スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

Tenorharp

2009-06-29 23:55:22 | ニッケルハルパ

※最近テノールハルパを使っていて、内容を少し修正しました。2019/7/16

2007年に注文したテノールハルパがやっと完成!
ほぼ2年待ち。
※支払方法は、今回ロイズバンクにしました。(現在はおすすめしません、楽天銀行から振り込んでいます)

テノールハルパは、通常の1.25倍でオクターブ下の音域が出てメロディ弦も1本増え、鍵盤が4列(普通は3列とドローン)。
元々Johan Hedinが考案して、Peder Källmanと製作した楽器のこと。
そういう楽器が昔からあった訳ではない。
Johan Hedin考案のモデルは、Kvartston(半音の半音、微分音)がついているので、私もお願いして作ってもらった。
Pederに頼めばオリジナルデザインそのものが届く訳だけど、私はあえてOlle Plahnに注文。(07年時で2万クローネ)
理由は、Olleの気さくで話しやすい人柄、手の届く価格、実物のテノールを触った時にコレが欲しいと思ったこと。Pederのテノールハルパは素晴らしいが私が欲しい音色とは違って、柔らかくまろやかでヴィオラダガンバのような音がする。Olleはフォークの武骨な音がする。

最近考案された種類としては、アルトニッケルハルパ(3列)とかオクターブハルパ(通常の1.5倍でオクターブ下の音域)などもある。オクターブハルパとテノールハルパは音域は同じだが、オクターブハルパのほうが大きい分、よく響く。また、テノールハルパはボディが小さい分、響きも小さくなる。

写真は届いた様子。木箱にソフトケースごと入って届いた。
テノール用ソフトケースは今回特別にお願いしたもの。
ペグを回す木が2本、CDもオマケで入ってる。アリガトー!

郵便局に受け取りに行くと「一人では重くて無理ですから」と二人で車まで運んでくれた。
けど、家についたら一人だったので自分で運ぶしかない。箱の重量もいれて10kg以上。
けど、待ちにまった楽器とあれば小脇に抱えて、あっらよ~と運んでしまいました。

4弦のチューニングは、バイオリンと一緒。チェロみたいな音。
でも共鳴弦の響きもあって・・・満足です。

写真右下に写っているように、通常あるカバーがなく鍵盤の先端がむき出し。
これは少しでも軽くするため。(それでも結構重い。腰にきます)
早速、日本の「ふるさと」を弾いて録音してOlleにありがと~ボイスメッセージ付きで送りました。

コメント
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