昨日はこの夏で一番の暑さだった。
11時が血圧のお医者さんの予約だったので、時間に間に合うように家を出た。
外に出た途端、上からも下からも熱気が押し寄せてきて、暑さこの上ない。
それでもお医者さんに着くとクーラーの涼しさでホッと息をつき、お医者さんの診断もスムーズに終わった。
その後、隣の薬局に処方された薬を貰いに行き、薬局の方に、「処方箋」と「おくすり手帳」を渡した。
すると、それを受け取った薬局の方が、けげんな顔をして、「これ、おくすり手帳じゃないんですけど…」と言われる。
私は差し出された手帳を見て、「ごめんなさい!私のメモ用の手帳と間違えました。」と言って、おくすり手帳を出した。(つもりだ
った。)
すると、薬局の方は困ったような顔をして、「これも‥」と言いよどまれた。
見るとそれは、お医者さんに見せるために持って行っていた、「血圧手帳」だった。
(下の写真は家に帰ってから撮ったものですが、私が間違えて出した2つの手帳と、出すべきだった「おくすり手帳」。)
あ~あ、一度ならまだしも二度まで間違えるなんて!
私は恥ずかしいやらガックリするやらで、照れ笑いするしかなかった。
そして、「こんな間違いをするのもこの猛暑のせいだ!」と思おうとしたが、「果たしてそうだろうか?」という思いが、同時に頭
の中に湧いてきて、私をギョッとさせたのであった。
お医者さんの後は、「国立国際美術館」の<ブリューゲル・バベルの塔>の展覧会を観に行くつもりにしていた。
この猛暑だけれど、せっかく出掛けたのだから序でに行っておこうと思った。 (田舎の友だちから<バベルの塔>のポスター
を買って送ってほしいと頼まれていたし…)
国際美術館は中之島にあるのに交通の便が悪い。
梅田から歩いて行けない距離でもないけれど、さすがにこの暑さの中を歩くのはしんどい。
そこでとりあえず肥後橋まで地下鉄に乗り、そこから歩いて行くことにした。
肥後橋からでも、上から照りつける太陽とコンクリートの照り返しの熱を浴びながら歩くのは、なかなかしんどかった。
やっと、国際美術館(は地下にある)の地上部の金属製の屋根?(オブジェ)が目に入る所まで来た。
私は、土佐堀川の向こうの朝日ビルなどを眺めながら、国際美術館に向かった。
そして、やっと美術館に着いたのだが、美術館の周りに人影は無く、入ろうとして玄関の自動ドアを踏んでも、一向に開かない。
そこで私は、美術館の玄関に貼られたポスターを見て、展覧会の開催日が18日からだということにやっと気が付いた。
あ~あ、展覧会の開催日を確かめてなかったなんて!
私はここでも自分の迂闊さを深く嘆いて、それを猛暑のせいにしようとしながら、果たしてそうだろうかという疑問と闘っていた。
私はここには又来ることにして、せめて美術館の玄関近くに貼ってあったバベルの塔のポスターを撮っておいた。
そして、ますます耐えがたくなった暑さの中を、食事場所を探して梅田の方に向かって歩いた。
土佐堀川の向こうの朝日ビルなど
あちこちウロウロしていて偶然入ったホテルのロビーのシャンデリアが美しかったので、係りの人の了解を得て撮らせてもらった。
(でもここのレストランは高価すぎて入れなかった。)
その後結局、今までに何度か行ったことのあるエルセランホテルの「桂」で、食事をとった。
(下には、隣のビル「アバンザ」の玄関前の緑、向こうには、ヒルトンホテルや大阪駅ビルの建物を見ながら‥)
家に帰りついたらそのまま倒れ込みたいくらい疲れていたけれど、昨日はそうする訳にはいかなかった。
お医者さんに出掛ける直前に故郷の姉から、私の大好きな<鮎>が、クール宅急便で送られてきていた。
故郷の高津川で獲れた、新鮮で美味しい鮎
昨日いただく分以外の鮎は小分けにして冷凍しなければいけないんだけれど、それをする間が無く出掛けていたのだった。
私は鮎を小分けし他の用事も済ませて、夕方になってからIさんと公園で待ち合わせをして、物々交換をした。(私は鮎を2匹
ほどお裾分けし、Iさんからはお菓子などを戴いた。)
その後、だいぶ涼しくなった公園を、二人でお花を見ながら歩いた。
公園の花たちと、公園から見た夕日の写真。