)
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おススメCD

2006-09-30 19:43:27 | おススメCD~Swedish folk
久々のCDネタです。

スウェディッシュフォークですが、今回はニッケルハルパものではありません。
スウェーデンで知名度が高いのに日本ではまだまだ、という2枚を紹介します。

Hoven Droven(写真右)
トラッド度合 ★★☆
アレンジ度合 ★★★
図書館で借りたCD。これ以外に2枚持っているけど、どれをとっても期待を裏切りません。(あえていうならおススメは最新版のCDです。モノは日本に置いてきたので写真が載せられませんでした)
エレキギター、ドラム、サックスなどが入って、エネルギッシュでノリノリ。でもバイオリンがリードを取るのでトラッド路線から外れすぎず、カッコイイ!トラッド曲とオリジナル曲のバランスは半々という感じ。
Lilla orevals efter Timas Hansの曲を知っている人、このCDの2曲目を聞くと衝撃的なアレンジです。あの静かで上品なワルツがノリノリバージョンに。
Vasenが日本で人気あるのなら、なぜHoven Drovenはあまり知られてないの??と疑問。(来日していないというのが一番の理由でしょうが)
ただし、ロックは全く苦手だという人には向きません。


Agneta Stolpe(写真左)
トラッド度合 ★★★
アレンジ度合 ★☆☆

特別講師として授業があり(9/29のブログ)、その後、学校の図書館で見つけたので聞いてみました。これがまた、すごく良くってびっくり。
ダーラナの歌を静かに歌います。Nåraが好きな人にはたまらないかも(歌、バイオリン、オルガンでしっとりした作品を出している)。バックで弾いている人がフリーフォットのペール(Per Gudmundson, Frifot)、スウォップやブートのウラ(Ola Backstrom, Swåp, Boot)などでかなり豪華。
マニアックな掘り出し物でした。

************************
★の意味

独断と偏見でどちらの色が濃いか、★を使って3段階表示しました。

トラッド度合
素晴らしいテクニックや、マニアックな曲など、好きな人にたまらないですが、トラッド色が濃くなると興味のない人には退屈かもしれません。

アレンジ度合
アーティストとしてアレンジもカッコよく、独自の作品を作り上げています。
本来のトラッドの姿からは結果、遠くなります。
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今日の特別講師

2006-09-29 23:22:04 | 授業 その他
今日は、ダーラナ地方の西部から特別講師のAgnetaを迎えて歌の授業。

習った歌は3曲のみで、内容は主に、発声法、カツゼツ、腹式呼吸、ステージでの立ち方(見せ方)、筋肉を意識することなど。
立ち方は、日本でも数回習ったことあるけど、ちょっと違う。
これは西洋風なのか、ステージ風なのか、自信ありげに立たないといけなかった。

こっちでは、音楽関係者は必ず筋肉の仕組みとかストレッチとかとても重要視しているけど、日本も音大とかに行くとそうなのかな?
皆がいうには、「散歩に行く前に靴を履くように、楽器を弾く前にウォーミングアップするのは当然のこと」と。いつも朝食に遅れてくるクラスメート一人がいて、実は、朝食前にウォーキングしていたらしい。私と同じで朝起きれない類の人だと思ってた...。

午後、学校の図書館でAgnetaのCDを見つけたのでさっそく借りることに。
写真左がそのCD。
一緒に写っている本は、関係ないです。これは、Per-Ulf Allmoという有名なニッケルハルパの研究者がいて、その人の本をたまたま見つけたので借りてみました。(後ろに英語のサマリーがついてます。
もちろんスウェーデン語で読もうなんて思ってません)

残り2枚は図書館の様子。
ちっちゃいけど、マニアックな書籍類(ダンス、ニッケルハルパ、バイオリン、サックピーパ、各地方の楽譜、スウェーデン音楽史など)なのでこの広さで十分。
言葉が分かれば、もっと面白いのに。
シルベルハルパやコントラバスハルパなどの展示も写ってます。
後、CDが充実していて、GIGAシリーズ、すでに廃盤となったSonetシリーズ、その他Hoven DrovenやVäsenなどなどあり。

さあ!今度の週末は、気合入れて勉強します!
スウェーデン語の勉強も未だにChapter1から先に進まないし、ちゃんとやらねば。
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スウェーデン民族音楽の特徴

2006-09-28 23:53:15 | 授業 楽器
今日はディッテの授業。(ディッテは瑞・英のバイリンガルクラスをしてくれるので助かる)

今日は細かいことではあるけれどとても興味深い話が二つあった。

(演奏をしない人には超マニアックな話。)

