一昨日(19日)くらいに、大阪にもやっと秋が来た。
日中の温度はまだかなり高いけれど、湿気が少なくなってスッキリしている。
ああ、待ちに待った、秋の到来だ!
秋の到来を感じてか、私の体もちょっとシャンとしてきた。
一昨日は、2週間ぶりくらいにダンスに行く気になって出掛けたが、最後までマアマアに踊れた。
昨日は、用事があって、梅田に出た。
伊勢丹11階にあるJTBで用事を済ませたあと、建物の外(同じ階)の庭に出てみると、買い物を済ませた人たちが、椅子に座って、気持ち良さそうに
休憩・談笑されていた。
これも数日前には考えられない、秋空の下での光景だ。
向こうに見えるスカイビルに、周りのビルの影が、ちょっと面白い形で映っていた。
阪神百貨店で買い物などを終えると、私は突如、秋の風景に出会いたくなって、長居公園に行くことにした。
出来れば奈良にでも行きたいところだが、時計はすでに午後3時半を回っている。
長居公園に行くのだって、もうギリギリの時間だ。
長居公園に着いて空を見上げると、そこにはいかにも秋らしい雲が広がっていた。
長居公園の外周道路の両側に植えられた銀杏の中には、かなり色づいているのもあった。
時間を気にしながら早足で、“長居植物園”へと向かう。
長居公園入り口から長居植物園までは、意外に距離がある。
植物園に着いたら、もう4時を15分ばかり過ぎていた。
閉園は5時とのこと。
私は、テレビが紹介していたキバナコスモスの群落だけは見たいと、地図を頼りにその場所へと急いだ。
でもその途中で、心惹かれるモノがあれば、やっぱり写真を撮ってしまう私‥。
植物園を入ってスグのところで、色とりどりのニチニチソウが、私を迎えてくれた。
(上の左の写真は、やはり入り口付近に設けられていた“秋の七草”を紹介するコーナーで、比較的きれいに咲いていたナデシコの花。)
植物園の中心には、かなり大きい池がある。
その池の周りの小道を、傍らに植えられた花々を楽しみながら進んでいく。
一生懸命歩いて、やっと、目的地(キバナコスモスの群生地)に到着。
時計を見ると、閉館時間にはまだ少し間があった。
それに、周りには、私以外にも数人の人がおられる。
そこで私はすぐに引き返すのは止めて、もう少し周りを歩くことにした。
ちょっとした森の中の道を歩く。
森自体は、一見まだ夏の装いだけれど、夏の終わりを告げるツクツクボウシが盛んに鳴いていて、季節の確かな移り変わりを感じさせてくれる。
森を抜けて、再び池のほとりに出ると、パンパスグラスという(遠目にはススキと間違えそうな)背の高い草が、ちょうど穂をいっぱいに開いていた。
池では、2羽のオシドリと、2羽の白鳥が、気持ち良さそうに、水面に浮かんでいた。
池を廻り終わって、植物園の出口に着いたのが、ちょうど5時かっきり。
慌ただしい“秋との出会い”だったが、私はそれなりに満足して、帰路についた。