スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

日本を代表するカンテレ奏者

2023-05-10 17:39:50 | 未分類

日本を代表するフィンランドのカンテレ奏者、あらひろこさんがお亡くなりになり、ショックで言葉もありません...。

90年代から活躍していたそうですが、私があらさんの存在を知ったのはスウェーデンから帰国後。「あらさんのように集客できるなら」ということを方々で聞き、どんなすごい人なんだろう?っと思いネットで調べたのが最初。カンテレは音も小さく控えめで派手さがあまりない楽器。どうやったらそんなに集客できるんだろう?と不思議に思ったのを覚えています。同時に、あらさんと共演した方からは「それはそれはとてもお美しい方で」と聞いていました。「所作や立ち振る舞い、話し方、演奏、全てが美しい」のだと。

段々と分かってきたのは、あらさんはカンテレを通して自分自信を表現をしていて、そして常に自分らしくあり、その上品で優しい人柄が音の一粒一粒にあらわれてファンや共演する人を魅了していたのだと。

その後、SNSでつながってからは気軽にコメントをいただいて、会ったことがあるかのような距離感を感じていました。実際にお会いしたのは三田の音楽祭と去年の11月。個人的にお話がちゃんとできたのは去年1度きりなのに、ずっと前から知っているような雰囲気をまとった方でした。最初に聞いていた「所作も何もかもが美しい方」もその通り。あの時は、10年以上ぶりに再会したSunnivaとはしゃいでしまいましたが、次の機会にあらさんとゆっくりお話ししたいなと思っていたのに。

日本の北欧音楽の第一人者でもあり、この音楽に関わる方や、私よりもっと濃いお付き合いをされていた方は、皆さん一様に大きな穴があいた気持ちになっていると思います。

小さいころは身内が亡くなると、お葬式をして、法事で集まっては故人を偲んで少しずつ少しずつ残された家族と心を整理をつけて、そうして一歩ずつ進んでいました。

大きくなり、親友を亡くしたり、こうした身内じゃない方が亡くなると、ご家族とはお付き合いがないので、法事などで故人を偲んだり集まる場もなく、心の整理を一人でつけないといけなくなってしまいました。残された家族に伝えることができませんが、すぐに前を向いて気持ちを切り替えることもできないし、ふと手をとめると思い出します。このブログの性質上、宣伝をしたり、違う話題を書いたりしますが、本当は次々と発信する記事のように心は切り替えられません。

今はただ、ずっと忘れない、と言うことしかできそうにありません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オンラインあれこれ

2020-06-12 14:42:31 | 未分類

「実力の差は、金の差じゃないかー!」と本日の一言。
下品ですみません。

この度のコロナ禍で、図書館の本を常に40冊ほど借りていました。1人12冊、4人で48冊借りられます。
返却期限がきて、借りっぱなしで読んでいなかったな、とやっと開いた本があります。

「CDでわかる ヴァイオリンの名器と名曲」
内容は、名器について、名曲の解説、ヴァイオリニストの紹介と続き、最後に、ストラディバリウス、モダンバイオリンでガッダ作(おそらく500万クラス)、ヴィットリオ作(価格帯不明)、この三挺の聞き比べ4問が付いていました。演奏は漆原啓子さん。

結果、全問正解。そして本を閉じて、思わず叫んだのが冒頭のセリフです。

モダンバイオリンは平坦な音で、同じ人が弾いていると思えませんでした。
もし自分が頑張って500万だして楽器を買って、ある日、ストラディバリウス持っている人と同じステージに立つと想像して… 絶望的な気持ちになりました。


今日の話題はオンラインあれこれ。
・音楽のレッスン
・オンラインのコンサート
・古い楽譜集のID番号、楽譜のスキャン画像をオンラインで閲覧(長くなるのでこれは次回)

ところで、その前にニッケルハルパを演奏する方へ伝えたいお話しがあります。
対策をとらなければ頸椎ヘルニアになりますよ」ということです。

先日、肩と手が痛くてかかりつけの整形外科に行ったのですが、レントゲンを見ながら「首のここが潰れて中身が飛び出してトゲになっています」と言われました。「10年前のレントゲンではこの部分が潰れかけてましたが、今日のレントゲンで見るとその箇所が完全に潰れています。」と。え?10年前、異常はないと言ったのは、あなたですけど…?

