農文館2

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

蜂の一刺し

2013-07-30 08:54:24 | 日記
 左手の人差し指の付け根の周りが赤くプックリと腫れている。昨日田んぼの水止めをしている際、アシナガバチ刺されたのだ。水止め口の横に巣を作っていたのである。痛いの痛くないの、もちろん痛い。激痛が左手全体に広がり、以前にスズメバチに頭を指されたときのことが瞬間思い出され、急いで軍手を外して、針に刺された血で滲んだ箇所を噛んで毒を吸い出したのだが、一向に痛みは和らぐことはなかった。アシナガバチに刺されたのは数回、スズメバチと違って、まさかショック死にはなるまいと、そこで気持ちを転換することにした。脳に送るシグナルを変えることにしたのである。「痛みも結構気持ちの良いものだと」。不思議なことに期待通り、痛みが心地よくなり出したのである。痛みを克服できた? 満足感かもしれない。
 
 今朝も未だ腫れはひいてはいなかったが、痛みは痒みに変わっていた。田んぼの水止め口を点検すると、蜂は巣の周りを元気に飛び回っていた。僕が再び近づいたからで、彼らも危機とは感じなかったのか、今度は刺すこともなかった。「我が身をつねって人の痛さを知る」。蜂の一刺し、お灸もたまには良いものである。

 ちなみに昨日は雨中、小雨をついて中干しをしていた田んぼに追肥をし、その後肥料が流れ出さないように水止めをしたのである。

中学生の康花美術館鑑賞始まる

2013-07-28 10:37:13 | 日記
 いよいよ昨日27日から夏休みが始まり、早速中学生の皆さんが美術館に来られるようになりました。昨日は10人ほどでしたが、ほとんどが自転車で来られる方が多かったようです。中にはお母さんと一緒に来られる生徒さんもおり、広く康花の作品を知っていただくと言う点からも、美術館にとっては大歓迎、嬉しいことでした。

 さて中学生の皆さんはどのように感じられたのでしょうか? 一時間近く観ていた男子生徒の中には、作者がワーズワースの詩の一説を引用した詩を熱心にノートを取る人がいたり、作者の履歴をノートしている人もいました。
 そんな中にあって、美術館に置かれている感想ノートに「作品の一つ一つに魂がこもっていることが、とてもよく読み取れました。」と、大人の方々の感想に混じってありました。

 中学生や高校生、大学生、そして働く若い皆さん、夏休みには是非「康花美術館」を訪ね、作者と心の対話を試みて下さい。お待ちしています。ホームページは以下の通りです。

http://yasukamuseum.web.fc2.com

康花美術館鑑賞が中学生の夏休み課題に

2013-07-26 08:38:42 | 日記
 昨日25日、松本市内のM中学校のI先生が、「夏休み課題 康花美術館鑑賞ワークシート」を持って美術館に来られました。既に前に電話でもお話をし、又美術館で直接打ち合わせはしていましたが、いよいよ今週土曜日27日から夏休みに入るというので、生徒たちの課題の内容を説明するために再び来館されたのです。

 課題は三つ。
 その一つは、「あなたの心を揺さぶった作品を2作品挙げ(詩画のどちらでも、又その両方を関係付けてもよい)、揺さぶられた自分の心の様子をできるだけ詳しく書きましょう。」
 
 課題の2は、「次の(作者)詩について感想や自分の考えを書きましょう。」

 『私は何のために生きているのだろう』

 ひ弱な私
 意味のない頭
 無意味な理屈
 生きること
 何で人は生きるのだろう
 何で好きな時に死ねないのだろう

 課題の3は、「作者は多くの著書、絵画、曲から影響を受け、自身の思想を膨らめている(人物名を例に挙げている)。あなたが影響を受けた著書や曲、人物などについて紹介し、影響を受けた内容について詳しく書きましょう。」

 今回の企画展は作者が十代の頃の詩作と十代から二十代初めまでの絵を展示していますが、果たして今の十代半ばの少年少女たちはどのように康花の作品を受け止めるのでしょうか。僕にとっては最も観ていただきたい、読んでいただきたい世代の人たちでもあり、胸をわくわくさせています。恐らく作者も同じ思いでいることでしょう。

 他の中学、高校生の諸君も是非この夏休みに観に来てください。お待ちしています。

田んぼと康花美術館

2013-07-25 13:13:04 | 日記
 先週に続いて美術館の休館日の22日(月)と23日(火)田んぼに入りました。草取りをするためです。当初は、田植えの後行った手押しの2条式と1条式の除草で充分かと思えましたが、天候のせいでしょうか? 7月になって急にオモダカが繁茂し始め、結局その後3度田んぼに入ることになってしまいました。思い通りにはならないものです。省みるに人生と同じです。

 その一方、思い通りにいかないで欲しいことが、思い通りにゆくという皮肉なこともあります。小生が20年以上前から警鐘していた日本社会の実相が予想通りに進行していることです(拙著『ゼロ成長の社会システム』)。その象徴的な動きがTPPということになるのでしょう。

 せめて「康花美術館」(松本)方だけでも、予想に反して一人でも多くの来館者がお訪ねくださればと思っています。そこでは、少なくとも原発やTPPのような「欲望原理」に突き動かされるのではなく、自虐的といっていいほどに自分を見つめた一青年作家・康花の叫び=作品に触れることが出来ます。若者よきたれ!

http://yasukamuseum.web.fc2.com

稲枯れ、何とか克服?

2013-07-18 10:20:08 | 日記
 折角「農文館」を復帰したにもかかわらず、原稿入力が出来ず失礼しました。7月13日から開く、康花美術館の新企画「康花 あの頃のように」の準備やその後付に追われていたためなかなか時間が取れなかったのが言い訳の理由です。

 7月7日のお伝馬(地域の農業用水路や道路の草刈など)では、近所の方から、田んぼの稲が枯れかかっているのを心配されたほどでした。それでもこの間、休日には田んぼの土手や畑の草刈や延び放題の竹林の伐採など、手抜きはしながらも農作業も多少はしていたのです。稲枯れは稲ゾウムシや泥虫によるもので、毎年田んぼに入って取り除くのですが、今年は目を瞑り蘇生に任せてしまったのです。
 7月16日、月末の追肥準備を兼ねて田んぼの水抜きをしました。内心穏やかならず、心配していた稲枯れは、幸い徐々にですが蘇生し始めていました。もちろんご近所の青々とした稲に比べれば頼りないないのですが、何とかいけそうな景色にはなってきました。
恐らく、今年のわが田んぼの収量は、よそ様の3分の1もあれば御の字と言ったところかもしれません。農村高齢化の中、殺虫剤、除草剤に依存する田んぼが減らないのも道理のようにも思います。ちなみに田んぼの雑草、思いのほか繁っており、1時間余り腰を屈まなくてはなりませんでした。しかし、溜まった疲れと頭痛が、田んぼのオゾンのお蔭で、多少癒されたことも付け加えておきます。

 「康花 あの頃のように」展、松本にお越しの折には是非ともご来館下さい。
 合わせて「康花美術館」のホームページをご覧いただければ幸いです。
 http:yasukamuseum.web.fc2.com