一つはショティシュ(schottis)のリズムについて。
ディッテの授業ではいつも、ソロで弾く練習ということで毎回二人、弾かないといけない。今日はそのうちの一人がアメリカ人のクラスメートの番。タイトルは知らないけれどと断ってショティシュを弾いた。すると、ディッテが、「そのリズムだと、ショティシュじゃないと思う。それか誰かが作った曲では?」とのこと。そのショティシュは確かにショティシュっぽいけど、付点があって跳ねるリズム。
これはガンマルダンス(gammel dans)という、スウェーデンのフォークミュージック(民族音楽)ともフォークダンスとも別の流れを組むものなんだって。てっきりガンマルダンスはフォークの一つかと思ってた。そして、ずっと昔、”はねすぎないでね”というアドバイスを、習い始めの頃聞いたことをふと思い出した。なるほどねー。このショティシュっぽいタイプの曲は”schottis i turer”というそう。
(ショティシュの場合、譜面どおり全くはねずに弾くという意味ではありません。その辺は耳で覚えないといけない微妙なニュアンス)
そして、ノルウェイ版ショティシュ(正確に言えばショティシュではないけど)のリズムも習う。同じ2拍子でもこんなに印象が違うんだねぇ。

もう一つは、音符が前の小節にずれ込むこと。スウェーデン語でföruttangningと言うそう。
直訳すると、"before out taking"だけれど、英語でなんと表現するのか分からないとのこと。前にずれ込んだ音を引っぱったまま1拍目に強いアクセントを置くから、シンコペーションとは呼びたくないとか。
この奏法はもともと使っていたけど、説明としてちゃんと聞いたのは初めて。
へーって感じ。(ディッテはスウェーデンフォーク独特の奏法と言っていたけど、そうなのかな?他の音楽でも使ってそうな気はするけど。)
由来は、一言でいえば、スウェーデンの民族音楽が古くはソロの音楽だったので単調にならないよう工夫していたかららしい。古い歌ではその傾向は顕著で、楽器で同じ曲を演奏するよりももっと音符をつかっているそう。

今日は、ナポレオンの戦争と関係のあるマーチも習い、歴史がよく分からないので授業の後ディッテに、もう少し詳しく教えてもらった。スウェーデンの王様とフランスの話。聞きたいというレアな人がいれば、また次回にでも。

ともかく、感心しっぱなしの一日でした。
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ダンスに演奏を合わせて

2006-09-27 23:48:04 | 授業 ダンス
最近バテ気味です。
朝食前のウォーミングアップも始まったけど、未だ参加できず。(起きれない...)

さてさて、今日は朝からダンスの授業。
3拍子のポルスカ(polska)ターンの練習、それから、2拍子のショティシュ(schottis)の練習。前にも書いたけど、3拍子でほぼ1回転(ワルツの2倍)回るので、結構難しい。腕ではさむという意外なアドバイスで考えずに回れるようになってきた。
そうそう、ダンスって、誰と踊るか微妙。この人嫌いとかじゃなくってね。
"男のロンゲでその髪に触れたくない"とか、"近寄りすぎ!もうちょっと離れてね"、とか。後、妙に小刻みにスウィングする人がいて一緒に組むとぶるぶる振動が、とか...。

Fika(ティータイム)をはさんで、次は楽器持参。
アンドレアスはダンスの先生で楽器は弾かないけれど、ダンスの伴奏という視点からアドバイスをくれる。3人ずつ交代でダンスの伴奏をすることに。
ダンサーからも、アクセントが足りないとか、もっとスウィング、スウィング!とか言いたい放題言ってくる(多分そう言ってたと推測)。
schottis fran Härjedalen(このブログで以前、生録音付で紹介した)を使うと特に踊りにくい。そのまま弾くとターンがしにくい。でも、ダンスに合わせると習った時の曲と雰囲気が変わってしまう。

ソロで伴奏、試してみる?とアンドレアス。いーえ、結構。肝っ玉小さいから。一緒に弾いてたクラスメートも首を左右にブンブン。もう一人は「やる!やる!」さすが。
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ヤンソンさんの誘惑(Janssons frestelse)

2006-09-25 23:50:30 | スウェーデンご飯
誰かに誘惑されたのかって?
いえいえ、今日の昼食の話。

スウェーデンの伝統料理らしい。
初めて聞いた人は「は?」って思うよね、きっと。
ポテトをパイのように重ねたグラタンのようなもの。食べるのは実は初めて。味自体はそんなに目新しいものではなかった。あっちからも、こっちからも、「ヤンソン」「ヤンソン」という声がテーブルから聞こえてくるので「これが例の?」と思ったら、そうでした。
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弦の張り替え

2006-09-25 23:48:08 | ニッケルハルパ
今日は授業の後、弦を交換することに。
共鳴弦は安いけど(12本で200クローネ位)、他の弦4本が高くて16本合計で約800クローネ(1万3千円くらい?)。これは学生料金なので普通に買えば1割増しかな?