昔、フィドルで首を痛め指がしびれ飲みこむのも辛く、いくつか整形外科や耳鼻咽喉科で見てもらいましたが、レントゲンやCT(MRIかも?)では異常が写らず、痛みは気のせい、ストレスでは?とまで言われました。西洋医学は、科学的根拠がなければ治療はできないという考えです。
今回も結局、「レントゲンでは神経を圧迫していないので、今ある痛みの原因は不明です。」とのこと。
病院では以前も今回も楽器の話をしているので、潰れかけていますよとか何か助言があれば改善できたかもしれないのに…今回も楽器を弾いて良いと言われましたが本当に?神経を圧迫する画が撮れたら対応が変わるのかも。

ストレートネックや頸椎ヘルニアの治し方をネットで探すと、タオルを首にかけて〇秒引っ張るといった方法が紹介されています(効果は不明です)。
つまり、2-3kgあるニッケルハルパのバンドを首にかけて、〇秒どころか何時間も演奏することは、骨の矯正以上の力が首や骨にかかるということです。

最近よく聞く、スマホ首やストレートネックのことは知っていましたが、セルフチェックでひっかからないので自分は違うと思っていました。
レントゲンでは、私の首はストレートどころか歯並びの悪い感じの骨がゴロゴロ、古い遺跡の石が散らばったらこんなかな、みたいに見えました。お医者さんからは、普段の姿勢が悪いのでしょうというコメントのみで、今後どうすべきという話はありませんでした。

スウェーデンでは楽器の演奏と体作りはセットで、言われた通り、ストレッチなど続けていました。
思い返すと、「首や腰を痛めることが多い」という漠然とした理解では、具体的な腰や頸椎のヘルニア(仕組みや予防含めて)へ考えが及んでいませんでした。背中のS字カーブが大事だと分かっていても、明確な理由や目的なければ、そのストレッチは本当の意味では機能しないと思います。

皆さんも、頸椎ヘルニア防止を具体的に意識したストレッチ、そして演奏していない時の日常生活での頭の位置や姿勢等、お気を付けください。
サックス奏者も頸椎ヘルニアの方が多いようで、ストラップ含め、参考になる情報が多そうです。
試して効果があったものは紹介していきたいと思います。

さて、オンラインの話題といいながら違う話ばかりで詐欺みたいですね!
レッスンやコンサートなど思うことをつらつらと書いていきます。

<音楽のオンラインレッスン>
ダニエル、トルビョン、ウロフなど、リアルタイムの個人レッスンや、レッスン動画の再生まで、オンラインレッスンの機会がどんどん広がっています。

良い面もありますが、弦楽器は特に音質面で課題があります。
音色や運弓、音圧など、見て学ぶ、聞いて学ぶ、そのための情報が動画ではごっそり抜け落ちます。
目の粗い写真を拡大して本を読むような感じで、無い情報は見えないし、聞こえない。
小さな音で弾けば「小さい」と視覚からも気づきますが「どのくらい小さいのか」、また講師が体を使って大きな音で演奏しても「どのくらい大きい音なのか」もよく分からないのです。
できる対策としては、できるだけ実際のサイズに近づけ(スマホよりタブレット、タブレットより大きなテレビ画面)、そして、できるだけ実際の音量まで上げることでしょうか。
※イヤホンで大音量は、耳を傷めるので気を付けてください。

ニッケルハルパの共鳴弦、バイオリンの倍音、豊かな響きも電子的な音に変換されれば聞こえません。
では、良いマイクだと、どうでしょう?
高価なマイクは「良い」音になりますが、言い換えると、フィルターを通したような音。
冒頭で紹介したバイオリンの名器の本でも、録音の音は「蒸留水のよう」と書かれていました。「本来の音色は、清流でノイズなど色んな音の成分が含まれている」と。目の前で聞くと、弦を弓がこする時のサーッという音にならない摩擦音も聞こえます。特にレッスンでは、そうした余計な情報があるからこそ、演奏のヒントにつながるのだと思います。
生音に近くなるような撮り方の工夫はあると思いますが、オンラインレッスンであれば、リアルタイムよりも「レッスン動画や録音の再生」のほうが音の劣化が少ないかもしれません。

音色が気にならない場合は、活用例は沢山!色々と学べます。
・レパートリーを増やす。
・リズム、指使い、伴奏など技術習得。
・コツ、ノウハウなどの質疑応答も出来て、海外の講師からも手軽に習える、等。

<オンラインのライブ>
レッスンとは違い、ライブは音質がまあまあでも途切れなければ楽しめますよね!
リアルタイム配信で世界中の人とその瞬間を共有できてる実感もあります。

ただ、私は細切れ時間しかないので、先日見たオンラインライブでは、「私は外出して家にいないと思って」「夜ご飯ができらた呼んで」「お風呂はいったら一声よろしく」と言い残して2階へ引きこもり。でも…外出よりも不評です。何回もやったら家庭内暴動が起きそうです。

次に見たのは、Dreamers circusのガーデン・ライブ。約2時間。午前中2時間ちゃんと予定を開けていたのに中断。続きをみれたのは、午後と夜です。
映画は途中で止めてもストーリーや世界観に引き戻す強い力があるけど、コンサートは中断したら、同じ感覚、同じ気分、同じ空気には中々戻れなません。

