農文館2

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今年も田んぼの雑草とお付き合い

2018-06-19 16:23:50 | 日記
 5月20日に田植えが終わり、少し早かったのですが、1週間後の5月28日には田んぼに入って除草を始めました。理由は、例年以上に“イネモドキ”が伸び始めていたからです。以来今日6月19日で3回目(実質6日間)の除草です。2回までは2条式、3回目は1条式の手押しの除草機で行いました。
 昨年も“イネモドキ”で苦労しましたが、今年もどうやら同じ目に会うのは避けられそうにもないようです。稲の列と稲の列との間の“イネモドキ”はそれなりに除草できましたが、稲と稲との間の“イネモドキ”は除草機では取り除くことが出来ないからです。そのため、除草機を押しながら、手刈りの除草鎌を、これもいつもどおり使いますが,文字通り稲との見分けが難しいため,思うようにはいきません。あたかも、仏教哲学・禅で言うとことの「分別計較」を反芻させられているかの心境にもなります。

 そんなわけで今年も“イネモドキ”がこれから成長繁茂するのは必定、見分けのつく1ヵ月後にはまたまた“イネモドキ”とお付き合いしなければならないことになるでしょう。

『原発はどのように壊れるか』

2018-06-15 13:10:21 | 日記

皆さま

メールの題名は、今月初め著者・井野博満さんから送られてきた著書『原発はどのよう
に壊れるか』のタイトルです。
サブタイトルは「金属の基本から考える」(小岩昌宏・井野博満著、原子力資料室刊、
¥1800+税)です。

読了してからご案内するつもりでしたが、その余裕がなさそうなので、取り急ぎ推薦さ
せていだだきます。
金属の摩耗と劣化、弱点を科学的に分析した内容ですが、それはあたかも、生きとし生
けるものの関係と
生老病死の事実をも思い起こさせてくれるようで、論理学や哲学の本を読んでいるよう
な面白さを感じています。

是非ご一読を!      不一 










開いた口は塞がらないけれど

2018-06-03 11:11:03 | 日記
 安倍さんの国会での答弁を聞いていて、絶望感を抱くよりも呆れ返った思い、開いた口が塞がらなかった人は数多いたに違いありません。しかし数字で示される限りでは、世論のほぼ3割が安倍さんは説明責任を果たしているとしています。マスコミが大衆の移り気に乗じて、政治と違って利害関係の薄い「日大問題」に血眼になっているのも、じつは3割どころか、いまだ4割近い内閣支持率があるからなのでしょう。
 かつて核廃絶運動を主導したイギリスの哲学者バートランド・ラッセルは、太平洋戦争前、日本について「知性抜きで知識を与えることに一番成功したのは日本である。」と分析しましたが、一方でまた知性に望みを託して、次のようにも言っています。
 「われわれにとって一番重要なものは、究極において、われわれの仕業をわれわれの知性によって抑制することである。」と。

 この著書『懐疑論集』が上梓されたのは1935年、それから80余年、果たしてこの間に日本人はラッセルの言う「知性」を獲得できたのかどうか? 「自分が愚かなために苦しむのだと考えるのは実に憂うつだ。」と言うラッセルの箴言が重なります。