スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ニッケルハルパを持った天使の壁画

2006-09-14 04:04:43 | ニッケルハルパ
ニッケルハルパを持った天使の壁画

今日は講師にグンネル(Gunnar Ahlback)を招いて、トルフタ(Tolfta)の教会へ。

その前に学校にある写真や資料を使って説明を受けた。
グンネルがしゃべっている間中、友人が英語に訳してノートに書いてくれる!いいねー、毎回それやって欲しい。感謝!

ニッケルハルパの歴史の話になると必ず触れられる写真があってまずはその説明。
-ゴットランド島(Gotland)にある13世紀の教会(Källunge kyrka)のドアの外側付近にニッケルハルパを持った天使のレリーフが石に彫ってある。(左の天使はニッケルハルパで、右側の天使はフィドラ(fiddla)と言うバイオリンの古い形の楽器を弾いている)

他にも興味深い話があったけれどそれは、本サイトの方に今後まとめる予定。(注:まだ載せてません)

昼食後、車で20分ほどのトルフタ(Tolfta)の教会へ。(写真)
今日は、車だしのため、校長やら学校スタッフなどみんな総出でお出かけ。

教会。すごい。こんな変わった教会は始めてみた。
イタリアもギリシャも、マルタにフランス、イギリス…いろんな国の教会をみてきて、こいうタイプは初めてだ。
今までみたのは、絢爛豪華、古い石造りで石の彫り物など凝っているもの、手作りの雰囲気を残す地元の小さな教会、モダンでシンプルな木の作り。

でも、こんなタイプの教会は見たことがない。柱も天井も複雑に立体的で(写真)、
どの立体面にも絵がほどこしているので目を引くものがある。壁はきれいな平らではなく波打っているところもあり古いつくりだということがわかる。
粗野で豪華で古めかしく、中世の雰囲気や独特の個性があり、フランスのモンサンミシェル(こちらは修道院メインなので比べるのは変?)よりもおもしろいと思った。一見の価値アリ。

教会自体は1300年頃、絵は1500年頃のものだとか。アーチ部分の絵は当時のまま。壁面の絵はカトリックがプロテスタントになったときにすべて石灰(?)か何かで上から覆ってしまったらしく、後に修復されたものらしい。

真ん中付近の天井には7人の天使が描かれている。(写真)
ニッケルハルパ、フィドラ(fiddla)、リュート、ハープを持った天使たち、それと楽器をもたずおそらく手をたたいているとされる天使もいる。
入り口付近の右手の壁面には、David(聖書に出てくる人らしい)が巨人(怪物)と戦ってその首をもった絵。そのDavidの帰還を祝い楽器を手にした娘たちの絵。
その他にも有名な聖書の伝説などが描かれているらしい。
詳しく知りたかったけど、グンネル (写真)の説明はスウェーデン語・・・。

フィーカ(Fika)の準備を外で整えて、さっそくティータイム。
今日は天気もよく外で飲むコーヒーがおいしい。

スウェーデンの田舎にはこういう感じの教会って多いのかなぁ。
ウプサラ大聖堂は他の国でもよく見る造りだったけど。

話はころっと変わって、戻ってからの夕ご飯。またまた、未知の体験。
リスグルンというらしい。
お米を牛乳で煮込んだものに、さらに牛乳かけて、上から砂糖とシナモンをかけ…
オエー、これは絶対にまずい!
第一これが食事!?
「お米」とか、「食事」だとか思わずに食べたら、まずくなかったのかもしれない。
写真もとったので、今度、別記事にして掲載します。あまりに気持ち悪くて先に報告まで。
コメント
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