「気軽に、いつでも、スマホやPCで一人で」という楽しみ方は、私には合わないようです。

それと、演奏する側として気になることの一つに、収益面があります。
ライブ配信は、配信トラブルや個々の機器のクオリティ差を考慮して、金額を自由に決めて払ってもらう寄付や投げ銭制が多いようです。でも、払う側が金額を決める、パフォーマンスに値付けをするというのは、日本で一般になじむのかな?どうでしょう?普段からチップや金額自由の寄付に慣れていないせいか(日本は、ご祝儀でも妥当金額があり、寄付も一口いくら~が多いと思いません?)、チラホラ聞こえるのは「何円だと妥当か」「相手に名前と金額が分かるのか」「周囲がいくら払ったか分からないから不安」、という声です。

集金方法は色々ありますが、最近はPaypalを多く見ます。
paypal.me/○○というリンク先に行くと、金額を入力する画面になるシンプルな仕組みで、要はクレジットカード払いです。

さて、次回ブログの内容ですが、Folkmusikkommissionen(伝統音楽を収集する委員会)はご存知でしょうか?以前はこのFMKが集めた1700年代の楽譜を見るには出向かないと行けませんでしたが、現在ではオンラインで閲覧できるようになっています。また楽譜にはIDがつけられていて、CD解説でも見かけます。近いうちに、この話の続きを書きたいと思います。


お知らせ
北欧の音楽ピクニック2020に参加しています。

過去3回行われ大人気のイベント、オンラインで復活です。演奏の配信は6/21ですが、夏至のコラムなどコンテンツも充実。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイクの話

2009-10-01 10:50:49 | 未分類
写真右は先日のレコーディングスタジオ。
こんなコントロールルームが遠い立派な部屋は初めてでドキドキ。

レコーディングは、高音質録音の開発・推進をしている会社へのサンプル提供。
ニッケルハルパもハーディングフェーレも共鳴弦がいっぱいあるので再現能力を確認するのによい材料みたい。
この日は全部で4曲レコーディング。
そういえば、個人的に、CDで生のニッケルハルパに近い良い音ってあんまり聞いたことない。
共鳴弦の音が小さすぎたり、妙に作りこんだエコーがかかってたり・・・。
仕上がりがどんなだか興味シンシン。

ところで、写真のマイク6本中4本はDPAの無指向性。
スウェーデンでも勧められたのはDPAの無指向性マイクだった。
ニッケルハルパには最適なんだって(ライブ用としても)。
日本でマイクのことを調べた時は、ライブ用は指向性マイクがベターとするページが多い。
無指向性は音を方向に関係なくひろってハウリング現象が起きるから、らしい。
じゃあなぜスウェーデンではお勧めが無指向性?
(ギターと一緒にやるヴェーセンのOlovもDPA無指向性です)

この日のビクターのエンジニアさんに聞いたら
「日本人はマジメだからね。ハウリングのリスクと聞けば避けようって思うのかもね。
結局エンジニアが調整できることから関係ないんだけどね」だって。
やはりこの楽器には無指向性マイクのほうが空気感がひろえて良いみたい。

「テイク1!」
「録音聞いてみてくださーい」
聞いてみた。
ひえー、めっちゃキレイな音。じ、じっさいよりキレイ??
いやいや・・・そんなことない!
どきどき。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑記

2009-05-01 20:28:56 | 未分類
ヴェーセンの来日コンサート(4/28)素晴らしかったです!Olovとの久々の再会はなつかしかったけど変な感じ。
お互い知った状態で日本で会うのは初めて。
ところで、ヴェーセンファンのみなさん。もしくは、ジョセフィーヌ・ワルツファンのみなさん。
あの出だしの弓は返さないって知ってました?

************************
雑記

スウェーデンのこと、CDのこと、日本での出来事、書きたいことは沢山あるけど、ブログタイトルが「サバイバル日記」なんでねぇ。
別にブログ作る?ここに書き続ける?と迷っています。

ひとまず先日の出来事、その1
偶然ロピスラボを知り、そこで偶然カフェHANAREの離れを借りてスウェーデン語教室を
開催していることを知り、のぞいてみた。
なんとまあ!ステキなカフェ。和でシンプルだけどモダンすぎない。
そこにはスウェーデン人Fちゃん、Rくんがいて、言われないとスウェーデン人とは気付かない名前。
「…それって、今っぽい名前?」と聞くと「クラスには何人かいる、ごくフツーの名前」
ええー!それはないでしょ。
でもRくん、しばし考えた後に「20年前にはない名前」だって。ほらやっぱり。
フォークの音楽の世界では、こんな今風の名前聞いたことないもん。
フォークの世界はいわば「梅さん、太郎さん」の世界なのかも。