弦が多いから面倒なのと、共鳴弦がきれいに響くのでバイオリンのようにくたびれた音に聞こえず、交換するのをずぅーっと後回しにしてきたのです。
そして、同じ理由で案外10年20年と弦を替えない人が多い。でも、ウロフの授業で最低でも1年に一回は替えるよう言われ皆次々やってるので私もやっと重い腰を上げました。(ちなみにウロフは年4回交換)

これがまたえらく時間のかかる作業!
写真の糸巻きなどがある部分、作り手によってかなりデザインが違う。私のは写真でかすかに写っているように、一番低い共鳴弦と一番高い共鳴弦だけ、2mmほどの小さな穴があって、糸巻きの裏側は見えるけど反対側は本体に埋まって見えないという難関。
クラスメートの先の細いペンチと別の友人のくるくる糸巻きを回す道具を借りて、いざ!と思ったけど、うー、オッレ・プランめー!!(←私の楽器を作った職人さん)
長すぎる弦を全部巻きつけてるからほどくのに一苦労。指がひりひりする。

困ってる姿に2人が貸してごらんって。ありがたい!
「右手で弦をこうしっかりもって左手でペグを回して。」確かに。しっかり感触を確かめながらでないと回し過ぎて、気づかず逆回転に巻きこんでしまいそう。
そして例の極小サイズの穴を見るなり、「何、これ!?もー、オッレ・プラン!!!」
そうそう、私もさっきそのセリフ言った。
(注:オッレを非難してる訳ではないです。強度の問題でウッレなりの工夫を施していると思われます。)
ちなみにその友人は全ペグ同じデザイン。もう一人の友人のは、私のとタイプが異なるけどさらに小さい穴があって苦労したらしい。

みんなは一日3本ずつとか替えてるけど、こんな面倒くさいこと明日も明後日もなんてやってらんない!全部やってやる!
隣の部屋から誰かが知ってるジプシー音楽を弾いているのが聞こえてきた。なんてタイトルだっけ?いかんいかん、気が散っては。黙々と作業。
例の極小穴は縫い物の要領で表から裏にさしこんだのを裏からまた通してペンチで引っぱり出して...。そして他の弦はひたすら回してはほどいて、次は楽になるよう弦は短くカットしてから巻き巻き...。終わった!時計をみると21:30。オーノー!3時間30分もかかったってこと!?疲れた。

ところで話はとんで、写真の片隅に写っているジーンズの上から着るタイプのワンピ。今朝、恥ずかしいことに裏返しに着ていて誰かに言われる前にと、あわててこっそり着替えてセーフ!
夕食のとき「実はね、今日裏返し着てたんだ」と言うと、すかさず"I know."。
知ってたんなら言いなさいよ。スウェーデン人!!

さて、ここからは実際に楽器を持ってる人向けの話
楽器を持っている人はその製作者から買うことが多いでしょうが、私の場合。
メロディ弦:Prim
共鳴弦:ギター弦 Bronze Round Wound .022とPlain Steel .014の2種
今回買った共鳴弦:ギター弦Galli 0.57と12弦ギターの弦La Bellaの2種
これはお店の人のすすめで購入。

メロディ弦のC-basは好みでCello CでもOK。
ちなにみ、ウロフは共鳴弦にギター弦を使うのは好きではないらしい。
他にも色々な種類があるので、本サイトにまとめてアップ予定。(予定はまだ未定)
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キャンドルをかこんで

2006-09-24 22:11:10 | スウェーデン生活
週末はダーラナ地方に住む友人宅へお出かけ。

さっそくこないだ取得した国際学生証を利用!
SJ(日本でいうJR)で、なんと片道320クローネくらいだったのが、99クローネに。さっそく学生証の発行手数料のモトを取ったかんじ。前にも書いたけど、フルタイムで(1学年以上。数ヶ月はだめ)学生してたら誰でも発行してくれるので、持ってない人はぜひ。

