スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

スウェーデン語の勉強

2018-07-25 15:50:38 | スウェーデンのこと...

先日の北欧交流パーティ、ソンマルフェスト、100人を超える方がいらっしゃいました。本当にありがとうございました。皆さんが交流し新しい出会いのきっかけになったらホントにうれしいです!近々、実行委員反省会をするので、来年も続けるのかという話題にもなるかと思います。

さて、毎週続いた演奏も一区切りついたので、ずいぶん前から思っていたスウェーデン語の勉強を再開しました。色んなスウェーデン語の資料は読むし、音楽用語も知っているし、英語で足りる…ということで、学習自体はおざなりになっていました。

平日のみ、一日15分×4種類、と決めて昨日から始めました。続けて1時間取る余裕がないので15分ごと細切れです。「ここまでしなきゃ」はストレスなので15分たったらおしまい、と切ります。

  • 文法を基礎から

Svenska utifrån, På Svenska, 、スウェーデン語コースでもらったプリント類などから、順番に。

 

  • シャドウィング

ネットで音声付き例文の確認。マネして言うシャドウィングをします。通訳の基礎練でもやりますが「聞こえないものは言えない。言えないのに聞こえない。」という考え方です。

https://www.50languages.com/phrasebook/ja/sv/

 

  • リスニング(&長文読解)

スウェーデンの国営ラジオで、簡単な2-3分のスウェーデン語ニュース番組があります。全文テキスト付で音声ありなので教材としてピッタリ。今は、森林火災ニュースを繰り返し聞いていて、違うニュースで森林火災を扱ったものを聞くとやはりボキャが似てくるので理解しやすいなーって思いながら聞いてます。

https://sverigesradio.se/radioswedenpalattsvenska

他に、8sidorという簡単なスウェーデン語で書かれた音声付ニュースサイトもあります。http://8sidor.se/

 

  • 文法、単語

Första övningsboken(文法カテゴリー別のワークブック)。練習問題や上記で出た知らない単語を書きなぐって捨てます(裏紙やチラシに)。ノートとかきちんと用意すると形式で満足しそうなので。

 

今、二日目です!皆さんも、一緒にやりましょう~!!

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ガムラ・スタン

2007-06-13 17:31:35 | スウェーデンのこと...
ガムラ・スタン(Gamla Stan)はストックホルムの旧市街。

13日の早朝、ストックホルムについたので、お店が開いてなくてもいいやと散策にでました。
荷物はストックホルム駅の地下のコインロッカーに預けました。

中世の面影をのこします。
でも、おみやげ物屋と人でごったがえし、とてもとても中世の気分には浸れません…

おススメは、朝早くか夜。人が半分くらいに減ります。
夏の夜なら日もいつまでも明るい。
冬の夜ならオレンジの街灯に照らし出された、ひっそりとした石畳がまるで中欧のよう。

でも、ごったがえす時間帯でも、ガムラスタン奥の人のいない方、いない方と細い路地の奥をすすむと、ひっそりしたエリアが。
雑貨屋やアンティークショップ、高級レストランがぽつりぽつりとあります。

写真中央は、そのひっそりしたエリアの高級レストラン(Fem Små Hus)前にある郵便受け。

写真右は、長くつしたのピッピ
知らないというスウェーデン人がいたらエセです!
アストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren)の作った国民的キャラクター。
たしか生誕100周年か何かのはず。

ニッケルハルパで弾いているときも、誰かがよくこのテーマ・ソングを弾きはじめタ誰もかれも皆弾き出すということが
しょっちゅうありました。
映画版では、スモーランド地方のポルケッとを別のキャラクターが口ずさんでいたそう。
作者のアストリッドは、フォークをたくさん聞いて育ったらしい。
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スヴェア族の墳墓

2007-06-01 23:35:35 | スウェーデンのこと...
今日は、前から気になっていたガムラ・ウプサラ(Gamla Uppsala)に行って来た。
ガムラはoldという意味で、つまりOld Uppsala。
だからといって、ヨーロッパ観光都市の旧市街とは全く趣きが違う。