その2
fissで一緒に演奏しているSさん、ハーディングフェーレの指板を横からのぞいて
「これな、向こうがちょっと見えてんねん」と。
どれどれ。あ、ホント!
ペグがいっぱいある楽器だから強度的に修理が必要なのかも?
早速、国際楽器社へ。「修理の相談があって…」とケースをあけるとお店の方「でたー!また変な楽器!」
そう。ニッケルハルパもここで修理してもらえるから、できるでしょう!と見せにきたのです。
会社組織がしっかりした修理件数自体も多い弦楽器屋さんで、かつ複数の職人さんの目でみてもらえるというのはやはり安心。
職人さんを交えて修理の相談中、社長さん(だと思う)おじちゃんが楽器辞典を奥の棚から出してきた。
ハーディングフェーレのページを開いて「ふむふむ」と。
横からそーっと手をのばして「ニッケルハルパ」と調べると「絶滅しかけています Now dying out」
えー…ちょっと古い本みたい。

関西ネタが多いけど、地元福岡もカフェや楽器店開拓したいな。
情報ある人は教えてくださいませ。

その3
World of Warcraftという世界的人気のオンラインゲームの、サウンドトラック用レコーディングをしたと連絡がカイサからあった。
新ジャンルに挑戦ということで本人もドキドキみたい。

カイサ(Cajsa)は、08年にはUplands Spelmansförbundから金メダルを授与したニッケルハルパ界トップクラスの演奏家。
あの有名なViksta Lasseの親戚でもあり、北欧的なブルーの目がとっても美しい彼女はネット上で自分の情報を出さないのがまたミステリアス
楽器はもちろんEsbjörn作。
(ちなみに、Erik RydvallもMagnusも続々とEsbjörnの楽器を購入!)

World of Warcraftについてはウィキペディア参照。

You Tubeで演奏が聞けます。(残念ながら動画ではないけど)

WoW: Wrath of the Lich King - Grizzly Hills Soundtrack
※2分位してカイサの演奏が始まります。
鍵盤の音もちゃんと入ってます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Toboを後に、南へ!

2007-06-09 23:50:22 | 未分類
いよいよ明日、Toboを後にし、南へ向かいます。

水曜日には、ストックホルムへ戻り、音楽博物館で半日セミナー。
エスビョン主催のノルディックなんとか(ど忘れ)に招待された。

卒業生でその後活躍しているAnders(Godrunというパンクなバンドで日本人ベーシスト採用している。
そしてAndersは教育実習で一日うちの学校にも来た)、それからエスビョンちでも会ったDanielが招待されている。
ダニエルはニッケルハルパプレーヤー代表として。
アンデシュは、ペーデル・シェルマンのテノールハルパ(ヨハンと同じもの)を使っているため、
新しいタイプの楽器の弾き手として参加する。

後の参加者はスウェーデンとノルウェイの専門家や研究者、演奏家。
つまり私は場違いなのである。
Per-ulfやOlle Plahn、Gunnar(歴史の講師をしてくれた)などなど、みんな勢ぞろいするらしい。
「帰国前、最後のプレゼントだ」と。
こんなによくしてくれて、本当にありがたい。
色んな人との出会い、助け、全てに感謝しつつも、エスビョンとの出会いがあったから、
この留学の価値は2倍にも3倍にもなったのだ。
あまりに泣けてくるので、写真を動画風にしたて、エリック・サルストレムの演奏をBGMにスライドショーを作った。
完成後、あまりの出来にわれながら泣けてくる。
自分で言うのもなんだけど、ちょっとおもしろおかしく、そして感動を誘うつくりだ!これを最後の日に見て泣いてもらおう!

次の更新時に、ダイジェスト版に短くしたものをこのブログにのせたいと思うもののファイルがWMVなのです。
このブログでは受付けていない形式みたい。何とか方法を考えつつ...。

話を戻し、ストックホルムから一行をのせた貸切バスでToboまで戻りディナーで私は最後。
このセミナーは私が帰った後も数日続くみたい。

とりあえずPCなど荷物は持ちまわらないので、更新は帰国後になるかもしれません。

そして、先に日本に送ったので名前をおぼえていないのですがCDを2、3枚と、ここTobo-ウプサラ-空港とを結ぶ
ローカル電車の回数券の残りを売りたいなぁと思っています。
それも詳細は更新時に。
(希望者をつのるか、ヤフーオークションに出すかどちらかのつもり)

さらに更新の予告。ニッケルハルパといえばあの人!というEdward Anderssonやトルビョン・ネスボンと思われる
ビデオクリップをネットで発見。
今は時間がないので、それも次回に。

という訳で、次回の更新までしばらくお待ち下さい。

写真は初夏のToboの様子。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レコード発見

2007-04-26 23:08:14 | 未分類
要注意!
スウェーデンのフォーク(民族音楽)に興味のない人にはマニアックするぎる話題。

図書館で今日、たまたま目にしたレコード。
一つはアッレ・メレル(左、86年)。
もう一つはペール・ギュドゥムンソン(右、83年)。

どちらも、このジャンルでは超大物。
(二人の今の姿はFrifotのHPで)

左のアッレは面影十分。
でも、右の写真、ペールは...ほとんど面影が分からない。
ひょっとして同姓同名の別人?

