のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

明日香へ(2) ≪稲渕から石舞台≫

2012-09-28 18:04:50 | 日記

 稲渕の棚田(案山子ロード)から上に上がって、舗装した道路に出る。

 そこから一路、石舞台へと向かって歩く。

 地元の人に聞くと、石舞台までは、だいたい30分くらいとのこと。

 しかし、道の左手下には、依然、曼珠沙華で縁取られた棚田が広がり、道路の右手の崖には、やはり曼珠沙華が群生している。

 写真好きの私としては、こちらでパシャパシャ、あちらでパシャパシャやっている内に、時間はどんどん経っていく。

 とても30分で着けるものではない。

 

 前回のブログと似たような風景だが、道路から見下ろした棚田の写真を何枚か、載せさせていただきます。

               

 

 

        

 

 

                 

 

 

 

 道路右手は崖になっていて、そこにも曼珠沙華が群生している。

                 

 

      

 

 

 

 再度左手の棚田に目をやると、今まで見なかった花や野菜も植えられていたりして、ちょっと風景が変化してきた。

              

 

       

                (オクラの花)                           (曼珠沙華の手前は、トウガラシ)

 

 

           

                      (前景の花の名前は分からない‥)

 

 

 

 ずいぶん時間を掛けて、やっと石舞台古墳の近くまでたどり着いた。

 疲れ切った私の目に、青空をバックに穂を伸ばしているススキが、爽やかに映った。

                 

 

              

 稲渕も結構すごい人出だったが、石舞台はそれにも増して団体客が多く、遺跡の中からは高校生らしき団体のはしゃぐ声が聞こえてくる。

 私は、今回は遺跡の中に入るのは止めにした。

 (石舞台は、昔はお金が要らなかったが、だいぶ前から、入場料をとるようになってきた。 もちろん、その分、よく整備はされているのだが。)

 石舞台そのものは以前見たことがあるのだし、お金を払って人混みの中に入るのは、馬鹿げていたから。

 それに、遺跡に入らなくても、周囲には、萩やススキなど季節の花が、たくさん植えられていた。

 

      

 

               

 

                      

 

 私は、それらを十分に楽しんでから、そう遅くない時間に、帰路についた。

 

                

 

 

 

 


明日香へ(1) ≪稲渕の棚田の曼珠沙華と案山子≫ 

2012-09-28 16:13:49 | 日記

 墓参から帰ってしばらく体調不良だったが、昨日(27日)は思い切って、明日香の曼珠沙華を見に出掛けた。

 近鉄の橿原神宮駅で下りて、曼珠沙華の一番の名所と言われている“稲渕”へと、直行した。

 昨日は晴天に恵まれ(過ぎて暑かったが‥)、曼珠沙華もちょうど見頃だった。

              

 

 

 稲渕では、“案山子ロード”というのが作られていて、田んぼや曼珠沙華の傍に、地元の方々の力作の、いろんな案山子が置かれていた。

       

 (左上の“かえる”は、今年の案山子展示のテーマ・「かえろかな?」に因んで作られたもの)

 

 

 以下、案山子ロードを巡りながら撮った写真を、ランダムに載せさせていただきます。

 

         

 

 

     

 

 

       

 

 

              

  

 

                

 

 

      

 

 

               

 

              

 

              

 

 

 


情熱の花、≪曼珠沙華≫

2012-09-28 14:41:49 | 日記

 曼珠沙華は、その毒々しいとも言える“真っ赤な色”や“妖しげな花形”から、あまり好きではないという人も多いかもしれない。

 また曼珠沙華が、実際にその根に毒を持つことや、墓地に生えていることが多いこと等から、嫌がる人もおられるのだろう。

 私の父がそうだった。(らしい。)

 (曼珠沙華が好きな)姉が、庭の片隅に曼珠沙華を植えたいと言っても、生前の父は、不吉な花だと言って、決して許さなかったことを、父の没後姉

から聞いた。

 でも私は、曼珠沙華が大好き!

 曼珠沙華の花を見ると、なんか、身体の芯から、切ない情熱が湧き上がってくる気がする。

 “造化の妙”を感じさせるモノは数々あるけれど、曼珠沙華は、他のどんなモノにも引けをとらない、“造化の妙”のスバラシイ産物だと思う。

 

        

 

             

 

               

 

 

 それから、曼珠沙華と言うと、私には懐かしい短歌がある。

 中学校時代の教科書に出ていた、木下利玄の次の歌。

              曼珠沙華一むら燃えて秋陽つよし そこ過ぎている静かなる径(みち)

 

 高校時代までを田舎で暮らした私には、この歌に歌われている情景は、すぐ目に浮かんでくる、ごく自然な情景だった。

 そして、秋の陽に照らされながら「一むらだけ燃えて咲いている曼珠沙華」と、その傍の「静かな径」の、対比の表現が、すばらしいと思った。

 私は好きな歌の一つとして、当時何度も口ずさみ、曼珠沙華を見ると、今でもこの歌が口をついて出てくる。

 そこで、その歌の情景とは少し違うけれど、まあ遠くはないかな?と思う写真を2枚、下に載せておきます。