ウプサラからバスで15分ほど行ったところにある。
丘のようなこんもりした山と古い教会が、ウプサラに到着する少し前、電車の窓からいつも見えていた。
友人カップルが行ってみたらとても良かった、というのでいつか行きたいと思っていた。
側にあるミュージアムは、英語の説明も併記してあるから分かりやすいよとも聞いていた。
他にも数名で行くことになっていたけど、結局タイミングあわずじまい。
でも、思い立ったが吉日、ふと思い出したのでぷらっと行ってみたのだ。

写真1
こんもりした山々はお墓。
ここは5~6世紀に栄えた中心地で、スヴェア族の王墓

いろんな面白い話が、ミュージアムの説明で書いてある。
ぷらっと行ったわりにあまり時間がなくてじっくり見れなかった。
この時代、キリスト教が入ってくる前で、このバイキングの王による異教だったというのだ。
そもそも「異教」という呼び方自体がキリスト教からの視点なのでかなり違和感あるのだけど、
それでも説明を読むと、異教っぽいと思ってしまった。
生贄を結構やっていたらしいのだ。
馬とか人とか木から吊るしていたらしい。
「その聖なる木がどれかは分かっていないが、王墓の西側の木ではないか...」というようなことが書かれていた。
それから当時は王は世襲制ではなく、力のある者が王になれたのだそう。

さらに面白い話は、1800年代に、伝説の通りお墓なのか、自然の作り出した景観なのか熱い議論が繰り広げられたそう。
それで、3つのうち、西と東の二つの山を掘って大がかりな調査して決着がついたらしい。
ただ、実際に何と言う名前の王かということまでは確認できていないそう。
また、この3つの王墓以外のいくつかの山(←と呼ぶのか分からないけど)は、結構盗掘されていたのだとか。

写真2、3
さて、その王墓の反対側に、見るからに古いガムラウプサラ教会(Gamla Uppsala Kyrka)がある。
これは原型は11世紀。その後、火災にあったのでオリジナルではない。
13世紀と15世紀にも手を加えられたそう。
中に入ってみると...やはり、ここもそうか。
ウップランド地方の中世からの古くて小さい教会は、みんなこんな感じだ。
細かい装飾の絵が独特。
ウップランドの中世スタイルなのか、スウェーデン全土でそうなのかは分からない。
ウップランド地方は2世紀頃の入植以来、ずっと中心地として栄えてきたので、他の地方にも伝播して同じスタイルなのか
興味のわくところだ。

写真4
王墓からウプサラ大聖堂とウプサラ城が遠くに見える。

美術館、博物館は、絵画や歴史の知識がないと興味がわかない場合がある。
ルーブルくらい有名だと観光気分で行ける。
でも、スウェーデン人でもそうだけど、バイキングや中世というものになぜか歴史ロマンのようなもを感じ
惹かれる人達がいる。
今とは違う宗教観、教会の古めかしい作り、バイキングの世界...。
特に知識がなくても雰囲気を楽しめて、おススメです。

行き方ウプサラからバスで15分ほど。
Gamla Uppsala行きに乗って終点だけど、なぜかバス停の名前はGroaplanという。
バスは10~15分おきに出るので便利。
(駅横は、地図ではバスターミナルだけど、始発バス停は街中に点在するので注意)
時刻表検索(Uppland lokaltrafik 英語)
駅横発以外のバス停の場所はUppland lokaltrafikのここで。
07年6月1日現在では、リンク先の地図の通り、Hのバス停から2番のバス。

ミュージアムについて(リンク先は英語)
Gamla Uppsala Museum
開館時間
ガムラウプサラの歴史

ウィキピディア(日本語)のウプサラの「歴史」で少しだけ触れています。

写真5、6
さて、バスでウプサラ市内に戻ると小腹がすいた。
最近はイチゴ屋さんがあちこちにあり、甘い香りがする。
でも、もっと重くて簡単なものが食べたい気分。
varmkorv(ホットドッグ)に決定!
このスタンドもあちこちにある。
一番安い10krのものを買うとちっちゃいパンにゆでたソーセージをのっけて渡される。
ぶら下がっているケチャップとマスタードをかけ、ぱくぱくっと食べます。
満足!

