昨日(13日)はYさんと神戸に行った。
「神戸ルミナリエ」と、序でに「うろこの館のサンタさん」を見るために。
「うろこの館」は、北野異人館街の、代表的な異人館の一つ。
その「うろこの館」が、ここ数年、クリスマスシーズンになると、館の屋根に数体のサンタクロースを止まらせるという、面白いイベントを行っている。
私たちは、午後1時に阪神三宮駅で待ち合わせ、そこから歩いて「うろこの館」へと向かった。
「うろこの館」を含む北野の異人館群は、三宮駅から北へ上っていった高所に点在する。
その中でも「うろこの館」は、最も高い場所にある。
距離もかなりあり、しかも坂道の連続なので、歩くのは結構きつい。
でも私たちはガンバッテ上っていった。
「うろこの館」に程近い一つの通りにさしかかった時、私たちは、その通りの建物のアチコチで、いろんなポーズのサンタクロースを発見した。
その通りを過ぎた後、私たちは、うろこの館へと向かう、細くて急な坂道を上ることになった。
なんとその坂道の急なこと!
Yさんはそうでもなかったが、私は息が上がってきた。
そんな私の目を、土壁を這っている紅葉した蔦の葉が、ちょっと慰めてくれた。
やっとのことで、うろこの館、到着!
まずは、遠景。
もう少し近寄ると…
うろこの館のサンタクロースは、毎年テーマを決めて作られる。
今年は、ロンドンオリンピックがテーマなのだそうだ。
上の写真には、(小さくて見えにくいが)オリンピック各競技の選手たちが並んでいる。
真ん中の大きなサンタは、吊り輪を持っている体操の選手だ。
そして、塔の右側の端には、めでたくノーベル賞を受賞された山中教授が、急遽付け加えられたのだとか。
一番右の白い服が、言うまでもなく、山中教授。
せっかくなので、私たちは、うろこの館の中に入ってみた。
この館の主はいろいろ替わったようだが、ある部屋などは、クリスマスの飾り付けがされていて、後ろの飾り棚と共に、ゴージャスな雰囲気だった。
館の傍に、「うろこの館・小さな美術館」というカワイイ美術館があって、いろんな絵画が展示されていた。
そして、美術館の3階からは、神戸の街と海を見渡すことができた。(ガラス越しで、写真が鮮明でないけれど‥)
うろこの館の見学を終えて、私たちは、今度はトアロードを南下した。
途中、気になる店を覗いたりしながら。
そして、ルミナリエ鑑賞のスタート地点に近い、大丸百貨店で早めの夕食をとることにした。
ルミナリエの点灯は6時頃と聞いていたので、食事の後、カフェに入り直してコーヒーも飲んだ。
ところが、もうそろそろ行かなくちゃ!と外に出てみると、もう長い長い行列ができていて、讃美歌の合唱が始まっている。
そして私たちは、行列の最後尾はどこかとウロウロしているうちに、楽しみにしていた点灯の瞬間を見逃してしまった。
なんとも、残念無念!
(こんなことだったら、コーヒーなんか飲まずに外に出ていたらよかったのに‥)
私たちは、行列の最後尾に並ぶために、大丸百貨店の周りを再度ぐるりと廻って、元町近くまで戻らなくてはならなかった。
それでも、明かりを点けた大丸の建物は(その外の建物も)結構きれいで、並んで待つ私たちの目を、しばし慰めてくれた。
そう長くも待たないうちに、行列は、ルミナリエのスタート地点に到着した。
眼前に、ルミナリエの光輝く回廊が、現れる。
今年のルミナリエは、色彩がとっても鮮やか!
去年は、東日本大震災があったせいもあってか、色彩がおさえられていたような気がするが、今年は本当に鮮やかな色が使われている。
ただ、素人の写真は、どうしてもその鮮やかさをとらえられない!(涙)
実際のルミナリエの光の回廊は、この写真の何十倍も光り輝き、美しかったというのに。
光の回廊を通り抜けて、終着点の東遊園地に着いた。
そこでのルミナリエは、遊園地の周りをぐるりと取り囲むように、サークル状に造られている。
そして、サークルの一番奥には、緑色の輝きを放つドームが置かれている。
光の回廊と同じくらい、このドームは美しい。
私たちは、このドームの前で祈りをささげた後、東遊園地の外に出て、全く別の光のイルミネーションを眺めながら、帰路についた。