ちなみに、レコードプレーヤーも図書館においてある。
けど、傷つけたらどうしようと思って中は触ってません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポーツ休暇のお知らせ

2007-02-17 23:39:57 | 未分類
さて今日も引き続きエスビョン一家はインフルエンザの猛威で楽器製作はキャンセルの連絡。
でも電話で「このままだと、遅れちゃうから底板つけといたよ!」って。私がくっつけるよりはるかにイイワ!と喜ぶ反面、ほとんど手を出していない状況にがっかりも。
まだ、なんとかなるでしょ。製作工程を見るだけでも随分と違うし。

そうそう、今日はmelodifestivalというTVにニクラスが出ました。
このTV番組は、8人(8組)のミュージシャンが歌い、視聴者の電話による投票で決まる勝ち抜き戦。結果、8組中6位で残念!
このニクラスのグループ以外はみんなポップスだったので、ワールド・ミュージックのジャンルとしては頑張ったと思う。
曲は、ウリカ・ボーデンとあと知らない二人と一緒に中近東風の曲で、ウリカが「アフガニースタン」とか「アフリカーンスク」とインタビューに(もちろんスウェーデン語で)答えていた。ウリカの透明感があり、かつ伸びのある声にはぴったりな気がする。

ニクラスはものすごいさわやかスマイルでカメラ目線!
最後は、”フィーバー!”よろしく弓を天に向かって突き上げてフィニッシュ。
うひゃうひゃとみんなで楽しく笑いながら見ました。

実は今日から1週間「スポーツ休暇」です。
なんなんでしょうね…、一体、スポーツ休暇って。

というわけで、この1週間は何か思いついた日は書く、という程度にします。
授業再開は2/26
ニッケルハルパやスウェーデンの音楽のことなど、何か質問や取り上げてほしい話題等あるかたはコメント欄かnyckelharpa@mail.goo.ne.jp までどうぞ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月9-12日まで更新

2007-01-13 21:02:46 | 未分類
50kmはなれたウプサラの図書館からアクセスしています。

Turist Informationでワイヤレスアクセスできる場所を教えてもらったけど、マクドナルドは無料ではなかった。

1月9日から12日までのブログをアップしました。

学校のサーバーはダウンしたまま。未だ復旧のめどたたず。
実は誰も状況を把握していません。

学校のスタッフにサーバーダウンの事情を聞いても「全く分からない」としか答えてくれないのです。どこが悪いのか、いつ修理するのか、何を聞いても「分からない」の一点張り。そんなの、サーバーの会社に電話すれば状況くらい分かりそうなものなのに。3日くらいたたないと担当者と話しすらしない。前回もそうでした。2,3日たって担当者に電話したと思ったら「明後日、修理します」という悠長な対応。
ひょっとしたら、無人の営業所で一人、二人でまわしている小さい会社なのかも。営業日も週に1日とか!?
そうとしか考えられない。
復旧に時間がかかるようなら次回の更新も週末になります。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よいお年を!

2006-12-27 18:24:11 | 未分類
12月20日から冬休みで、日本へ。
来学期は1月8日から。
その間、ブログは何か思いついたことがあれば書きます。

よいお年を!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空港で悪夢再び…

2006-12-23 08:40:59 | 未分類
前回もロンドンでひどい目にあいましたが、今回はもっと大変。
全て悪運を使い果たしてきました。来年はいいことがあるでしょう。
帰りの飛行機の話。音楽ネタとは関係ありません。
どんな目にあったの?という方はどうぞ。

さてさて、今思うと悪夢の前兆はToboを出発する電車からすでにあった。
電車が森と牧草しかないところで突然ストップ。余裕を持って出たとは言え、ちょっとドキドキ。だって、こんなとこでもし降ろされても困る!でも、30分ほどして徐行運転を開始し、次の駅で乗り換えるように言われた。ふー!時間に余裕があってよかった!

と思ったのに。
今回はロンドンまでSAS、ロンドンからJALと、提携関係にもない別会社でロンドン経由の旅。
するとロンドンが霧のためロンドンへの出発のめどがたっていないと言われる!
提携や同会社での乗り換えの場合と違い、関係ないエアラインなので私がロンドンに遅れてつくことなんてJALは知りようもない。
不安をかきたてるのが、SAS職員の態度。ゲートに担当者は一人もおらず、一度だけ軍の女性指揮官風の態度のスタッフが「霧のため出発は未定です。天候による理由なので私達に責任はありません」と言う。お客さんが「乗り継ぎ便があるんだけど、どうしたらいい?」と尋ねたけれど一切無視。その他のお客さんも出発時間の質問をしていたけど、全て無視。一方的なお知らせの後、早足でいなくなってしまった。