さっそく駅についたらその友人がホームまで迎えに来てくていた!
久しぶりの再会。2年ぶりかなぁ。
積もる話をしながら家へ向かうと、黄色い家と緑の自然のコントラストが相変わらずスバラシイ。庭は少し小高くなっていて、すぐ先の森や湖などもが見晴らせるのでとっても美しい眺めなのです。

さてさて、さっそくFIKA(ティータイム)!!!
お土産に持っていった”ウプサラ・ブレンド”という紅茶を入れた。シトラスとシナモンかな?スパイシーな香りもする。そして、友人ご夫婦の作ってくれた特製パイ!
私としたことが、写真をとることを忘れてひたすら食べてしゃべってしまった。結局一枚もとってません。なので、ちょっと描写すると、一番下が砕いたクラッカーとナッツをベースに、ビターチョコの層、その上にクリームチーズの層。トップはホイップクリームにブドウをたっくさん散りばめて。あー、おいしい。
Fikaの頃には、友人が招いてくれたFalu Splelmanslagの仲間たちも到着。Falu spelmanslagは、一言でいうと民族音楽を弾くFalunの演奏グループ。(市民オーケストラみたいな感じでしょうか?)

先に夕食の話をすると、fisksoppaでした。とぉってもおいしい。サフランやハーブの入ったクリームスープに、魚やポテトなどの野菜がはいったもの。体にじんわり染み入る味でした。

さてさて、お茶して夕食のためにみんな集まったわけではありません!
もちろんみんなで弾くためにね。私はバイオリンを貸してもらった。
未熟なせいか、ダーラナ地方の曲はバイオリンが一番弾きやすい。
少し薄暗かったので、キャンドルを真ん中に一本。部屋の隅にもいくつか。
さて、何を弾こうか。なんて最初言っていたけど、一曲弾き始めると次々出てくる。
ボーイングは重く、リズムが揺らぐ。
ニッケルハルパで習っている曲とは地方が全然違うのでこの重い感じがとってもなつかしい。やはり、このリズムが一番しっくりくる。
キャンドルの薄明かりでみんなと弾くセッションはとってもダーラナ的でした。

そして夜みんなを見送ってふと空をみるとすっごいたくさんの星。こんなにゆっくり星をみるのは久しぶりだなぁ。ん?ひしゃく型の星座(名前忘れた)がでっかく見えるみえるのは気のせいか!?その友人によると、三日月が日本とは違ってみえるのだとか。
またゆっくり見てみよう。
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Niklas(ラーナリム)の授業でへとへと…(生録音)

2006-09-22 19:28:23 | 授業 楽器
今日は、ラーナリム(Ranarim)の二クラス(Niklas)の授業でした。
ラーナリム以外にも、ニッケルハルパオーケストラ、ソロ、ギターのIan Carr(だったと思う)とのデュオなど、いろんなCDを意欲的に出しています。

以前、1週間のワークショップやプライベートレッスンでも習ったことがあり、久々の再会です。

来週から日本ツアー(コンサート)に出発するそう。
日本でワークショップするんだよね?って話してたら、
「うーんと、そうだっけ?あ、そうそう。多分、そう」
なんだかはっきりしない返事に突っ込みをいれると、まだ日本ツアーのスケジュールに目を通してないとか、なんとか。
そうだよねー、自主企画のツアーじゃあるまいし、知らないよねー。

ちなみに、スウェーデン版ラーナリム情報
新しいCDリリースにあわせて10月11日にStalletというクラブで、コンサート。
Stallet会員のみ入場可(会費のみ。チケット代はいらない)。

さあ!今日はしんどかった!

一日で、二クラスの出身地、スコーネ(Skåne) の曲を4曲習いました。
もちろん、サマーコースみたいにレパートリー増やしてみんなで楽しく、という訳にはいきません。
スコーネの曲は変わったメロディが多くてとっても覚えにくい。
そしてスコーネは大陸に近いせいか、16部音符のSlängpolskaが多い。なので指の動きの練習が中心。

・ボーイング(8ストローク、スラー、フィンランドでのボーイングetc)
・指のジャンプ、スライドの練習(ドレミファソラシドを小指と薬指2本だけで弾くetc)
・和音と伴奏、そのバリエーション
などなどでした。

それ以外にセルフスタディ用にと10曲ほど録音。
みんなで床にごろごろ寝っころがって聞き入りしばしコンサート状態。
めっちゃ上手い!バイオリン聞いてるみたい。

最初に習った曲を聞けるようにしました
スウェーデン伝統音楽のサイトの「楽譜・聴く」のページのPolska fran Skåneです。

「さて宿題はこれとこれと…」
右から入った曲が左に抜けてくー。

今日は、ダンスコースの人たちは体をぱちぱち叩き(トランシルバニアのダンスを習ったらしい)、私たちニッケルハルパコースは皆弾き付かれて、首をシェイクシェイク(ストレッチ)。
はたから見たら変な集団…。
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今日のランチ

2006-09-21 22:38:23 | スウェーデンご飯
久々の料理ネタです。

さて今日のランチは?