ちなみに、本日6月1日。一番、日が長いらしい。
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スウェーデン流の同棲とは?

2007-05-30 23:46:14 | スウェーデンのこと...
今日はスウェーデン人の結婚観について友人に聞いた。

面白い話だったので、更新は不定期ですと宣言したばかりなのに今日も書いています。

スウェーデンでは、サンボ(sambo:sam=一緒に bo=住む)と言ういってみれば同棲に当たる形がある。

(ちなみに「bo=住む」について。
トボ村(Tobo)の住人なら「トボボ(Tobo-bo)」という造語も作れます)


日本だと同棲はけじめがないとか何とか、社会的に認められていないけど、スウェーデンのsamboは社会的に認められている。
財産(遺産)分与についてもそうだし、結婚しなくても外国の恋人を呼び寄せてもsamboだと滞在許可がおりる。

この学校でsamboをしている人がいて、パートナーの両親のことを「義理両親」と呼んでいた。
結婚もsmboも形式の違いくらいで、同等みたい。

今日たまたまこの話になったので、samboのメリットを尋ねたのだ。
その人によると「いつでも別れることができるから。何年か後、どうなっているか分からない」と。
離婚は手続きや裁判など大変だというのだ。
結婚のメリットは"誓いを立てるという意味でロマンチックだ"くらいみたい。

でもsamboって、なぜか別れることが前提のように聞こえる...。

さらに、アメリカ人から聞いた話。
「浮気(不倫)は法は介入せず」という州があるそう。
つまり、そういう州では不倫に対する慰謝料も発生しない。

色んな国で色んな結婚観があります。

話は変わり、昨日のこと。
ダンスコースのうち3名は、ダンス・カレッジという3年の大学(?)に行きたいらしく、昨日が一時審査の発表(ネット上で)。
まだ学校に残っている数名と卓球をして遊んでいると、突然時計をみて「発表された!」と部屋を飛び出していった。
今のとこ、うちの学校からは3人とも受かったらしい。実技は3次試験まであるのだとか。

ちなみにふとKMH(スウェーデンの音大で最も権威のある王立音楽院)のページを見るとやはり合格発表が。
誰でも名前を見れる。
PDFファイルを開いてみると、フォークミュージックの学部でニッケルハルパが1名受かっていた。
(誤解のないように補足すると、KMHは自分の楽器を選択できるだけで「ニッケルハルパ専門教育」は提供していません)
この合格の人は、今後、先生を目指すのか、ミュージシャンを目指すか、興味しんしん見守りたい。
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鉄道の切符

2007-05-07 23:41:54 | スウェーデンのこと...
今日は授業の後、移民局に行ってきた。
(5月4日にe-mailで許可がおりたため)
スウェーデン全土の取り扱いオフィスから選んでどれでも行っていいみたい。
なので、ウプサラのオフィスへ。駅から徒歩15~20分。
新しいステッカーをもらって完了!

さて、話は変わってSJと呼ばれる鉄道。(名前の似たSLは別の交通機関なので注意)
日本のJRのようなものだ。
私は普段はローカル電車を乗り継ぐばかりで、遠出のときしかSJは利用しないけど、
旅行予定の方への参考情報として。
(SJ以外の交通機関も含めた時刻表は以前も紹介したTAGPLUSで検索できる)

写真の機械はSJの駅にあり、窓口に並ばなくても切符が買える(カードで)。
言語は英語を選択できる。
ところで、この機械。シンプル&ミニマムないかにも北欧らしいデザインだなぁと見るたびに思う。

もっと便利なことは、SJのホームページ(英語)で、予約と支払い(カード)を済ませ、
当日この機械にネットで購入したときにもらう番号を入力すると、チケットが印刷され
簡単に受け取ることができる。

メリットは機械なので早く受け取れることと、事前購入のほうが当日買うより安いこと。
または条件(時間やクラス)を変え、複数の価格帯から選べる。
(学生料金、その他、区分による割引は検索前に選択すること!)
好みの車両(静か、とか)もゆっくり考えて選ぶことができる。
記憶が定かでないけど、例えば以前、ウプサラ-ボーレンゲ間を検索したとき(学生料金)、
時間とクラスによって確か99kr~350krの価格帯が出てきた。
そのときは、時間の悪い、セカンド・クラス、座席指定で99krを購入した。