そんなこんなで4時間遅れで出発できた。ロンドンについたのは21:30くらい。
当然JALはサヨナラしていた。
どうしたらいいのか分からなかったので、とりあえずJALの乗り継ぎカウンターに行くと営業終了。だーれもいない。明日の15時までカウンターは開かないらしい…。どうしよう。目の前を歩いていたキャセイパシフィックの職員を捕まえ、「こういう場合どうしたらいい?」と強引に尋ねると「それはSASに言わないと。SASが遅れたせいでJALに乗れなかったんでしょ。JALに責任ないから言っても仕方ないでしょ」ふむふむ、ごもっとも。そうよねー。
と思いすでに行列のSAS乗り継ぎカウンターへ。みんな乗り遅れた人たちみたいで列は30分たっても一向にすすむ気配はない。

すると、スウェーデンで登場したような、怒れる女性コマンダーが登場。(なんであっちでもこっちでもスタッフは怒ってるのやら。クレーム処理でなめられるから?)腰に手をあて歩兵どもに命令するかのような口調で
「Okay, everyone. Listen. 私がマネージャーです。天候による遅延なので私達に責任はありません。よって、このカウンターに並んでも私たちにできることは何もありません。」ここで外国人客は怒りからか悲鳴のような声をあげる。
「よって、今夜泊まるところも食事も提供できません。乗り継ぎ便についても、明日空席待ちカウンターに並ぶなり全てご自身による対応となります。このカウンターはまもなく営業時間が終了です。ここから出てください。」
はあ?!出てくださいって、どこに行ったらいいの?明日どうしたらいいの?と不安でいっぱいに。「何もしてくれない上に、出て行けと言われても。どこに行けというんだ!」と外人客。そうだ!そうだ!と思っていると、その女性コマンダーはpleaseもつけずに言った。「Everyone. Follow me. 」(私についてきなさい)
行くあてもない。とりあえず素直にしたがった。
するとつれて来られた場所は入国審査場。
「空港は夜中なので閉まります。ここには誰も居れません。(イギリスに)入国して下さい。」はいー??と目をまるくして入国審査場にふと目をやったスキに、卑怯にも女性コマンダーは姿を消してしまっていた!!なんとも鮮やかな逃げっぷり、というか私、どうしたらいいだろう。SASは放棄、JALが対応してくれるか分からないけど15時まで誰も尋ねる人もいない。イギリスに入国しても行く所もない。でも夜間は閉鎖と言われれば入国するしかない。
この時点で私のストレス・レベルはキンコンカンコーン♪と頂点に達していた。
ともかく入国の列に並び私の番に。
すると、入国審査官が私に触れてはならない質問をしてくるではないか!
「Why do you want to come to England?」(なぜイギリスに来たのか?←変な聞き方だと思ったけど、なまりの強いインド系の担当者だった)
ともかく。私の触れちゃならぬボタンを押してしまった、この審査官。
「"why"!? I don't want to be here!! Never!!!」(はいー?なんでって言われても来たくなんかなかった!)
「飛行機に乗れなくて、出てけって言われたから!」
と答える私。
全く無視した審査官
「Then, where are you going to stay?(どこに滞在するのか?)」
私、イライラして
「I don't know. I have no idea.(さっぱりわかんない)」
審査官、さらに質問
「How long will you stay here?(滞在期間は?)」。この質問はダメでしょ。ハラがたつもの頂点になり
「I DON'T KNOW。(知らん!)」と怒りをこめてゆっくり言った。
入国不許可でも入国許可でも、どうせ行くとこないからいいもん、とヤケッパチ。
すると審査官、「行け」とジェスチャー。
え?こんなんで入国させてくれるんだ。へぇぇー。と急に冷静に戻ってしまった。(今思うと、ごめんなさい。大人気なく八つ当たりして…)

人は、行く宛も先の見通しもつかないと不安になる。
まして、話しあいてもなく一人ぼっちだと、「私、ロンドンから出れなくなるのかな」などと根拠のない恐怖感までおそってくる。トム・ハンクスの入国不許可で空港から出れずそこで生活をはじめてしまった映画を思い出し、「いやだ、いやだ。マクドナルドを食べる毎日なんていやだ」と、これまた意味もなく悲しくなってきた。
(妙な不安にかられ携帯メールでグチを送りつけた皆さま、スミマセン!)

預けたスーツケースをどうしようと、バゲージ担当のSAS職員をつかまえると、そのまま預けといていいと。しかもホテルに泊まって明日SASに請求すれば?と言われてしまった。「天候で免責と言われたけど」と言うと「だけど、何事もトライでしょー!」と無責任な返事。だいたい、空港職員というのは自分の担当部署以外のことは素人並に知らないから注意が必要。

ともかく、到着ロビーには既に人がゴロゴロ転がって寝ていた。ロンドンの日常なのかみんなSASで遅れた人なのか。日本人どころかアジア人すら一人もいないのが妙にさみしい。ともかく背もたれのない椅子(それしかなかった)に座って寝る事にした。明日眠くて活動できなかったら大変と思って寝る努力をした。すると、一般客はいなくなりごろ寝客しかいなくなった頃、移民風の掃除をしていた人が私達にブランケット代わりに新聞はいらないかと売りはじめた。
なんやねん!寝ようと努力してるのに静かにしてくれ!と思った私が間違いだった。
掃除の人がさった後、急に寒くなったのだ。そうか、暖房をきったんだ。
めちゃめちゃ寒い。夕方のロンドンは0度だった。夜中は外は何度なんだろう。
新聞にくるまりたいよー!と思いながらも苦しい姿勢でうたた寝。