何でしょ、これ。(写真左)
ハンバーグにしては小さい、ミートボールにしては大きいミンチ肉のかたまり。それにたまねぎも一緒に。ソースはグレービーソースかな?
気持ち悪いことにスウェーデンでは肉団子にジャムをつけて食べます!
なので、手前にジャムのビンが写ってます。
それに、豆、ゆでたポテト、手前に写ってないけどサラダも。
右奥に写っているのは、knäckebrodという薄板状の乾パン。バターにチーズ、きゅうりやトマトなど載せて食べるとグーッ!

右写真は、本日のランチの後のデザート(ティータイムのデザートは別!)
アイスクリームとフルーツジャムを添えて…。
んー、太る!太る!

今日の午後からは、お互い曲を教え合うという時間。
今回は新しい事に挑戦!
2つの全く別のポルスカを同時に弾くと
あ~ら不思議!とっても不思議!
へ~こんなことも出来るんだねぇ。
まるでメロディーと伴奏の用でとってもステキ。
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水の精。ホンマかいな?

2006-09-20 23:39:36 | 授業 その他
前回、ニッケルハルパを持った天使を見に教会に行った時のおっちゃん、じゃなくて、グンネル(Gunnar)の講義、再び。

今日は、グループごとに課題の発表から。
他のグループは、ムーラハルパ(moraharpa)で○○の資料の曲を弾くとか、教会の壁画の花の意味は、などなど。

私のグループは、こないだの教会にいくつ、どんな種類の楽器が描かれていて、それぞれ誰か、というもの。古楽器なので本当は資料をくれるはずだったらしい。おっちゃん(Gunnarのこと。ペンを持つ手も震える年配のご老人なもんで)忘れてたとかで今日くれた。前回、疑問だったフィドラの説明もある!今度、辞書つかってじっくり読もうっと。

私には、何よりも、「誰」という部分が難しい。
誰と言われても、聖書やキリストにまつわる話を描いた絵をみてもストーリーを知らない。
クラスメートがその辺は適当にしゃべってくれて、「で、Davidと巨人の話知らないっていうから僕が教えてあげました。もう分かったよね?」って、おいおい、私に話しふらないでよ!
「・・・big monsterのことよね?」って言ったら、「え?うーん…」と首をかしげる。
どっとわきあがる爆笑。だって、前回そう教えてくれたでしょ!
いいもんね!

それから発表の後は、聖書の話、壁画の花の意味、モーゼやらヨセフと杖の話などなど、キリスト教の授業を日本で受けたことあったけど、今まで聞いたこともないようなお話ばかり。それからやっと、ネッケン(nacken;水の精)の話。

このネッケンは、湖に住む水の精で、バイオリン(ニッケルハルパのことも)の優れた奏者でもありシンボルにもなっている(ウプサラ駅前の像とかね)。精なんて聞くと妖精っぽいイメージだけど、そんなのじゃなくて人を音楽で惑わし、悪として頻繁に昔から登場するらしい。
姿も自在に変えられ、本当の姿は下半身が悪の象徴であるヤギの足をしている。

ネッケンが登場するお話の例
ネッケンがバイオリンを弾き出すと、それを聞いた人は操られて踊りだし、そのまま弾きながらネッケンが川の中へ行くと、踊らされた人々もそのまま川の中まで操られられおぼれてしまう話など。他にも、ネッケンが曲を弾くと死ぬまで踊らされるなどなど。なんと防御法なんてのもあって、スチール(針やナイフ)をドアに置く、地面にさす、湖に石を投げるなど。
また、このネッケンが曲を弾くと(ネッケンの弾くポルスカはチューニングも曲の構成もとても変わっている)最後のフレーズになると、一斉に机も椅子もそこらじゅうのものが踊りだすとか。