さてこのSJ、乗ると時々戸惑うことがある。
自由席(open)で買った人は、空いた席にすわれる。
その座席を予約した人が後からやってくる場合もあり、その時は別の空席へ移動しないといけない。
逆に、座席指定したのに自分の席に自由席客が座っていることがある。
その時は、自分が予約した席だからどいてくれと言わないといけない。
ちょっとだけ面倒。
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教会と宮殿

2007-04-08 23:01:50 | スウェーデンのこと...
EU在住の友人とまわりました。

これは古くからの友人。
もちろんのこと、音楽関係の友人でなければここで語るような音楽の話はマニアックすぎるのでしない。
フォーキーな世界(伝統音楽と伝統文化)にどっぷりつかっていた私は、
久々に現代人との接触で、色んな意味でハッとした。

そんなフォーキーとは無縁の友人とToboを散策。
すると、その友人「昔の人が木と木が話していると考えたのも分かる。
まるで歩き出しそう」と言う。
見上げると、巨大な木々の枝が風でわさわさ音を立てて揺れていた。
本当だ。そんな風にもみえる。
ようこそ!森と湖のおとぎの国、スウェーデンへ。

写真上二つは、ウプサラ大聖堂の隣にある中世風の教会。
やはり天井画や壁画がスウェーデン的。

写真下二つは、ドロットニングホルム宮殿(世界遺産)。
今現在のロイヤルファミリーのお住まい。
ストックホルムから、地下鉄とバスで約1時間ほど。
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美しいガラス

2007-04-07 23:54:36 | スウェーデンのこと...
引き続きイースター休暇中。授業は4/16より。

金、土、日は、学校を借りて地元のイベントが行われていた。
絵、ガラス細工など展示と販売をしていた。(写真)

スウェーデンは古くからガラス製品が有名。
ガラスの釜には、豊富な水と火をつくる木が必要だそうで条件にあっていたため
昔から盛んだったのかも。
地元のガラス細工アーティストが参加していた。
写真はそれぞれ300krほどでそれほど高くもなく、シルエットも美しい。
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復活祭

2007-03-30 23:44:10 | スウェーデンのこと...
今朝はグンナルを講師に、復活祭(Påsken)のお話。
宗教的な視点ではなく、あくまで文化的、民俗学的視点から。

クリスマスは日本にも入ってきているのでなじみがあるけど、復活祭はほとんど入ってきていないに等しい。
私はベーシックな知識すらない(学校で習ったことがあるけど、なじみが無さすぎて忘れてしまった)。

復活祭は、キリストが金曜に亡くなって日曜に生き返ったとされている、そのお祝い。
これと春の生命の息吹というのか、そういったものがミックスされたお祝いなので、土地柄、文化的な要素が入り混じる。

カナダにいた頃は、その日、親戚が集って食事会をするという友人宅に招待された。
隠してある卵を探したような気もする。
けど、恥ずかしながら、当時はもっと若かったので土着文化を知りたい!欲求は低かった。
記憶のほとんどが食べた七面鳥やグレービーソースの美味について。

先週末のブログ(ゆで卵の食べ方)に、デコレーションした卵がやたら売っていたと書いたように、
この卵を飾ったり隠して探したりする。
その時も書いたけど、宗教よりも伝統行事的な意味のほうが強い。

友人に聞くと、子供の頃は復活祭の前日には卵に絵を書いていたらしい。
そして、茶色のウサギのような動物(ウサギではないと言っていた。スウェーデン語はhare)が、
卵を隠しに家にやってくると信じていたそう。
「クリスマスのサンタみたいな感じね」とその友人。

実践している人は現代ではあまりいないだろうけど、昔の伝統の話。
復活祭の40日前からスウェーデン語でfastanと呼ばれる期間がはじまる。
この期間は肉と白いものを口にしてはいけないそう。
白いものとは、白いパンやミルク、チーズなど。
なので、fastanが始まる直前には親戚で集まったりして、豪勢なごちそうをたらふく食べていたのだとか。
セームラ(1/242/20に写真あり)というスウェーデンのお菓子もこの時食べるものだと初めて知った!
元々はそのシーズンに出回るお菓子らしい。