朝は、5時には早朝の便で人でにぎわっていた。
JALは急用の場合は11時から電話応対というので、それでも時間がある。
ムダと分かっていても寝てるくらいならSASともう一度喧嘩してこよう!と、ふと思いつき、SASのカウンターへ。すると既にすごい行列。1時間は並んだかな?やっと私の番!でもこのカウンターの人はコマンダー風じゃない。昨日乗れなかったと私が言うと、謝りこそしないが(←徹底してる)穏やかな応対で10ポンドの食事券をくれた。「どこでつかえるの?」「空港中ならどこでも。」
ふぅーん。と受け取ってその場を離れた。なんか、早起きして頑張って食事配給の列にならんだ気分。もしくは、1時間並んだ労働にたいして賃金をもらったような気分。ちょっとだけすがすがしい。
ともかく、昨日寒かったせいか、おなかを壊していて食事する気にならない。それに、自分の行く末も宙ぶらりんじゃ食欲がわかない。

で、またロビーに戻ってうたた寝をした。

我ながら立派と思う。5分おき位にアナウンスが流れているのに、特定のアナウンスで目がパチッとさめた。
「緊急事態。ここは危険です。ただちに非常口から退避してください」
最初の「緊急」だけで起き上がった。「非常口から」の時にはすでに移動していた。こんなとこでお腹こわした状態で死にたくない。髪も洗ってないし、歯もみがいてない。
と思いながら0度の外へ出ると、policeと書いてある車が5台ほど目の前に。私が外にでるのと同時に、鮮やかな色のつなぎに黄色いヘルメットをかぶった4,5人が空港内へ突入していった。
ちなみに、私のジャケットはチェックイン時にあずけたスーツケースの中。
さすがにこれは寒い。
でも寒さより、不安のほうが強かった。申し訳ないけど、中東風の猫背で下を向いている人を見ると、その場を離れたくなる。中東風だからと勝手な偏見と分かっていても、つい、ここで自爆されてはと、妄想がふくらむのだ。
しばらくして、防弾チョッキをきた警察官が5人ほど目の前を通っていった。なんで防弾チョッキきてるんだろう。私もチョッキがほしい。
などと思っているうちに解除され、寒い寒いと私も中へ突入。
(いまだに何があったのか知りません)

もうすぐ11時だ!JALカウンターの電話の前に立って時計とにらめっこ。
11時!電話したけど誰もです。そうね、ここは外国。営業開始は微妙にずれてるのかも。気をとりなおして11時10分!電話突撃!
今度は通じた。スタッフがすぐに来てくれて今日の便を予約してくれた。
よかったー!帰れる!やっと重苦しいストレスから開放!

急にお腹もすいてきて、SASにもらった食事券をつかうことに。
いい感じのカフェがあったので早速入り、生ビールとイングリッシュ・ブレックファスト9.65ポンドを注文。券は10ポンドだったからギリギリまでいけるメニューを選んだ。ははは!(写真)
私はイングリッシュ・ブレックファストが実は大好き。イギリスではいつも、朝食がこれなのを確認してから泊まる。(コンチネンタルはキライ)何がちがうって、
・卵はいくつでどうやって料理するか聞いてくれるでしょ。
・ベーコン、ソーセージなど熱々ででてくるでしょ。
・トマト煮込みの豆がでてくる(←好物。おいしい!)
・これにジュース、コーヒー、シリアルなどなど他にも盛りだくさん。
ここはホテルじゃないので、シリアルやジュースはなかったけど、それでも十分。
ウェイターが「どうぞ、召し上がれ!」とウインクして持ってきた。すっかりご機嫌!

この後、霧でJALも出発が遅れたけれど、こちらは日本人。何度も何度も誤っていた。あのコマンダー達とは違うよな、やっぱり。しかも、ビールのんで真っ赤な顔してチェックインに行ったせいか「昨日の便にのれなかったんですよね。体調は大丈夫ですか」と心配までしてくれる。
席もほぼ満席だったのに、私のとこ1列空けてくれていた。そのまま横になり、12時間のフライトのうち食事を除く9時間はぐっすり眠ってしまい、気づいた日本って感じ。

それにしても。悪運を使いはたした。と、思いたい。
だって私、他にも悲惨な経験してるから。例えば…

・カナダ留学時代。休みでワシントンDCの空港で友人と待ち合わせ。ホテルは友人がヒルトンが安いというのでお任せ。するとトロント空港が雪で閉鎖。再開されたときには私の予約便は振り替え客で満席だと言われる。どうにかこうにか夜中にワシントンにたどりついたけど、もちろん友人の姿はなく。インフォメーションでヒルトンはどこですか?と尋ねると「どのヒルトン?」広げた地図をみて愕然。「○○ヒルトン」は一帯に6つあった!