もちろん授業のスウェーデン語は理解できないので、授業後に助けてもらったのでこうして記録できます。ここの友人に感謝。
その友人は中世にはまっていて、毎週末中世の格好をしたまま電車に乗ってストックホルムに遊びに行っててちょっとびっくり。え?その格好で?って言うと、イエース!何が悪いの!って返される。そして、妖精の本やスウェーデンのミステリースポットの本などたくさん持っていて、ネッケンについても本を片手に夜、詳しい話をしてくれたので怖くなってしまった。
怖くて、学校においてきた楽器を取りにいけないー!って言ったらついてきてくれたので良かった。2階の階段の上に、おっちゃん2人の等身大の白黒写真がたてかけてあって、夜見るとホントにぎょっとする。夜、学校のPCルームから出てきて階段のほうに歩くと・・・、ぎゃぴー!って心臓マヒおこしそうになってしまう。

話がまたもやそれまくってしまいました。
授業に戻って、ウップランド地方のGås-Anders(ゴース・アンデシュ)というプレイヤーの話。
このゴース・アンデシュ、写真も残っている時代の人なんだけど、このネッケンに魂を売ってバイオリンを習ったんだそう。とっても有名な人なので名前も曲も知ってたけど、こいつもそうだったのか!って感じ。というのも、そういう魂を売り飛ばした(らしい?)プレーヤーの話は、他の地方でもノルウェイでも聞いたことがある。

そして、ネッケンのポルスカ2曲のCDを皆でしばし聞く…。

ウソか本当か、北欧の伝説めいたまことしやかなお話。

さてさて、ゴース・アンデシュはこの世を去った後、天国に行ったのでしょうか、ネッケンの元にいるのでしょうか。
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ウロフ(Olov)によるコードの授業

2006-09-20 23:34:32 | 授業 楽器
ここはメインとなる先生が3人いるけど、ウロフの授業が一番ハード。

なぜって、
理由1、英語を使ってくれないから。
理由2、課題が難しい。

簡単な曲を選んでいて、曲数も他の先生みたいにどんどん進まない。
だけど、その選曲に明確な目的があって、課題とすべき内容が毎回濃い。どんな簡単な曲でもこの視点で練習すれば、高難易度の曲になってしまう。
バイオリンをやっていた時(もちろんスウェーデントラッド)と同じ壁が立ちはだかる!

今日は、体のストレッチ、指のストレッチのあと、移弦とリズムのアクセント、それからボンドポルスカ(bondpolska)の歴史と実際の弾き方についてのレッスン。
一部のポルスカは、「2拍目がここ」とはっきりしたものがなく、その場合3拍目もやや位置がずれる。要するに譜面ではあらわすことができない。
ボンドポルスカもこの類のポルスカで、さらにボンドポルスカの特徴はどう違うのかというレッスン。
(各音のダイナミックレンジと2拍目の突き上げ方が最大の特徴。)

そして、宿題の発表。
え!発表するの!? 
前回、「生録音」として掲載している曲のコードをつけてくるように、というもの。
コード理論みたいなことは考えなくていいから、お好きにどうぞって。
なので、みんなおもしろい。一人として同じコードをつけてきた人がいない。
私はというと…、「ベース音と5度の音のみ使用」というルールを理解してなくて、3度の音もとっていたので、適当にごまかして発表しませんでした。
え?卑怯って?いーじゃん!
次回からガンバル。

でも、ウロフのヴェーセン(Vasen)というバンド、アメリカに2週間コンサートに行くらしい。しばし先の話。
ん?日本公演は秋だと聞いたけどいつだ?その頃もまた、ウロフがいないってこと!?


過去の学生がつけたコードで面白いのがある、とウロフが紹介してくれたものを載せてます。(9/10の。 schottis från Härjedalen)
録音が聞けた人、曲を知っている人、このコード一度お試しあれ。

Aパート
B♭ F|G A|C G|G F|
B♭ F|G A|C G|G F|リピート
Bパート
B A|G F|G B♭|F A|
B G#|G F|B♭ F|C D|リピート
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歌の授業と、空手ストローク再び

2006-09-19 22:51:15 | 授業 楽器
今日は2回目の歌の授業。

ストレッチ、複式呼吸の練習から。
そしてフォークソングを歌う時の特徴の話。

まずは発声練習。複式でドレミー♪
次に、2グループに分かれて片方はベースノートの一音のみで歌い
(サックピーパのようにとDitteは表現していた。英語ではバグパイプのこと)、もう片方がメロディ。
なんのこっちゃ?という方は、授業の様子を生録音をどうぞ。
曲はとても簡単なものを使っている上に発声練習を兼ねているので鑑賞用ではありません。

ほか、ショティシュの歌を3曲習って、うち1曲おもしろい歌が。
フィンランドのことをおちょくった(?)歌で、歌詞の2番がフィンランド訛り。
「フィンランド人みたいな感じで歌ってね」って言われても。
一体どんなんじゃー!

