農文館2

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会者定離―田んぼの季節

2017-04-22 09:31:06 | 日記
 そろそろ田んぼの季節です。我が家も例年通り5月の連休明けには田植えの予定です。年々体力の劣化を感じているこの頃ですが今年もやはり米作りはやるつもりです。
 年々体力の衰えは小生ばかりでなく、周辺の田んぼも休耕田が広がるばかりで田舎の衰弱ぶりが一層目につきます。この6年間? ガンとの闘病生活を続けながら、米作りに励んでいたTさん65歳が、1月に亡くなりました。実は、我が家のワン君も翌月の2月に後を追うように急逝してしまったのですが、ワン君との散歩では、Tさんは田んぼ仕事の手を休めて、ワン君をよく可愛がってくれました。それもつい先頃のことでした。奥さんの話によれば、今年からはその米作りは止めるとのことでした。Tさんが関わっていた田んぼは約1町歩弱、当然散歩道であった棚田の何枚かは抜け殻となり、寂しい景色を目にしなければならなくなるのでしょう。
 Tさんもワン君の他界もあまりにも突然のことでした。会者定離、愛別離苦、生きとし生けるものの定めとは言え、それを飲み込むにはまだ時間のかかることです。それでも、米作り、新たな命を育む仕事に携われるのは何よりのこと思い、この週末明けにはしっかりと田んぼの整備(田植え前の)をするつもりです。ちなみに明日23日日曜日は、集落の「帳場」の仕事があります。早朝8時に公民館に集合し、それぞれの持ち場の用水路、道路、それに共有の山林の整備をすることになっています。小生もこれに参加し、終了後直ちに美術館に向かう予定にしています。