のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

「子猫ちゃん」 と、<ラベンダー>

2017-07-28 18:36:44 | 日記

 昨日歯医者さんで長時間かかって抜歯してもらったお陰で、今朝になっても、何だか体調が思わしくない。

 でも、朝のゴミ捨てには行かねばならぬ。

 最近はエレベーターで下まで下りて、玄関からゴミ置き場に行っていたが、マンションの外壁工事が完全に終わった今朝は、階段

 で下まで降り、マンションの裏道を通ってゴミ置き場に行くことにした。

 階段が以前よりずい分きれいになっていて嬉しかった。

 裏道を歩いていると、お隣のマンションとの間の塀の上に、よく似た子猫ちゃんが2匹、少し離れてこちらを見ている。

                        

 

                        

 

 

 

 私は、最初に見つけた近くにいたネコちゃん(写真・上の方)に、まず声を掛けた。

 ネコちゃんはこちらをじっと見ているけれど、逃げようともしなければ、もちろんこちらに寄ってくる気配もない。

 そうこうしていると、ちょっと離れてもう1匹、よく似たネコちゃん(写真・下の方)がいることに気付いた。 

 私はその子にも声を掛けたが、その子もジッとしたままだ。

 仕方なく私はそこを通り過ぎ、先にゴミを捨てに行った。

 そしてその後部屋に戻って、カメラと、プラスチックに入れたネコちゃんの餌と水を取ってきて、ネコちゃんの所にとって返した。

 そして、上に載せた2枚のネコちゃんの写真を撮り、餌と水を入れたプラスチックを、ネコちゃんのいる塀の下に置いた。

                         

 

 

 

 私がいたのではネコちゃんが餌を食べに来ないことは分かっていたので、私はそのまま又部屋に戻った。

 そして30分くらい過ぎたところで、私はまた餌と水を置いたところに戻った。(マンションの敷地内に餌や水を放置するわけには

 いかないので)

 するとネコちゃんたちの姿は、既に元いた場所にはなくて、餌や水にも口をつけた様子は無かった。

 このネコちゃんたち、もしかしたらお隣のマンションの飼い猫で、餌は足りているのかも知れない。

 それとも、防犯用の針金を越えることができなかったのかな?

 

 私は、餌と水をどうしよかと考えたが、マンション近くの路地裏には、餌を欲しがっているネコちゃんがいるに違いない。

 私はそのまま餌と水とを持って、路地裏に向かった。

 路地裏に入るとすぐの小さな空き地に、ネコたちはいた。 3匹も!

                              

 

  

                            

 

 

 

 私が空き地の入り口に餌と水を置くと、3匹のネコたちは、すぐにそれぞれ反応を示した。

 それでも私の様子を気にして、餌に近づくかどうか躊躇している。

 そこで、私が帰るふりしてその場をちょっと離れると、1匹のネコちゃんが餌に口をつけていた。(わあ、よかった!)

                               

 

 

 

 私は安心してそこを離れ、家に向かった。

 その途中で見つけた、路地裏の花たち。

                           

 

 

                                              

 

 

                

 

 

                             

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 昨日は歯医者さんから疲れ切って帰ったので、メールボックスを見ないまま部屋に上がった。

 今朝路地裏から帰ってきて、メールボックスを開けてみた。     

 たぶん昨日来たに違いない郵便物が幾つかある中に、北海道のMさんから<ラベンダー>が送られてきていた。

 早速封を開く。芳しい香りが辺りに広がった!

 とりあえず私はガラスの花瓶にラベンダーを入れ、部屋に置いて写真を撮った。 (ラベンダーの紫色をハッキリ撮るために、

 ベランダでも撮ってしまった。)

                       

 

 

 

 今部屋では、ラベンダーの香りが満ちている。

 Mさん、手間を掛けた素敵なプレゼント、本当にありがとうございました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


やっと遭えた <バベルの塔>!

2017-07-28 16:52:04 | 日記

                    

                             ブリューゲル作 <バベルの塔>

 

 

 私の不用意さから、先日<バベルの塔>の展覧会の会期前に美術館に行って無駄足を踏んでしまったことは、ブログにも書

 いた。

 展覧会の会期は9月まであり、そんなに急いで行かなければということはないのだけれど、猛暑のこの時期、展覧会行きは、

 太陽に照らされて自然の中を歩くのと比べると、比較的楽だ。

 そこで今週の水曜日(26日)、小中学校時代からの友だち・Aさんと一緒に、国立国際美術館に行った。

 

 今日のブログのタイトルに、「やっと遭えた<バベルの塔>」と書いたが、私は以前から<バベルの塔>を何が何でも見たい!

 と思っていたわもなかった。

 私は絵を見るのは好きだけれど、西洋の宗教画には(自分がキリスト教というものを全く理解できていないため)、ほとんど

 関心が持てない。

 私が心を揺さぶられるのは、そのほとんどが、18世紀後半から始まる<印象派>以後の絵画だ。

 印象派よりずっと前の16世紀に、フランドルで活躍したブリューゲル。

 けれどもブリューゲルは、16世紀の当時にあって、宗教画はほとんど描かず、働く農民の姿を、細かく明るい色調で描いて

 いた。

 その作品を、私は嫌いではなかった。 と言うより、むしろ好感が持てた。

 ブリューゲルが、働く農民と喜びや悲しみを共にし、しかもそれを深刻ぶらずに、大らかに描いているようで。

 

 そのブリューゲルが描いた<バベルの塔>。 でもそこには、何か宗教めいた雰囲気が感じられた。

 なので私は、この絵に、あまり関心を持てなかったのかも知れない。

 でも、<バベルの塔>が好きな、故郷の友だちから、私が行くなら、ポスターでも買って送ってほしいと頼まれた。

 それもあって私は、今回を逃したら本物を見る機会が無いだろう<バベルの塔>を、見に行こうと決めたのだった。

 (いつものことながら、前置きが長くなってしまいました。スミマセン!)

 

 展覧会は、ブリューゲル以前の画家&彫刻家たちの作品と、ブリューゲルの版画が大半を占めており、ブリューゲルの絵画

 は、結局<バベルの塔>だけだった。

 

 <バベルの塔>というのは、「旧約聖書」に出てくる話だそうだが、私はそれとは離れて、一枚の絵画として<バベルの塔>を

 観た。

 すると、<バベルの塔>がなんか、あの<サグラダ・ファミリア教会>に重なって見えてきた。

 <バベルの塔>には、塔の中や周りに、なんと、1400人もの人たちが描かれているのだそうだ。

 <サグラダ・ファミリア教会>は、ガウディの死後も、多くの人々によって建設が続けられている。

 <バベルの塔>に描かれている1400人の人々は、<サグラダ・ファミリア教会>の建設に、今も真心込めて携わっている人々

 を連想させる。

 <バベルの塔>は、16世紀の(或いは、ブリューゲルの)<サグラダ・ファミリア教会>ではないのだろうか?

 そんな想いが、私の心に湧いてきた。

 もちろんこの想いは、何の根拠も無い、私の勝手な解釈に過ぎないのだが‥。

 

 展覧会場を出ると、写真撮影可能な<バベルの塔のポスター>が、貼ってあった。

 たくさんの人たちが、その絵の前で写真を撮っておられた。

 私もその絵を撮ってから、Aさんとともに展覧会場を後にした。

                    

 

 

 

                    

                  <バベルの塔>は、人物の身長から換算すると、510mあるのだそうだ。

 

 

                      

                               <バベルの塔>・上部

 

                       

                               <バベルの塔>・下部

 

 

                    

                                   塔にかかる雲