Ditteは今日はよく英語を使ってくれるので分かりやすい。
しかも、前回と今回の歌詞を私とジョン(アメリカ人)のために用意してくれた!
なんと一部、英語で解説までついてる。ありがたやー。

FIKA(ティータイム)をはさんで、再びDitte。
次はニッケルハルパの授業。

ポルケット(Polkett)。ポルカのようなもので2拍子。
Masbopolkettenという曲を使った練習。

具体的な練習法を知りたい方へ、レッスンのまとめ。
・ボーイング(弓の動き)
以前書いた空手ストロークをこのポルケットで練習。
ハッー、ヤッー!とちゃんとパンチのように”寸止め”してね、とDitte。
つまり、空手ストロークの最後はぴしゃっと弓を止め、そのままダラーっとひいてはダメです。難しいのだけど、空手をイメージすると確かにいい音になる。
・左手小指をA線とC線で使う練習。
・ファ、ミ、レの音でダブルストップを使う練習。

それからIdaって人(1960~70年頃逝去)が昔弾いていたポルスカ2曲。

このIdaって人、魔術めいたことにはまっていたらしい。
こないだ特別講師できてくれたHasseが子供の頃、病気になったときに訪ねたことがあってすっごく怖かったって。

さあ!授業の後、今日のランチは塩シャケ。デカイ!
60cmはありそうな巨大な塊がどーんとプレートにのってます!
いっただきまーす!
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スウェーデン4つの不思議

2006-09-18 21:52:42 | スウェーデンのこと...
今日はソニアの個人レッスンの日でした。
個人レッスンは英語でしてくれるから最高!!
さっそく今抱えている問題をぶつけて、解決の気配!
とはいっても問題が何か分かって、そのための練習法を教えてもらっただけ。
やった!などとヌカスのは100年早い…。
練習しないとねー。

本題とは何も関係のない写真を載せているけど、これは、今日の個人レッスンの後出かけた散歩にて。スウェーデン人は、どれが食べていいキノコかとか自然の知識が詳しい。
写真右は食べてはいけないキノコ。名前は…さっそく忘れちゃった。

さてさて、本題。
多分、「不思議」は今後も増えていくでしょうが。

1.フォークとナイフ
何を食べるにも、フォークは左手、ナイフは右手。
スパゲティを、な、なんと、彼らはフォークとナイフでめっためたに切り刻みます。
そしてライスを食べるがごとく右手のナイフで無残なめった切りパスタを左手のフォークの上に載せて食べます。あぁ、なんとあわれな、スパゲティボロネーゼ。
もちろん、レタスも滅多切りにして、左手のフォークにちょこんと載せて食べます。
ここにはアメリカ人が二人いて、この二人だけ、フォークを右手に持ち替えて食べるのは。

2.オリエンテーリング
こう聞くと、入学初日の説明会?なんて日本人なら思ってしまうけど、違います。
ゲームのこと。(スウェーデンに詳しい人なら当たり前と言うでしょうが。)
地図を片手に、森を数日かけて目的地まで行く競争ゲーム。数日かけてだから、もちろん途中でキャンプしながら。クラスメイトがオリエンテーリングに3日かけて参加するといって金曜からお休みをもらってた。ナショナルコンペなんだって!
以前、ある知人宅を訪ねた時のこと。「主人はオリエンテーリング中だから、今いないの。いつ帰ってくるかって?さあ、ゴールまで何日かかる分からないから」とのこと。
目が点。スケールが違う。
日本に森なんてあるのか?とも思うけど、林なら数時間も歩くと反対側に出るし、こんなゲームは想像つきにくい。(あ、でも長久手にはこんもりした森があるなぁ。)

3.脇の○
あえて文字にしないでおきます。が、とってもびっくりします。もちろん女の子。
みんなキャミ一枚なので腕を上げると…、オーノー!
目をそらすどころか思わず見入ってしまいます。習慣の違い?でも、でも、それにしても、カフェオレ色の茶色ならかなり目立つ。ダンスレッスンの時なんか、腕を上げると…毎回うひゃって、なかなか見慣れません。

4.学費
これは不思議というよりも、違いにびっくり!ってやつですが。
(この話は、聞いた話なので誤りがあるかもしれないけど)
学生は20才を越えると政府から月々2000クローネ(3万円ちょっと)もらえるそう。
友人によると、「2000クローネじゃとても生活できないから、学生は政府からお金を借りられるシステムなの。」”政府”に借りる話も驚きながら、”もらえる”っていいよね。って、その友人に言うと「じゃあ、日本の学生はどうやって生活するの?」
普通は親が払うよって言うと、目をぱちくり。
「まー、日本の親って金持ちじゃないとやってられないね!」
だからこちらの学生は自立心が早くから育つのかな。でも、よくこれで国が成り立つような(財政面)。まぁ、払ってる税金の額がハンパじゃないから、比べるものでもないけれど。

