のらのら

『No Running No Life』を合言葉に集まったいつも走っている人やたまにしか走らない人たちの集団。

京都1周反省文(がんちゃん)

2010年09月13日 | がんちゃんレース記
いやーまったく残念な結果でした。
がんちゃん敗北です

あれだけ準備が大事とか言いながら、やはり準備不足、経験不足が悔やまれる結果になりました。
一応完走(歩?)したけど制限13時間を18分オーバー

そしてゴール後も大変なことに…

レース前日なんとか20時に就寝し午前2時起床。
3時に家を出発し伏見稲荷に近い阪急深草駅前のパーキングに車を停めた。


4時からの受付を早々に済まし参加賞のせんべいを食べて出走を待つ。完全に暗い中大勢のおばかがやってくる。
目をつぶってぼぉーっとしているところを突然5分前の合図。急いでスタート地点に行くとそこは最前列だった。その時はしめしめと思っていた
そして5時、スタート。
なんとか上位をキープ。これが失敗の始まりだった

千本鳥居をくぐりぬけ一度山を降り蹴上を通過。

トップ集団9人の最後尾につける。後ろは…数百メートルは誰もいない。

この時飛ばし過ぎに気付くべきだった
そして大文字山を登る頃には…4位だった。あ~
完全に突っ込みすぎ。

その後比叡山に登る時には歩くどころか座り込み、以前は大したことないと思っていた山がこんなに辛かったんだとマジでイヤになる。


間髪いれずにここコース?と言いたくなるような山を2つ連続で登らされ、平地も下りすらも走る元気を奪われた。後続にどんどん抜かれて行く。

そうこうしているうちにやっと大原到着!当然あの山も越えていく。自主関門7時間を6時間半で通過したが、ここから前半と同じペースで行かないと間に合わないと、ぼぉーっとした頭で計算。

しかし後半のほうが山が緩いからとこの時でも時間内完走は余裕と思っていた。
ところがその余裕も度重なる歩行により徐々に削り取られていく

鞍馬に12時半に到着(7時間半)。自販機でお茶1本を補給し休むことなく先へ急ぐ。
ここで痛恨のミスコース約1.5km
やはりやってしまった。
悔しいけどなんとか戻ってコース復帰。

更にここからが水切れの恐怖と闘うことになる。
実は鞍馬以降12kmも自販機が無い!!事前に気付かんかった!それも一番暑い時間やし山どんどこ登るし。
ということで干からびるよりはマシとのことで川の水に手を出した。数人同じように飲んでいた。飲み始めるとペットボトル1本分を空け、さらにもう1本分ためて携行した。
水は澄んでるように見えた

なんとか京見峠の自販機に到達。
この頃には自販機が死ぬほどありがたい。っていうか無いと死んじゃう
この辺りから写真右の背の高い23歳の青年と二人旅。

彼は先々週のおんたけスカイにも出ていたらしい。膝、腰が痛いとのことでがんちゃん同様に走れず。ほぼ緩い下りだけは走り、登りどころか平地も歩いた。しかしこれも残るは下りだけという計算のもとであった。


清滝の川沿いの道が起伏に富んでいることに毒づき、保津峡まで結構な登りやん!と地図では把握できていなかったことを悔やみつつ、なんとか早歩きで頑張る。


がゴール1.5km手前で制限13時間を迎えた青年も結構素直に泣きポーズをしてくれた。ちなみに最後の3kmを9分/Kmペースで走れば間に合ったけど、全然走れなかった

ゴールの保津峡駅が見えてから最後の500mだけなんとか走り2人同時にゴール。


悔しいゴールとなった


帰りの保津峡駅で撮った写真。死相が見える。


さてここからが今までに経験のないレース後のつらさ。

電車の車内でレースが終わっているのにいつまでも息づかいが荒いことに気付く。
その後京都駅で乗り換えまではなんとか良かったが、次の電車では座っていることも出来ず、なんか顔や手足がしびれてきたので座席に横になる。今から思えば低血糖+脱水症状。
その後結構乗客が一杯になりジロジロ見られた。
そして稲荷駅では駅の前で倒れこみここでもジロジロ見られる。
でもそんなんにかまってられないほどしんどい
あまりのしんどさに119しようかと悩んだが恥ずかしすぎるので思いとどまった。
あの青年ががんちゃんの車の所まで自分の車にのせてくれるというので、戻ってくるのをそのまま30分ほど倒れて待った。
本当にやさしい良いやつだと感動した。脱水で涙は出なかったけど
彼に丁重にお礼を言って別れた。
そしてハンドルにしがみつきながらなんとか無事に帰ってきた。

今でも明らかに体中のエネルギーが不足してるし、頭がまわらないけど、これって完全にハンガーノック
非常に緩慢なエネルギー不足だったのでレース中はなんとか動けてたみたい。
がんちゃん試算によると距離68kmと登り累計3300mなので平地に換算して計100km移動したことになる。なので6500kcal程度のカロリーを消費した計算だが、おにぎり2つとジェル5本なので1000kcal程度しか摂取していなかった。そりゃあかんわ。
ちなみに水分はハイドレーションに1.5L、缶ジュース2本、ペットボトル8本、川の水2本で7L近く摂取しました。

しかし過酷なレースでした。特にトレイルではペース配分とシャリバテには注意やと、身をもって知ったレースでした

おんたけのような爽快感が全くない…
今のところリベンジする気がおこりません

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした。 (108)
2010-09-13 22:09:54
少しは体調よくなりましたか

これはもう競技じゃなくてサバイバルですね

あの写真、えげつないっす

がんちゃんが3キロ9分を歩いてしまったり、電車で寝てしまうて

それでもゴールしてしまうのはさすがです

本当にお疲れ様でした

しばらくはゆっくり休んでください
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本当にお疲れ様でした (まーしー)
2010-09-14 00:31:30
京都1周レース・・・本当にヤバイですね


でもそんな過酷なレースに果敢に立ち向かったがんちゃん・・・本当にかっこいいっす


今はとにかくゆっくりからだを休めて下さい
本当に、本当にお疲れ様でした


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なんと!! (セル修)
2010-09-14 00:37:18
がんちゃん、大丈夫ですか??
病棟で見かけたがんちゃんがあんまり元気がないなぁと思っていたら、ここまで壮絶なレースだったとは
はるか雲の上の存在であったがんちゃんがここまで打ちのめされるとは、ベジータがフリーザにボコボコにやられた時を思い出します
でもサイヤ人は復活すると、さらにパワーアップします
まずはしっかり休んで、ぼちぼちと復活して下さい

本当にお疲れ様でした

でも、めっちゃカッコイイですよ

あっ、108に聞いたのですがあの青年、吹田で働いているそうで
吹田は変態の街だと思うと、なんだか嬉しくなってきました
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108 (がんちゃん)
2010-09-14 08:30:09
えげつないけど良く考えたら完走できる確率は高いかなぁと思い始めてます。

長いレースになればなるほど戦略的な所が大事とわかりました。

もう2日も走ってないので明日から走ろ

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<まーしー (がんちゃん)
2010-09-14 08:34:52
ご声援ありがとうございます。未だに呼吸が乱れ気味です。

過酷やけど食糧さえあれば誰でも行けると思うよ

涼しくなったら雅を感じられるかも。
六甲は大丈夫
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<セル修 (がんちゃん)
2010-09-14 08:42:14
体だけではなく心もボコボコにやられました。

確かにタイムだけではない戦いだったので、良い経験ができたと思います。

明日から修業を再開しよ。
これでパワーアップしてやる

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