内容(「BOOK」データベースより)
ユーミンの歌とは女の業の肯定である。ユーミンとともに駆け抜けた1973年~バブル崩壊。ユーミンが私達に遺した「甘い傷痕」とは?キラキラと輝いたあの時代、世の中に与えた影響を検証する。
よく内容を確かめず「天下のユーミンに反旗を翻した本」なのかと勘違いして読んでしまったw
全く逆、永年のユーミンマニアによるユーミン礼賛の本でした。
とにかく「女性の立場においてユーミンの曲がいかに作用したか」など、「女性」という立ち位置をはっきりさせてるので、いたいけな男の子のぼくとしてはwちょっと入りづらく途中で投げ出しそうになった。
けれど、なかなか鋭い考察が多く、気がつけば夢中に。いつものパターンだけど。
バブル期の以前や以後あるいはバブルまっただ中を背景として、それぞれ時代にマッチした歌詞が共感を生み、ユーミンを行動原理として「おしゃれ」が広まる様子は、確かにそんな風景あったなあと、懐かしさもあって。
というかあらたまって考えてみると、松任谷由実(荒井由実)、学生の頃からさんざん聞いてきたが、ぼくの聞き方はあまり一般的じゃないらしい。
まず、曲名をあまり覚えてない、歌詞もほとんど聴いてない、ぼくにとってはメロディこそが音楽で歌詞なんてどうでもいい、という傾向が強くて。8割がた洋楽を聞いていた自分にとってメロディ重視は当然の流れ。
世の多くのユーミンファンは歌詞に強く共感を抱き惹きこまれていくそうです。
この本で解説してくれるところでは、軽快なメロディに背筋が凍るような歌詞ってパターンが結構あって、「へえ、あの曲、そんな怖いこと歌ってたんだ」という驚きが随所にありました。
今だったらストーカー規制法に引っかかりそうなもろ「女の情念」?みたいなことが度々出てきて、これは男性の聞くものじゃないのかもと思ったけど、ぼくはやっぱりメロディ重視の姿勢は変えられそうもなく、だからって今後も何ら不都合なくユーミンを聴くのでした。
誰が褒めようが貶そうが関係なく、自分のプリミティブな部分で感動できるのだから、理屈はいらないのです。
あれ、何だこの結論wお薦めしようとして書いてたのにw
松田聖子など女性歌手が多いですが名曲(ヒット曲)が多いです。
歌手としては中島みゆき同様女性に受ける曲が多く
あまり好きではありません。
基本的に主に女に受ける女の歌手(アイドル含む)が苦手なもので。
まあ最近はオトコっぽい女性とともにオンナみたいな男も増えてるので、80年代のユーミンの歌詞、いささか隔世の感ありますね。