というわけで、「不思議」シリーズ第一弾でした。
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ノルウェイのスプリンガル(springar)

2006-09-17 21:03:12 | 授業 ダンス
今日もゲスト講師、トゥーレというノルウェイ人を迎えて、ノルウェイのダンスの授業。ダンスコースの生徒と一緒の合同レッスン。

その部屋に入ってきた一行の中に、
「あ!Cajsaだ!!」
彼女も私を覚えていてくれて、見るなりかけよってきた。
カイサは2003年にこの学校のサマーコースをとったときの先生。
とてもダイナミックな演奏をして歌も上手い。(黒髪に青い目をした美人!)
再会できてとってもうれしい。
そのカイサが、友達のノルウェイ人を学校まで連れてきてくれたのだ。

色々とお話する間もなく、ダンスレッスン開始。

ノルウェイのスプリンガル(springar)とは、スウェーデンのポルスカ(polska)のようなもので、ノルウェイ独特の3拍子の曲。
(ノルウェー国境に近いスウェーデンにもスプリンガルを弾く地域がある)
スウェーデンのダンスと同様、コマが回るような連続回転あり。
※ポルスカ(polska)については、前回のダンス授業の記事か、用語集からどうぞ。

講師のダンスデモを見て、「え!あれ踊るの!あれはただのデモよね・・・」という私の不安でいっぱい。
うまいねー、さすがだねーなんて他の人みたいに眺める余裕もなし。
そして不安は的中。あれを踊るらしい。

スプリンガルは弾いたこともあって、演奏も慣れるまで難しい。
永遠に続くような旋律が続いて、どこが1拍目かすぐに分からなくなってしまう…
なのに、ダンス!?できるかな。

そうだ、ちなみに今日のノルウェイ人の先生はノルウェイ語で説明します。もちろんスウェーデン語すら分からない私にはノープロブレム。
どっちも分かんないから。
すごいなと思うのは、スウェーデン人のクラスメイトはみんなそれで理解できるってこと。
細かい部分は分かりにくいらしいけどすごいね。特徴の違いを皆に聞いたら、言葉もダンスも気性もノルウェイのほうがup&downが沢山あるイメージだって。スウェーデンだと、どれもなめらかでなだらかなんだそう。
同じ隣同士でも、日本語と韓国語は勉強もしなければ聞いても何話してるかわからないのにね。

ハイ!では、本題へ。まず、リズムの取り方から。
3拍子なので、当然、拍は3つあって、その3つの拍を
「12、3」と3の前に間をとったステップ踏んだり、
「12and3」とandも含めて4ステップ踏んだり、
「12」と2ステップで踏んだりする。

練習は、このステップですすみながら回るとそれぞれダンスで使う回転になり、そのまま相手と組んで回ってみるとダンスになる、という順序。
カイサが時々歌ってダンスの伴奏をしてくれた。

ぜー、はー、って感じでぐったり。
ダンスコースと合同ということもあってか、女性側、男性側、どちらのステップも覚えないといけないから、頭も体も疲れまくり!
お昼の豆とひき肉のカレーも今日はすごい食欲で食べてしまった。

トゥーレはダンサーだけでなく、ハーディンフェーレ(=ハルダンゲルフィドル;hardinfele)のプレーヤーでもあり、午後からは1時間ほど演奏をまじえたミニレクチャー。
ハーディンフェーレとは、ノルウェイの民族楽器(弦楽器)で、形はバイオリンに似ている。ニッケルハルパのように共鳴弦があって、エコーがかかった軽く高く響く音色。(個人的には、この楽器の音色もスプリンガルもとっても好き。)ボディーはバイオリンより薄くて軽いかな?そして民族楽器なだけあって、装飾が細かい。(写真)
チューニングは色々あるけど…と断りつつ、彼はA-D-A-EのA-basにしているそう。
意外に普通な感じ。曲によっても変えるのかもね。
ちなみに実物がみたい人は、浜松の国立楽器博物館へ。
ガラスケースごしでシケシケだけどね。

さて、ミニレクチャーの後はダンス再開!
きゃー、ひゃーと、とても優雅とは程遠い奇声をあげながらぐるぐる回って回って、回りつかれた一日でした。
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