・以前、乗り換え地のパリ空港で旅の"連れ"が体調不良。そのまま救急車で運ばれる。精密検査の結果盲腸だったら緊急手術をすると医者につげられる。乗り換え地はずなのが!と泣きたかった。飲まず食わずの病院のベンチで看護婦さんにもらった残りもののヨーグルト、クッキー、紅茶。食べながら本当にしくしく泣いてしまいった。でも看護婦さんは英語が全く通じず、自分がどこにいるのか解らず、保険会社に電話した時「今どちらですか?」と聞かれても「すみません、わかりりません。空港から救急車で30分いったとこです」としか言えず大変だった。3日後退院時、入院と精密検査費は30万円を越していた!(救急車代は現金で即払い)保険がおりたとはいえ、退院時の会計室ではもめにもめ…。

次回は穏やかな旅がしたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イベント演奏@国東

2006-11-05 01:25:17 | 未分類
先日、大分県・国東半島で「森羅万象の国」のイベントで演奏しました。
場所は長安寺。それから昭和の町にある、米蔵を改造したステキなレストラン南蔵

今回はブログのテーマからはずれまくりですが、国東ってナイス!と思ったのでちょっとだけ書こうと思います。

宇佐駅から主催関係者の方の車で移動。のどかな田舎道を走り小高い山の中腹にあるお寺。眺めがすばらしい!お寺の裏から山頂に続く石階段も風情があっていい感じ。
そして軽く音出しをし、用意していた音響設備を撤去することに。生音で行きます。チューニングを終えると、表の鐘をついたりお寺の話をガイドさんから聞いたりして、すでに観光気分。
時間があったら石階段の上まで登るのに。ニッケルハルパの写真をこの石階段に立てかけて写真もとってもらいました。上手く入手できればHPにのせたいなぁ。

そしてこの寺、生活と密着しているのか、お寺と言うより民家のような親しみある雰囲気。後で大分の知人に聞くと「お寺ってそんなもんなんじゃ?」だって。
その人によると当たり前すぎて何言ってんの?って感じみたい。そうかなー?
関西のお寺でそんなのないよね。(あったらすみません。福岡育ちなもので)

今回初めて知ったのだけど、大分の国東は神仏融合の元祖の地なんだとか。
独特な文化を表すお寺が数多く点在して観光の地として魅力的。でも、観光地としてのアピールというか宣伝がイマイチだったせいか今までそんなに注目されてなかったと思う。大分といえば別府と由布院でしょ。国東と聞くと「どこだっけ?何があるんだっけ?」って人、多いと思う。
JRが昔、水没して以来無いらしい。交通が不便で、福岡と隣同士だというのに福岡から国東に来るのはちょっと大変。でも、その一種の隔離状態がよかったのでは!?と思いました。手付かずの田舎がそのまま良い形で残っている!

普通の田舎って、峠や田んぼ道で車を走らせるとコンビニやさびれたドライブインがあったり、つぶれた喫茶店や畑を一部つぶしたパチンコ店がじゃーんっとか。たまたまかもしれないけど、そんな商業的なもの一切目にしなかった。見たのは、自然、民家、田畑。

今回、空いた時間に国宝の富貴寺田染荘にも。この田染荘の田んぼって独特なんだって。山間の、流線でふぞろいな畑がとっても絵になる。その正面には見た目にもおもしろい奇岩が。15分もあれば頂上に登れるらしい。時間がないのが惜しい!

そして気になるご飯!大分で有名なのは、やせうま、関アジ、関サバ、超高級の城下カレー、豊後牛。このくらいは私も知ってる。今回聞いたのは、他に、合鴨メシ、タコ飯、太刀魚すし、ガン汁(川蟹エキスで作る)など!すごいねー。食べたいー!やはり、どこかの商業的に無理やり作った特産品とはレベルが違う。

山に囲まれ海が目の前、そして一種隔離状態のこの土地。絶対、この先人気がでるでしょうね。宣伝力や今後の開発の仕方にもよるでしょうけど。
こんな歴史的にも、自然も、食べ物も豊かで、そして由布院や別府など温泉地からもそう遠くないこの地、一度知ってしまったらほっとけないでしょ。
今度、時間をみつけて行きます!!

そして、さらに余談ですが、九州の人ってやっぱりいい!!
たまに福岡に帰っても会うのは家族、友人が中心だから気づきにくいけど、今回のように新しい人にたくさん出会うと関西と比べてしまいます。
福岡にいたころ、本土の人に「のんびりしてるよね」と言われたことが。確かにそういう見方もできるけど、私が感じたのは「肩の力が抜けている」。そして、いい意味で「元気」。

今回お世話になったみなさん、ありがとう!
なんだかパワーをもらったよう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする