農文館2

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迎春

2019-01-01 16:08:06 | 日記
迎春

 グローバル経済が大行進する一方で、その弊害が様々な形で日本を初め世界中で表面化しています。

 改めて文化の一翼としての美術館の役割を強く認識しています。
  
 皆様のご健康をお祈りするとともに、本年もよろしくお願い申し上げます。

                               2019年 元旦  康花美術館



{解題}

筆者はかつて札幌在住の間、大学での教師の他に北海道庁の若手中堅者たちの研究会の講師及び知事室の仕事として道庁への提言等に勤めてきました。そこでの筆者の言説は、東京一極集中化が進む中での地方再生のあり方、端的にいえば、自由貿易、グローバリゼーション賛歌に対する警鐘と、その解決策としての文化の再構築をめぐる内容を中心とするものでした。以下は道庁の行政マンたちと「北海道の国際化戦略」についてまとめた『国際化を超える―交流から協業へ』と題する研究報告書に筆者がしたためた巻頭文の一部です(次回ブログ掲載)。27年前のものですが、「迎春」で取り上げた“文化”の役割について、小論は「経済学を超えて」文化的価値観の重要性を指摘しています。ご参考の一助となれば幸いです。


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