ただし、ほんの40~50年前まで、現在のセームラの姿とは全然違っていて「白いパンをミルクで煮る」
「ホットミルクの入ったスープ皿に白いパンをひたす」といったものだったらしい。
なので、セームラというお菓子はスウェーデンのものだけど、原型のほうの食べ方は
ヨーロッパのいくつかの国(オーストリアやドイツなど)に同じ名前で存在するそう。

このfastanの話を聞いていて以前見た映画を思い出した。
フランスの田舎を舞台にした映画「ショコラ」。
ジョニー・デップがいい味をだしていた。
一昔前の、断食のような期間から復活祭までの雰囲気が伝わって面白いと思う。
凍えるような断食期間と春の訪れとともにわーっと復活祭を祝う対照が、
話を生命感あふれる風にぐいぐいと盛り上げていた。
ただし、舞台はフランスということで、スウェーデン流とは違うと思うけど。

写真左:グンナルが持ってきた東欧(ロシア等)のデコレーション卵
写真右:グンナルが描いた復活祭、絵巻物。セームラの絵も書いてある
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洗礼式

2007-03-26 23:10:50 | スウェーデンのこと...
スカンジナビにこのブログが登録されました。
スカンジナビ(北欧在住者によるブログのリンク集)

今日から、キッチンにもう一人スタッフがやってきた。
キルギスからの移民だそうで、英語は話せないらしい。
スウェーデン語は少しだけ話せるとのこと。

スウェーデンでは、近年、色んな人種の人をみる。
主な理由は二つあって、どちらも日本では見られないもの。
、政治的な理由などによる移民。
、養子。
2は、いつの日か日本にも浸透するのかな。
不妊夫婦の選択肢(もちろんそれ以外の事情でも)として、インドや中国からの養子が多いらしい。
私が今いるような田舎でも養子のインド系の子供をみかけるので、かなり浸透していると思う。

ところで外国人といえば、私だってここでは外国人!
そんな外人の私には、郵便物なんてほとんど届くことがない。
友人とはeメールで事足りるし、宣伝のDMは私には届かない。
何か届くときって、事前に誰かに頼んでいるものだったりする。

それが、今日は予期せぬ郵便物が。
紫の封筒に手書きで宛名が書いてある。
誰だろう?
差出人は流れるような筆跡で判読しにくい…。

中を開けてみると…、エスビョンちのチビっ子が、どーんとでてきた!
さっそく友人に解読(翻訳?)してもらうと、今度、教会で4月28日にバプタイジング(洗礼式)をする招待状みたい。
「僕の洗礼式にきて!よろちくね!」みたいな文面らしい。

洗礼式って見たことない!どんな風なんだろう。
聞いた話では、スウェーデン人は宗教心はあまりなく、クリスマス、復活祭、この洗礼式など、伝統や文化の一環として捉えているそう。
場所は、2/22に中を覗いた中世からの古い教会、Tegelsmoraにて。

マナーを聞くと、出席者は何かプレゼントを持っていくものらしい。
何をあげよう?
とっても楽しみ。
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スウェーデン特有?

2007-03-19 23:55:35 | スウェーデンのこと...
今日はソニアの授業。
前回はダーラナ地方のボーダ(Boda, Darlana)というところの曲を習った。
ダーラナ地方の曲はバイオリンで弾くもの。
なので、習った曲や他数曲(ボーダの曲)をソニアがバイオリンで弾いてくれた。

ソニアは、授業以外では必ずと言っていいほどバイオリンを弾く。
(ニッケルハルパではなくて)
今日、誰かが「どっちを先に習ったの?」と尋ねた。
「もちろん、ニッケルハルパ。壁に普通にかかっていたからね。一番簡単に手がとどくでしょ」と。
ソニアのお父さんはこの学校の名前にもなっている有名なニッケルハルパ奏者&楽器職人。
多分、想像ではエスビョンの家のように楽器がいっぱい転がってたんだろうな。
でも、そんなお父さんとお母さんは彼女にバイオリンの先生になって欲しくて、バイオリンを買い与えたそう。

写真左:クネッケブロード(knäckebröd)という乾パンのようなもので、お茶の時間や、食事の時のパンのように食べます。
スウェーデン以外に、この乾パンあるのかな?かなり保存がきくそうで、長い冬ならではの国の伝統的なもの。食物繊維も豊富。
カリカリで味はほとんどない。バターを塗り、チーズをのせて食べるのが一番オーソドックス。
学校で出てくるのは、小さくカット(WASA)してある。この写真のものは大きな円盤状で売っていて(Leksand)、食べたい人が手を伸ばしてバキっと割って食べます。

写真右:電車で一駅いったとこ。車窓より。
前から気になっていた。あの変なタワー(写真中央部分)はなんだ?
田舎の成金が庭に立てた回転レストランとか!?
と思ってブレッキンゲ出身のI に尋ねた。
すると、水道のタワーなのだそう。「水を高いところに引き上げて落とさないと、水を届けるための圧力が得られないでしょ?」と普通に言われた。
「えぇ!?」と驚く私に、向こうが驚いていた。
「じゃあ、日本はどうやって圧力を作るの?」
さぁ…、それは知らないけど。でも、あんなタワーは見たことない。
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ウップランド地方の花

2007-03-06 23:16:57 | スウェーデンのこと...
学校の裏口を現在、改装中。
壁紙が一部できています。みんなで色見本を見ながら決めていた。

授業は、たいてい一日一人か、たまに二人の先生だけど、火曜日はいつも4つくらいあり細切れの日。
この日でラッキーかアンラッキーか、来学期この学校に来ることを考えているという人が見学に来た。
とてもかわいらしいけど、まるで高校生くらいに見える。
恥ずかしそうに下を向いているのもまた尚更若く見える。
以前は外国人が老けて見えていたのに。見慣れたせいなのか、自分のほうが年上だからか、スウェーデン人の人種によるのか。
スウェーデンの20歳前後の子はとても子供っぽく見える。もちろん人にもよる。でも、私の思いつく限りの人は柔らかい顔立ちが多い。

そうそう、昨日の続き。ニッケルハルパのトップ部分のデザインを考えて昨夜、図書館に行ったけど参考になるような写真は見つからず、結局、図書館のCDをずっと聞いていたらいい時間になってしまった。
でも、ちょっと気になったことがあり、調べてみた。
日本の花といえば、真っ先に桜が浮かぶ。
ウップランド地方を代表する花は?と思ったらやはりあった。Kungsängsliljaという花。写真で見る花びらは色や模様が気持ち悪い…けど、シルエットがかわいい。

この花と桜で何かできないかな…?
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ストックホルム観光その2

2007-02-25 16:22:00 | スウェーデンのこと...
ヴァーサ号博物館(Vasamuseet)
現存する最古(1628年)の戦艦。1961年に海から引き上げられたそう。
全長62m。高さはマストまで入れると50m。
何も知らず、何も期待せずに入ったので、目の前の巨大な船に圧倒。
あまりのスケールに衝撃。
船は建物6階全てから見ることが出来ます。
発見された骸骨から顔を復元していて、あまりのリアルさに気持ち悪い。あんなマスクがつくれるのならスパイ大作戦みたいに他の人に化けることも可能でしょう。
水曜のみ17時以降も開いていて、しかも安くなります。

レストラン
数年前の「地球の歩き方」を頼りに。
音楽博物館から数ブロック歩いた先に、Per Olsson(スウェーデン料理)とStolen(イタリアン)が載っていて、Per Olssonは地図の場所には不動産屋さんが。つぶれたのか移転したのか。なのでStolenの方へ。(Sibyllegatan 47、日曜閉店)
こ、これが!ウマスギル。
まずは、グラスで一番安い赤ワインから。私の苦手な渋みや酸味がなく、まろやかで重く(という表現が的確なのかは分からないけどね!)おいしい。お水も水差しで持ってきてくれます。
サラダに頼んだ、バジルドレッシングのトマト&オニオン。うちの学校の調理師もよく作ってくれ、とてもおいしいからハズレはないだろうろと想像。そ、それが。想像以上。なんでこんなにおいしいんでしょう。ドレッシングの繊細さも気に入りました。
もちろん、ここでこんなにおいしいとメインも気になる(一緒に行った人とシェア)。
案の定、期待を裏切りません。子羊のステーキは日本人でも好きそうなくらい柔らかく、赤ワインとフルーツを煮込んだようなしっかりとしたソースもおいしい。
それと、トマトクリームパスタ。ごろごろしたチキンや小さく刻んだ野菜が入っていて、ソースがこれまた絶品!
デザートに、”Cold one, Hot one, Strong one”とあったので何だろう?とあえて中身を聞かず頼んでみると、アイスとエスプレッソとグルッパ(多分、そんな名前)という舌がぴりぴりする強いお酒が出てきた!この組み合わせに「?」と思ったものの、楽しませてもらった感のあるデザートでした。
その他、パンや付だしのようなものもあり、全部で二人で1万円くらいかな?
高いような(店員さんは気さく)、でも料理の味から言うと安いような。
平日な上、ひっそりとした通りなのに店内ほぼ満席。
非常に満足★★★
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ストックホルム観光その1

2007-02-24 00:39:48 | スウェーデンのこと...
休みの間はあちこちと行きました(日帰りの範囲で)。

そのごくごく一部を紹介。

写真
左上:Lövstabrukにある教会の中のパイプオルガン。パイプオルガニストなら一度はこれを見たい、これを見ずには死ねない、と世界中から集まってくるほど有名らしい。が、理由は知りません…。

右上ストックホルム中世博物館(Medeltidsmuseum)。ガムラ・スタン(旧市街)のすぐ側、国会議事堂の向かい。橋から階段で降りるたところにあるので近づくまで姿は見えません。入場無料!
実はこの写真、幅20~30センチのミニチュア。
トルフタの教会にそっくり。
うろ覚えな説明書きでは、「典型的な中世の教会の作り。狭く小さい窓とカラフルな絵」と。
私の思う特徴は、絵本のような奥行きの無いかわいらしい絵、壁や天井に壁紙を貼ったようなかわいらしい模様画、細かく立体的な柱や天井。写真のミニチュアは、ウップランド地方に実際にある教会がモデル。
2/22のブログで載せた方の教会は、入口入ってすぐは同じような特徴。本体内部の方は形状は同じで絵は消されていた。古い造りの教会を補修する上で仕方なかったそう。

左下:ガムラ・スタン(ストックホルム旧市街)にある一番狭い通り。人一人の肩幅くらいの広さ。

右下:凍りつき、ひびの入った川面。ストックホルム。
(この日は特に寒く、頬や鼻が冷気で激痛!)
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よもやま話、徒然なるままに。

2007-01-15 03:08:30 | スウェーデンのこと...
1週間近くたって、やっと今日の夕方、ネットサーバー復活。
1月13-15日まで更新。
次回も予告なくブログが途絶えたらサーバーダウンだと思ってください。

今日は、ソニアとの個人レッスンの日。
さっそくKarolinermarshenの隠されたCパートを尋ねるつもりだったのにすっかり忘れてた。(ソニアのお父さん、Eric Sahlströmの作曲した有名な曲。Aパート、Bパートの2部構成。実はメジャーに転調するCパートがあるが公表されていない)
1時間の個人レッスンは私がトップバッター。で、遅れて始まり次の人は時間通りにくるのでほとんど練習にならなかった。
朝一のトップバッターは先生も私もお互いエンジンがかからず、まったりとした会話からはじまるのでなおさら。

ソニアの親戚で、宮崎なんとか?監督のアニメファンがいるらしくその話。
もののけ姫はカナダにいる頃にも人気で見せられたけど、ここに来てもまだ人気。プリンセス・モノノケと言って通じます。先日はラピュタを見たらしい。"今度あれを見て"と言いたかったのにタイトルが出てこない。妖怪やお風呂屋さんがでてくる起承転結のはっきりしない、とても日本的なお話。うーむ、いまだに思い出せない。

午後は50歳の誕生日を迎えた学校スタッフのお祝い。(写真)
スウェーデンでは50歳はビッグイベントなのだそう。
私たちからは、何度も話題に出ているチューナー、SEIKO ST777をプレゼント。
50歳でなくても、こちらの人は誕生日をとても大事にする。
ダンスコースの人達は歌とお芝居を披露。
王様がキリストが生まれたことを知って子供という子どもを殺したらしい(?)昔のお話。アラブの人やスタッファン、馬、悪魔、背中の曲がった召使など色々な扮装で登場。おもしろおかしく仕立てあげていた。話の内容を演じた本人に尋ねても「良く知らない。キリスト教の人に聞いてみて」と言われてしまう。意味を尋ねたのではなく単に演じたストーリーを聞いただけなんだけど。みんな英語が上手くなく、一生懸命しゃべってくれるので、あれもこれもと沢山は聞きにくい。

今日は話があちこちに飛ぶけれど、スウェーデンの宗教観は日本に似ている。
クリスマスやルシア、スタッファンなど、キリスト教にまつわるイベントが盛りだくさんの割りには、由来や背景を知らない人が多い。

「スウェーデンの宗教って?」と尋ねると、「プロテスタントが主流だけど、一般的には信じている人はいない」と誰もが言う。宗教的イベントは「昔からの伝統だか、意味自体はほとんど知らない」そう。一般的に公立学校では宗教教育も禁止されているらしい。

「日本は?」と聞かれると私も大体同じことを言う。仏教、神道にまつわる伝統、習慣はあっても宗教という意識より伝統意識の方が強いと思う。(違う意見の人もいると思うけど)
そして「盆踊りの意味は?8月のこの日にする意味は?」と外国人に尋ねられて、答えられる日本人は果たしてどの位いるか。

この現象は近代国家に共通するのか。それとも日本とスウェーデンの類似点と捉えるのか。
と、まじめな問いかけで今日はおしまい。
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クリスマスのお話

2006-12-18 23:19:42 | スウェーデンのこと...
今日は、グンネルを講師に迎えクリスマスについてのお話。
クリスマス(25日)から13日後(1/6)に、聖書で(?)3人の賢者がキリストのもとを訪れたらしく、Trettondedagsmarshen(13日目のマーチ)と言う有名なマーチを知っていたのだけど、初めて曲名の意味がわかった。私は今まで勝手にトレットンという言葉の響きから12月31日をイメージしていて大晦日の曲なのかと勘違いしてた。

午後からはダンスの先生イングリッドを囲んでクリスマスのお話。
よく分からなかったけど、アメリカとの比較の話になると英語だったのでここだけわかった。
クリスマスはスウェーデンではフォシュタ・アドヴェント(クリスマスの4週前の日曜)から始まり、クリスマスの20日後(1/13)まで続く。イングリッドがこの時期にアメリカにいたとき、アメリカでは25日があけて26日になるとクリスマスが突然終わってしまって、どえらいショックを受けたそう。また靴下にプレゼントを入れる習慣もアメリカではあるけど、スウェーデンではあったりなかったりで定番ではないらしい。プレゼントも24日の朝渡すんだって。それでクリスマス準備中に子供たちの気をそらすためらしい。(アメリカでは24日の夜か25日が普通)

その後、イングリッドと一緒に寮に行き、今夜のクリスマスパーティの準備。
"Triptyk"のクリスマスCDをBGMに。ヨハン(Johan Hedin)のニッケルハルパ、ウーラ(Ola Backström)のヴィオラダモーレ、誰か忘れたサックスの3人。
みんなでクリスマスのお菓子作り。キャラメルや、チョコで砂糖菓子をくるんだり。パーティ自体は明日にでも続きを。

写真上:今日の天気予報は最高温度0度。まるで雪が降ったみたいに外は真っ白。でも、霜が降りただけ。(外にでても寒くは感じない)
写真左下:お昼ご飯の鹿のスープ。ご飯(米)にかけてゼリーを添えて食べます
写真右下:クリスマス・スウィーツの準備の様子。
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